2012年07月04日

(THE BACK HORN 大阪レポ)うさぎ「美味し」かの音

相変わらずライブレポはどうにもこうにも書けませんが、約3ヶ月ぶりに観た、

【THE BACK HORN】

のライブは、やはり胸を打つものがあったので、ここに記してみる次第。


ちなみにこの時のライブは、【チャットモンチー】【POLYSICS】との対バンイベントだったが、
そちらのライブレポはまたいずれ…書けたらいいなぁw


さて、この日は、ライブに至る前に、とある衝撃的な事実を知ることになった。

【TRIBAL CHAIR】が解散。

…正直、昨年末からバンドの音沙汰が全くないことで、薄々覚悟はしていた。
しかし、やはり改めて告げられると、ショックは受ける。
更には、「事後報告」の形で知らされた分、どうにもやるせない。

そんな悶々とした気持ちを抱えたまま、ライブに挑むことになったが、
結果から言うと、その思いを払拭してくれるぐらいに、
(但し、やはりトライバルにも思い入れが深い分、時たま思い出しては鬱々とする気分は、今後も長引くとは思うんやが)
いいステージをバックホーンは観せてくれた。



そんなライブは、ソールドした為にパンパンになったフロントエリアに、私がスタンバイしたところから始まった。

定番、栄純側の隅っこにいた訳だが、ここ最近の彼らのライブでは、端でも立錐の余地がないぐらいギュウ詰めになるので、
後ろで観ることも考えたんやが、やはり過去の栄光(?)は捨てられないのよね…w

その過去と、端の柵にしがみついている中、割と唐突に、しかし聴き慣れたゆえに身体にはスッと染み入るSEが響き渡る。
歓声と共にメンバーが登場し、特に、笑顔で両手を上げて出てきた栄純の姿に、涙すら滲みそうになった。

再び(実際には何たびなんだろう)髪が短くなった将司のシルエットが、マイクスタンドを奥にやり、こちらを向いて定番の一言、

「こんばんは、THE BACK HORN です」

上がる歓声の、それを切り裂くかのように鋭く響いたイントロは、

『幾千光年の孤独』

…のちによく考えれば、アルバム名『人間プログラム』をもじったこの日のイベント名からして、
この曲が初っぱなに来ることは予想がついた気もするが、
この時は純粋に、鳴り響いたイントロに発狂した。
その狂乱に合わせて、早速ヘドバンも勢いよく。この時点で既に痛かったw

ラストサビにて、久々に音を下げずに歌った将司の声のその勢いが、
この後のライブの流れを加速化させたように思えた。

『反撃の世代』

グロリアs…ではないwイントロが一閃、新アルバムからこちらの曲が。

音源で聴いた際にはさほど惹かれた訳ではなかったが、ライブ映えが大層素晴らしかった!
ラストまで衰えぬスピード感が、生で聴くと本当に快かった。

『アカイヤミ』

曲が始まる前の雰囲気から、変態曲が来る予感はひしひしとしていたんやが、
狙い通り、赤いこちらが炸裂。
光舟のヘドバンもやたらと炸裂w

ラストサビ前からは、将司の噛みつくような吐き出すような声が、鮮血の如く迸り、
一層のアカさがステージ上に塗りたくられて、
もちろんその返り血はしっかり享受。嗚呼悦ばしい。


この3曲がかなりの勢いで駆け抜けた分、私のテンションの上がり具合も半端ではなく、
この時点で既に汗だく、そして満足状態。

そんな心の昂りゆえと、噛まなかったせいもあって、マツのMCは覚えてませんww

…あ、でも、彼の前髪が6:4くらいの割合で、左右に別れて跳ねていたのは何だか印象深かったwww


『初めての呼吸で』

ベース音が心臓の音を刻み、そして歌声が呼吸を奏でるこの曲を聴くのも本当に久々。
緩やかに、まさに日々の呼吸のように自然と添ってくれる音が、この時の心情にはとても染みた。

「死んでやると飯を炊きながら日々を越える」
「初めての呼吸で好きだと言えたらいいのに」

これらの詞が、自分の中に吸い込まれては、巡り廻って、安らぎとして吐き出されていった。

『シリウス』

燃える星の力強さを以て放たれた声が、瞬き輝き、そして更に燃え盛る。
「もう二度と離さずに」の声が、焦げ付いたかのように胸に残った。

『コバルトブルー』

言わずもがなの大暴風。このイントロが響いた際のフロアの状態は、台風もかくやと思える程w

この曲の時だったかどうかは記憶が朧気だが、
この日のライブでは、栄純と目が合っ(た気がし)て、
その眼差しの優しさ温かさにはとても癒された。
やっぱり私はこの人が、このバンドが好きだと実感した。

『戦う君よ』

そんな心持ちには、この局の鼓舞も一層響く。
妙なタイミングで転がっていったダイバーも、そんな鼓舞に煽られた結果だと思えばご愛嬌ww


さて、大抵の場合、セトリが一段落した時の第一声は、ご存じマツが放つことが圧倒的に多い。
私でさえそれを信じて疑わなかったのだが、
この時、その第一声を発したのは将司だったので、少し驚いた。

もっとも、よく考えれば、最近の彼はラスト曲前に言葉を発することが増えていたので、
あまり意外ではないのかもしれないが、
それでも、彼が新アルバムの紹介みたいな内容や、
それに関する思い入れを語ると言うのは、私にとっては珍しかった。

そして、おこがましいことではあるが、「何だか成長したな」と思えてしまった。
それがわかるくらい、彼を、彼らを観続けて来れたことが、嬉しかったり誇らしかったり。


そうした将司の言葉と、私の感情が渦巻く中に、最後の曲、

『世界中に花束を』

が、喜びの権化のように咲き誇る。

とは言え、その花の裏には僅かな哀しみも滲んでいるもので、
将司からひとしずく垂れた汗が、まるで涙のようにも見えたのだけれど、
しかし、彼の歌声はそれをも包み込むかのような温かさだった。
涙さえ、花のひとひら、かく歌う。



この曲が終わって捌ける彼らに向かって、久々に大音声で礼の言葉を放った。
悶々とした思いを払い除けてくれたこと、
そして改めて「私には彼らがいる」と気付かせてくれたことに対して。


…その思いゆえ、ツアー初日の東京に俄然行きたくなってしまったことについては、
金銭的な面から、少し苦情を申し立てたいのですがねwww


何にせよ、素晴らしいライブを本当にありがとう。
ここに再び大音声。

余談ながら、このイベントでは、
出演バンドのメンバーを、イベンター「清水音泉」のキャラに見立てたイラストの手ぬぐいが配られ、
もちろんバックホーンもしっかり描かれていたんやが(写真)、よくよく見ると、

ベースとドラム(太鼓)だけ、明らかに脚が長い。

その芸の細かさに惚れたwww

…もっとも、ボーカルとギターからしたら、


「余計なことしやがって…」

と思っている可能性も、なきにしもあらずだがwww
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posted by まゆみ at 23:42| Comment(0) | TrackBack(0) | THE BACK HORN | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月13日

世界中に「音」束を

正直、最近は音楽への意欲も若干薄れてきているこの頃だったが、
ご存じ、【THE BACK HORN】の新アルバム、

『リヴスコール』

が発売になり、
実はこれすら週末まで購入を見送るつもりだったが、
各所で、フラゲ分が何かと評判が良かった為に、
(特に、歯に衣着せぬ某掲示板でさえ高評価だったのが決め手)
とみに欲しくなり、急遽発売日に買いに行ってきた。
久々に意欲が首をもたげた瞬間だった。


テンションやや上がりついでにファッション雑誌をも同時に購入し、
家に帰ったのち、おもむろにCDプレイヤーのスイッチを入れる。

…まずはざっと一周聴く。

第一印象は、優しい、何だか柔らかい、そして切ない。

前作『アサイラム』が、かなり硬質な作品だったこともあり、一際そう感じた。

もちろん、曲自体には激しいものもある訳だが、
それもまた、前作のゴリゴリした感触とは違う、何処か弾力のある激しさ。

なので、全体としては従来のアルバムに比べても、
やや軽やかで柔和で……そして深みがあるように思えた。

正直、数年前の自分にならば、あまり響かなかったかもしれない。

しかし、年齢による音楽の好みの変化や、今現在の心持ちには、しっくり合う。不思議な程に。

もしくは、ようやく私の心が彼らの生き様に追い付けたのかもしれないな。
まぁ今でも、もちろん初期の曲大好きですがねw


では、1曲ごとの感想を簡潔に。

『トロイメライ』

はい、初めのこの曲で、優しげな音とは裏腹に、ガツンとやられました。
心を光で温かくくるまれたような、もしくは木漏れ日の下にいるようなそんな音が、
今の自分には衝撃的な程に優しかったゆえに。

イメージとしては「朝の『ワタボウシ』」。
この曲でライブが始まるのはそそるなー。


『シリウス』

結局シングルは買い損ねた為に、きちんと音源で聴くのは初めて。
出だしの将司の声から、何処か心を衝かれる。
「もう二度と離さずに」の箇所が、特に心を揺さぶられる。
物悲しい力強さが、前曲といいギャップで、その移り変わる瞬間は、何度聴いてもハッとする。


『シンフォニア』

これもきちんと聴くのは実は初めて。
イントロのスパークは格好いい…のだが、その分、
彼らの最近の傾向にありがちな、
サビでの若干の尻すぼみ、歌詞の詰め込み感だけはちょっと残念。
とは言え、何故か脳内リピート率は高い不思議w


『グレイゾーン』

「人は皆万物の寄生虫」 これに尽きるね。
「俺たちは害虫」とはまた違うニュアンス。


『いつものドアを』

至るところで評判のよいこちらですが…はい、私もご多分に洩れず、最も心に響いた曲。

「いっそ殺してくれないか」以降の胸の締め付けられ感は、もう本当に痛い程。
もちろん、それまでの歌詞もあまりに身に染みる。何処か無情さを感じる音ゆえに一際。

そして、【TRIBAL CHAIR】に通ずるエモさを感じられたのも、特に惹かれた理由かな。
このボーカルの声でもしっくり来ると思うよ。


『風の詩』

『ぬくもり歌』を思わせるけれども、こちらはそのタイトル通り、涼やかな浮遊感を感じた。


『星降る夜のビート』

…【SCOOBIE DO】の曲を間違えて入れたのは誰だぁ!!

…いや、もう本当にそんな気持ちですw
曲自体がどうこうよりも、バックホーンの音と声でのこう言うテイストはちょっと受け入れられないなぁ…。
ライブでの化け待ちかな。


『超常現象』

初めはそんなに好きではなかったが、聴いている内に何だか中毒になってきたw
ライブで聴いていい意味で気持ち悪くなりたいw


『反撃の世代』

イントロが思いきり【GLAY】の『グロリアス』でワロタがw、
いざ曲に入れば、純和風なサビがいい感じ。
光舟が絶賛したと言う、将司の「さー!!」の発音はさすが。


『自由』

これは、彼らお得意の「夏のノスタルジー系」に分類されるのかな。
無常感と懐かしさが入り交じった…すなわち好きな類いでございますw

これまでのそれに比べると、特にラストサビは若干風通しがいい感じの音ではあるが、
この曲に関しては、むしろそれが心地いい。
まさに「行こう…行こう…」な気持ちになれる。


『世界中に花束を』

やはりと言うか、この曲がこのアルバムの「核」ですな。
最初の一声が流れた瞬間から、空気が変わったように感じられたくらい。

アルバムと言う形で聴いても、
摘み取られて尚輝きを見せる花そのもののような強さは、何一つ衰えてはいなかった。


『ラピスラズリ』

タイトル的にも曲調的にも『コバルトブルー』と対になりそうな曲だと思った。
サビの弾力が非常に気持ち良く、このアルバムの中では2番目に好きな曲になった。
「満身創痍」「誠心誠意」の対比も好き。
強いて言うなら、アウトロなしで終わったほうが良かったように思う。


『ミュージック』

…うん、【GLAY】ですねww
『枝』といい『パレード』といい、最近のラストチューンはそう言う傾向があるなぁ…w

でもこの曲、純粋に好きです。
従来の締め曲よりも、少しばかり軽さは感じるものの、
今アルバムは曲数が多いこともあって、むしろそれがいい塩梅。
軽いとは言えども、詞には重みもあって、
「笑うその顔はとても綺麗」
と言う言葉は、優しく、しかしズシッと心に響いた。

【ACIDMAN】の『OVER』を聴いた時と似たような気持ちかな。
あれも、それまでの彼らのラスト曲に比べたら軽さがあったけれども、でも、私にとっては最も好きな締め曲になったし。

友人が言っていた、この曲から冒頭のトロイメライに戻っていくイメージもまた、いい。


…しかし、トロイメライに始まりシンフォニア、ビート、そしてこのミュージックと、何とも「音」尽くしなアルバムですなw
(スイートプリキュアのようだ、と思ったのは内緒の話w)

私の感覚では、奇数枚アルバムとその次に出る偶数枚アルバムは、
テーマに沿って対になっていると勝手に思っているので、
(ちなみに私の解釈では、前々作の『パルス』が「白」‐『アサイラム』が「黒」)
今回のこの『リヴスコール』は、さしずめ「音」で(と言うかそのままだがw)、
そうなると、それに対して、次回アルバムは「絵」と言うイメージになりそう…と、えらく先のことまで考えてしまったw


何にせよ、私としては気に入ったアルバムです。
行く予定はなかったツアー初日の東京に、とみに行きたくなったくらいには。

…「電光石火で駆けていけ」たらいいなww



…余談ですが、挙げたように『ミュージック』然り『反撃の世代』のイントロ然り、
更には『シンフォニア』の何となくの感じが、つくづく【GLAY】づいているなぁ…と、兼ファンな私には朧気に感じられた訳ですが、
改めて各曲名を見てみると、


『グ レ イ ゾ ー ン』


狙 い 済 み で し た か www
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2012年04月05日

(THE BACK HORN、大阪レポ )桜餅と雪見大福

「マニトランプ」内にて、メンバーのご尊顔は拝みまくったとは言うものの、
この日はもちろん本人達にお会いするのが一番の目的、とばかりに、いざなんばHatchへ。

ちなみに、この時例の山田雨は既に止み、青空が覗いておりました。

将司もちょっとは大人になったのかw、
はたまた、名前の通りに素晴らしい晴れ男たるひなっちの影響かww


そんな空の下装備を整え、いざ入場。
諸々のはからいにより、かなりいい番号を手にしていたので、
バックホーンが最初と言うこともあり、かなり前方にも行けたんやが、
明らか圧しがキツくなりそうな雰囲気だったので、
近くにいた、この日初めてお会い出来た国枝さんと、沙華 ちゃんとしばらく話したのちに、端のほうに避難。
…豚に真珠とはまさにこんなことを言うのだと思うw

そんな端も割とギュウギュウで、更に何故かSEが鳴る前に人がなだれ込んで来た為、やたらと狭い。
いざ始まってからも結構窮屈だし…、これからは、大阪でのバックホーンライブでは2柵目以降が得策かねぇ。


【THE BACK HORN】

ともあれ開演を待っていると、従来通り、10分程過ぎた辺りでSEが。
メンバーが登場…してくるも、光舟側にいたので、栄純があまり見えないじゃないですかー!やだー!!

まぁ見えないものは仕方ないので、音と見えるものに集中。
将司がマイクスタンドを下げる仕草は割と見え、そこから挨拶の一言、そして、

『雷電』

の、おどろおどろしい音が、青緑色の照明の雲と共に立ち込める。

結構ヘドバンをかましながら弾く光舟の周りに、ステージ全体に、曲が帯電したかと思うと、
サビではそれが空間全体に光り、轟いた。

それに打たれた為なのか、この時点でダイバーが飛び上がっていたw

『罠』

そんな雷撃が災害とみなされたかの如く、サイレンのようなイントロが響くと、
毒林檎色の照明に、甘い蜜のメロディが零れた。
サビでは毒が回り悶え…そしてラストで安らかに。

『一つの光』

案の定新譜を買っていないのでw、この時が初聴きやったんやが、想像以上に格好いい曲で驚いた。
何処か、疾走感を出した『ひょうひょうと』のようなイメージ。そして更に前向き。

マツMCは珍しくすべらなかっので割愛www
真面目なことを語って省略される人間と言うのも珍しいwww

『桜雪』

わずかなセッション音が何かが降り出しそうな空を醸し出し、
照明が月光の様相を描き出すと、
こちらの曲が、ひらひらと舞い、しんしんと沈む。

春の気配はありつつも、割と寒さの残っていたこの日に、何とも相応しい曲。

ソロパートを弾く光舟の指に桜の花びらが舞い、
マツの刻むドラム音が雪を降らせ、
さしずめ、栄純のギターはそれらを吹き上げる風、と言うところか。

そして、将司の声が全てを「水彩画」にして描く。
私の感情もまたその中に「塗り潰され」た。

『クリオネ』

前曲で「身を投げ」た海の中にいるであろうこの生き物、

この曲では、夢と現の間の、半透明な微睡みを泳ぐ生き物となっていた。
将司のアコギ音に合わせて、ゆらゆらと。

『真夜中のライオン』

前曲の緩やかさとは一転、炸裂する照明と咆哮する声が空間を襲う。
光舟のベース音が疾駆するライオンの足音のようで、
そしてサビでは、何かに飛び掛かる獣の姿が、観客の盛り上がり具合に現れていた。

『コバルトブルー』

もちろんイントロの段階から爆発的に盛り上がるこちらの曲ですが、
ダイバー各位はサビまで待とうぞw メロの段階でのダイブは止めいww

『刃』

割と久々に聴いた為もあって、この曲が抜き放たれた瞬間、思わずモッシュピットへ!
剣戟の如きモッシュはもちろん楽しけれど、
その果ての鬨の声、ならぬ合唱では、久々なせいで息が切れたw

この曲終わりで将司がMCをしていたかな。
印象的だったのは、
「(次の)ナッシングスが、皆の色んなこと受け止めてくれっから」
と言う台詞。
それは、「何も刻まれていない石」(ゆえに、何でも刻める)と言う、彼らのバンド名をよく表していた言葉だった。

『世界中に花束を』

そんな「石」に花を添えるかのようなこの曲が、優しく、そして熱く歌われる。

そして、大半の場合はこの曲でアクトが終わるんやが、
この日は最後にもう1曲あって、それと言うのが、

『シリウス』

最後に、しかし最も力強く瞬いたこちらの曲は、
「焼き焦がす」が如き感情を迸らせながら、明ける夜、すなわちアクトの終わりに溶けていった。
相当の回数聴いた曲ながら、位置が変われば響き方も何だか違ったように思う。

…そして、早いところ音源を買おうw


こうして、毎年恒例、3月のバックホーンライブ@関西は終了。
今回も、セトリとしてはそこまで好みな感じではなかったんやが、何故だか結構心に響いたライブだった。
「共鳴度数」なるものが、割と高い日だったように思う。
とりたててピンと来る理由は思い付かないが、ライブと言うものは、それでいい。


ドリンクカウンターにてアルコールを投入し、きのぴーちゃんと37564氏に再会した後、
ほろ酔い気分で後攻の【Nothing's Carved In Stone】を観る。
音も声も大層格好いい…のだが、
この日だけかもしれないが、どうにも私にはピンと来なかった…。
時折、楽しく跳ねられるような曲もあったし、声は素晴らしい色合いだし、
ひなっちのベースはやはり素敵ではあったんやけど。

あまりに多くの人が、彼らを求めて群がったので、
私が何かを刻めるようなスペースが残っていなかっただけの話かもしれないな。



3月末日、雨と晴れが交錯したこの日のライブは、こんな模様で過ぎていきました。

この日は、いい意味でそれほど激しくない心地で過ごせたんやが、
次回、4月にまたここなんばHatchに赴く際のライブと言うのが、

【9mm Parabellum Bullet】vs【HAWAIIAN6】




激しい激しくないどころの話なんぞ超越して、生きて帰れる気すらしませんwww
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posted by まゆみ at 23:25| Comment(0) | TrackBack(0) | THE BACK HORN | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月05日

(RADIO CRAZY 30日レポ)肉巻きボディでダンスを刻め

さて、年末に参戦したライブの内、

12月30日 「RADIO CRAZY」@インテックス大阪

の話を。

…先に情けないことを申し上げますと、寒さとイマイチな体調のせいで、
あまりこの日をきちんと体感しきれず、よっていつも以上に手抜きな面もあるかと思われます。
新年早々、みっともなくて失礼をば。



前日は想像していたよりもあっさりな仕事納めとなったので、朝には起きていざ会場へ向かう。
フェス会場とは遠いものと言うイメージがあるが、インテックスは割と近いので本当にありがたい。

まぁ近い割にロケーションは陸の孤島なのですが…w、最寄駅で降りたらば同志の姿が沢山!

みwなwぎwっwてwきwたww

そんな同志達に続いて歩いていくと、目に入って来たインテックス、そして「RADIO CRAZY」の文字…(写真1枚目)。

みwなwぎwっ(ry

ともあれ、入場してまずはクロークに走り、上着や荷物を放り込んだのち、
クロークと同じスペースの物販や書初めを冷やかして、そして腹ごしらえ。

開演時間も近付いていたので、

「肉巻おにぎり串」(写真1枚目)

を手軽に頂く。
お手軽ながらボリューミーだし旨い。2chスレでも割と好評だった。

モグモグしながら歩いていると、飲食ブース内の小さなDJコーナーにて、
【サカナクション】→【MAN WITH A MISSION】とかかり、もちろん大盛り上がり。
その中心にいる人も、少し離れたところで踊っている人も皆楽しそう。


それを少し眺めたのち、いざライブへ。
大ステージたるLステージへ向かう。


【Base Ball Bear】(踊)

実は、観るのもきちんと音を聴くのも初でしたが…、
いざ観てみたら、意外な程にメロディーも声も好み!

ベースの史織嬢の黒ワンピース×赤タイツ姿にもハァハァしたが、
それよりも更にハァハァしたのは、ギター湯浅将平氏のなまめかしいダンスにだった…!ww

しかし本当に曲が好みでどうしようw 年の終わりの嬉しい出会いでした。
2012年にはハコでのライブも行ってみたいな。


【The SALOVERS】(踊)

小さいほうのステージに移動し、何やかんやで4ヶ月くらいの間に4回は観ている彼らのライブを。
それだけ結構好みだと言うことです。

1曲目に『フランシスコサンセット』が奏でられれば、小ステージながら前のほうは結構な盛り上がり!
続いて大好きな『SAD GIRL』が来たならば、私ももちろん踊りまくるが、
隣ステージのアクトを観たかったが為に、この曲が終わる辺りで、
後ろ髪を引かれながら移動。

…しかし、そのアクトの開始時間を間違えていて、本来ならばもう少しサラバを聴けたことが判明w
何だかもう自分自身がサッドガールww(ガールって歳でもガラでもないがww)


【[Champagne]】(踊)

とは言え、こちらは1曲目が大好きな曲たる『For Freedom』だったので、それを聴き逃さなかった点では良かったかな。
もちろん1曲目から、踊る、踊る!

のちの『Rocknrolla!』でも楽しく踊るも、あくまで私自身の体調のせいで、終盤は少し音酔いしてしまった…。


ので、少し早めに退場して、休憩、かつお昼ごはんに、

「南海ケータリングの豚骨担々麺」(写真2枚目)

を食す。割に旨い。

更にデザートに、例の肉巻きを買ったのと同じ店にて、

「よもぎみたらしだんご」(写真3枚目)

も頂く。お手軽ながら食いでもあり、よもぎの香りもしっかり。ウマウマ。


それらを食べて回復した辺りでライブに復帰!


【SHERBETS】(聴)

ご存じ、ベンジーがギターボーカルを務めるバンド。
ガッと盛り上がると言うより、大人な雰囲気で聴かせる音で、
ベンジーのその甘美な声や艶やかな仕草とも相俟って、思わず酔いしれてしまった。
音酔い後の身体には更に染みたな…。

ベンジーの、「来てくれてありがとね」の台詞や、
最後捌ける際に、紳士おじぎをした姿にはもう本当にドキドキ。
トライバルのヒロキに負けず劣らずの素敵なおじぎでしたww


【TAIJI at the BONNET】(聴)

年配アーティスト繋がり(?)で、
佐藤タイジにうつみようこ、阿部耕筰にウエノコウジに奥野真哉と言う何とも豪華メンツなこちらを観賞。
全員がフード付きマントを纏っての登場と言う怪しいスタイルwながら、
タイジ氏の張りと色気のある声、そしてその笑顔には惚れぼれ…。
そしてうつみさんの声がこれまたド迫力で素晴らしい!
吸い込まれるように聴き入ってしまった。

いやはや…年配アーティストって素敵だ!


【フジファブリック】(聴)

思えば、ボーカルの志村が急逝したのが、2年前のこのフェスの直前で、
そこから再始動に至ったこのバンドの、ある意味リベンジ的な舞台を見届ける為か、ステージはかなりの人入り。

途中から入った為に、かなり後方で観ることになったが、その声はひしひしと届いてくる。
もちろん、総君の歌声は志村とは全く違う、良くも悪くも癖の薄いもの。
…しかし、その音(志村逝去後に作られたであろう曲)のほうは、フジの音に決して詳しくない私の独断ではあるが、割に、
所謂「変態要素」が入っていたように思う。
そしてその音と、総君の歌声はマッチしていたようにも。

更に、『虹』や『TAIFU』と言った既存曲もやっていたが、あくまで私としては、あまり違和感を覚えなかった。
むしろ、初めて彼らを知った曲である前者と、大好きな曲である後者を、
こう言った形ででも聴けたことが嬉しかった。

フジファンの方には噴飯ものな感想かもしれないが、あくまで私が個豚的に思ったことです。


【TRICERATOPS】(踊)

ステージのモニターを見た瞬間、ワダショーの顔が好みなことに気付くw
そんな邪な視点は持ちつつ、その声と音に、ゆらゆらと踊る。

終盤の『トランスフォーマー』にて、観客への煽り時間がかなり長かったので、
この曲で締めかと思いきや、最後の最後に名曲『Raspberry』!
いや〜これには踊った踊った…。
周りも本当に楽しそうに踊っていたな〜。


【サカナクション】(踊)

そんなダンシング気分を引き継いでこちらのアクトへ。
しかし、言わずもがなの人気バンドで、人が満杯になることが予想されるこちら、
更に彼らの出るステージは構造的に退場がしにくい為、
「次のアクト」を絶対に見逃す訳にはいかない私は、出口にかなり近い場所で、更にその次アクトに遅れないよう、少しだけ観賞。

『モノクロトウキョー』の無機質な音と、『アルクアラウンド』の夜の海流を楽しんで踊ったのちに、名残惜しくも移動。リベンジは「version21.1」にて果たす!
観客の盛り上がりはさすが、の一言でした。


【THE BACK HORN】(暴)

これは遅れる訳にはいかないでしょ?w
無事に開演10分前くらいには到着し、栄純側10列目くらいで待機。
その間のBGMが、【BRAHMAN】の『SEE OFF』→【10-FEET】の『RIVER』で、既にテンションがアガるw

そして、例のSEが響き渡り、開演。
…12月は、私としては色々悩むところがあった分、登場した栄純の姿を見ただけで、つい泣きそうになってしまった。
もはや私にとって、彼らの存在はそれだけで力の源なんだな。

そんな思いを汲んでくれたかのように、1曲目から何と『戦う君よ』!
この曲始まりと言うのはかなり珍しいが、それでもアガらぬはずはない!
フェス仕様だからか、将司のマイクこちら向けはなかったけれど、
栄純の天の指さし(但し、例の箇所より少し早めの時点で)を見られたので満足。

そしてそこから『刃』とは!かなり突っ走りますな〜!
その力強い音と声を聴きながら踊りながら、序盤2曲で既に心はゲキアツ状態!

マツのMCでは、震災のことや、大阪に沢山来られたことを訥々と。
…この日は珍しく噛まなかったww

そうしたMCから、イントロが静かに軋み、そして伸び出したのは『生命線』。
命通った朽葉色の照明の中、将司の歌声が凛として響く。
この曲で手拍子が鳴り響いたのは頂けなかったがw、
そんな、「必死で燃えている」ような音は、しっかりと堪能した。

そこから続いた『シリウス』は、いつも以上に熱く燃え瞬いていたように思えたな。

その後はマツの恒例の煽りが入り、
『声』のイントロが翻れば、観客の手や身体もまた勢いよく翻る。

更には、これまた恒例のセッションから、『コバルトブルー』が大爆発!
もちろん最大規模にモッシュが膨らみ、その余波を受けて、危うく私のメガネが吹っ飛びそうにww

しかし幸い、顔から離れなかった為、すぐにかけ直せたけれど、何となく違和感が。




右 の レ ン ズ が な い !!! www

慌てて足元を見ると、幸運にもすぐ近くで、更に割れてもいない状態で発見。たすかったー!!
…しかし、そのメガネを直していた為、ラストサビはほとんどきちんと聴けなかった…ww

最後の曲に入る前に、将司からのMC、と言うか挨拶、が、

「どん…!どうぞよろしく」

みたいな言い方になっていて、

噛 む の は お 前 か !w

と、つい思ってしまったww

そして最後の曲は『世界中に花束を』。
優しく温かく歌い上げるも、この日はあまり声の調子が良くなかったのか、
時折ガナるような感じになっていた箇所もあったが、それがむしろ良かった。

花は、綺麗なだけでなくてよい。そんなことを思いながら、最後まで聴いていた。


そうしてバックホーン終了!
この日唯一と言っていいくらい(メンツ的にもね)のガチ暴れだったので、もちろん空腹…w なので、

「タンドリーチキン丼」(写真4枚目)

なるもので腹ごしらえ。

お肉ゴロゴロで味付けも旨いが、ごはんにもタレが欲しいw

そしてデザートに、

「ミルクシュー」(写真5枚目)

これが、柔らかくてミルククリームもまろやかで絶品!
お土産に欲しいくらいだったわ…w


そんなごはんとデザートを平らげ、いよいよ締めのアクトへ!


【フラワーカンパニーズ】(踊)

ラストとあってかフロアはかなりの大入り。
そんな中に颯爽と登場するメンバー、
そしてまずは『馬鹿の最高』を軽やかに歌い上げる圭介氏。
続く『チェスト!×3』では更にステージを軽快に走り回り、歌にも躍動感が満ち満ちる。
…結果、暑くなったと言って衣装のポンチョを脱ぎ捨てていたがw

『深夜高速』は、疲れていたこの日の心には、いつもに増して響いた。
「生きていてよかった」のフレーズが、痛いくらいに染みた。
そんなこの曲ももちろん良かったんやが、
その次にやった『東京タワー』には、更に心を揺さぶられた。

「誰に見向きされなくなっても、文句も言わずに空に向かって立っている」

と言った旨の詞が、もう本当に泣けた。

そんな涙を誘うような曲目を挟みつつも、『ラララで続け!』や『恋をしましょう』で再び楽しく盛り上げるのも彼らのクオリティ、
そしてその真骨頂はやはり、アンコールでの『真冬の盆踊り』でしょう!
(余談ながら、アンコールで再登場したグレート氏は、紅白ストライプのオーバーオール姿でめでたいイメージw)

まさに真冬のこの場にて、真夏の如き熱さで繰り広げられる盆踊りは、
大団円に相応しき素敵な光景。
先のトライセラの『Raspberry』と並んで、本当に人が楽しそうに踊っていた瞬間だったな。


最後の最後までそうして踊り倒し、実は私は初参加だった「RADIO CRAZY」は無事に終幕!
体調がもう少し良かったならばもっと楽しめたんやろうが、それでも十分に楽しかった!

年末にはやはり年忘れの為のライブに限りますな〜!!

そして、翌日の「KINDAMA」は更に更に楽しく、もう本当に終わり良ければ全て良し、な気分だった。
そのKINDAMAレポもまた、おいおいお送り致します。


何にせよ、今年2012年もライブ豚生楽しむぞー!!
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2011年11月30日

(THE BACK HORN、大阪レポ)魂と肉の間にて

11月下旬ともなると、川べりに位置するなんばHatchでの入場待ちは辛いものがありますな…。

まぁ上着まで全て着込んでいたのと、
何より、溢れ返る超ミートテックwのおかげで、
凍える前には無事入場!

入ってしまえばもう用無しじゃ!とばかりに一転上着を邪魔物扱いしてロッカーへw
ミートテックも出来れば放り込みたかったが、その肉量に対して、

ロ ッ カ ー が 小 さ 過 ぎ た

ので断念しましたwww


そんなこんなで肉は纏わり付かせたままwフロアへ。
この日は栄純側前方の端…則ち定位置へw
しかし、いつもに増して人が多い気がして、ライブ中の動きにちょっと懸念が…。
更に、途中開演待ちBGMがブチブチ途切れる辺りが、本番に影響はないかと心配になる。
(結局、CDのキズが理由だった為に事なきは得た)


そんな多少の不安を打ち破るように、この日は名物・田口氏の前説はなしで、突如暗転、SEが流れ出す。

その際の前方への人の流入具合には些かビビりつつも、
何処か心臓音そのもののような「マーチ」的なSEに、
己の心音との共鳴を感じながら、ステージを見据える。

鈍い赤色の照明の中、メンバーが登場。
将司が一言、「こんばんは THE BACK HORNです」
前回の学祭では時間的に、「こんにちは」だったので、その対比をひそかに楽しむ。

そうして、照明の赤が、更に鈍い輝きを強める中、何処かSEから連動したようなイントロが響く。

『敗者の刑』

この曲を生で聴くのは、本当に4年半ぶりくらい。
あの時は将司の髪が銀色だったよな…とも思い起こしつつ、
時折唸り、時折囁く彼の声と、無機質と感情が交差する判決に身を委ねる。

間奏で栄純が猛烈ヘドバンしていたのもあの時と同じシチュエーション。
…今回は人詰まり過ぎで、私が連動ヘドバンしにくかった辺りは、異なる点ではあるがw

『幾千光年の孤独』

前曲の、余韻と緊張を見事に幾千光年先に吹っ飛ばすかのようなイントロが一筋流れた瞬間、
フロアの暴発具合もこれまた凄まじい様相に。

11月に行ったライブでは全て「鳥獣戯画の宴」と言う言葉を聞き、
そしてその通りのライブ風景を目にしてきたことに、さりげなくほくそ笑む。

『光の結晶』

これまた前2曲とはガラッと雰囲気が変わり、音が、光がまばゆいばかりに弾け飛ぶ。

間奏のソロでは、光舟と栄純が2人して中央のアンプに飛び乗り、そのプレイを魅せる!
こちらから見えた光舟の表情が、何処か柔らかかったな。

栄純はそれ以外の箇所で、キラキラの笑顔を結晶のように撒き散らしながら、ステージの端のほうまで来てくれていた。


マツMCでは、この日も「生き残ってしまった〜」と言う表現を用いていた気がする。
色々と思うところもあるのだろうな。


『パラノイア』

突如、神聖にして何処か淫猥なコーラスが響き、壮大な妄想劇場が繰り広げられる。
まさに寸劇のような手ぶりをしながら歌う将司。
あどけなくて狂おしい。

「空が大地で大地が空になったら〜」の箇所での、
上半身を反り返らせてマイクに口を近付ける仕種には、
その歌詞の「反転」の様相がありありと現れていた。

『カラス』

そんな「反転世界」から、空を舞うのか地を這うのかわからぬままに翼をもたげたカラスの、
その哭き声が黒く、赤く谺する。
ラストでの叫びの繰り返しは、もはや嗤っているように聴こえた。

『赤い靴』

イントロの衝撃と共に転がり落ちた赤いそれが、凄まじいベース音の乱流に弄ばれていく様を、曲の中に見た。
ドラム音はさしずめ雨音、か。

『墓石フィーバー』

イントロが地獄の扉を叩けば、「魑魅魍魎はまさに全身全霊」と言わんばかりの音と姿がそこにあった。
将司はこの日もしっかり揉みしだいており…それによって、
し っ か り そ そ り 立 っ て
もいましたw もうグワーッとww

間奏では白熱の照明が勢いよくフラッシュ。
まさにナイトフィーバー!!(あ、北斎w)


この後でのMCでは、例の如く皆が思い思いに喋る。

栄純は【ジャッキー・チェン】の映画にいたく感動したとのことで、
移動中のタクシーの中ではずっとその話ばかりしていた、と言うのは光舟の弁w

そんな光舟は、マーチの金管楽器のフォルムの完成度が、心臓に近しいと言った旨を語る。
トランペットを例に挙げていたのには、元吹奏楽部にてそれを担当していた身としてはムフフw

更に彼はツアーTシャツの説明もし、将司が着てくれている、と紹介した辺りで彼にバトンタッチ。
将司曰くTシャツの着心地は、

「よく伸びる」

…相変わらずイマイチよくわからないww

そんな将司は、東日本大震災をうけて、
それでもこうしてライブが出来ることを「楽しい」と語る。

…言葉はもちろん違えど、某ボーカルも同じようなことを言っていた記憶がある。
バンドマン全員の根源たる思いなのかもね。


『ガーデン』

そんな語りからの、一輪揺れた花、ならぬ、ギターを手にした将司の一筋の歌い出しには心が震えた。
美し過ぎて哀し過ぎる花の、囁き、貫く声が、
小さな庭たる大きな世界にて、
ただ愛のように咲いていた。

『夢の花』

愛が夢へと咲き広がった瞬間だった。
私の位置だと栄純のコーラスが結構響くw

『キズナソング』

この日、私にとってはこの曲が一番響いたかもしれない。
優しく柔らかく歌われた、

「悲しくたって辛くたって 誰にも話せないなら
あなたのその言葉を歌にして 僕が歌ってあげるよ」

の詞が、あまりに自分の心に添い過ぎていて、本当に涙が滲んだ。

とあるバンドのとある曲然り、「寄り添ってくれる」言葉を直に聴けるのは、
今の私には本当に堪らない。

本当は、誰かの背中に縋りたい。
でもそれが叶わぬならば、せめて、音にだけは。


ラストスパート前のマツのMCは、「マニアックヘブン」DVDの紹介と、
それに絡めて、「いつかはここなんばHatchでマニアックヘブンをやりたいです」と…。

言 う た な ! 絶 対 や ぞ !!www


『シリウス』

将司が「新曲やります」と告げたらば、この明星が三拍子を描き出す。
熱く燃える星を命になぞらえるかのような音が、
廻り巡り、そして爆発していった。

マツの煽り言葉はここから入り、

『声』

が季節に相応しく舞い翻る。

その音がフロアを盛り上がりと言う色に染めたところに、
セッション、そして将司の、

「なんばHatch!! イェーイ!!!」

との、いとも高テンションの叫びが入り(この曲の時ではなかったかもしれない)、

『コバルトブルー』

が、青く蒼く大炎上!!
端にいたのに身動きとれなくなる程モッシュも膨れ上がり、更に熱が上がる。

ダイバーももちろん頻発していたが、その際に脱げ、セキュリティに拾われたであろう彼らの靴(別種類が片方ずつ)が、
最前柵前の隅にお行儀よく並べられていたのにはやたらワロタww

ラストの「オーオーオーオーオー」では、珍しく将司がマイクをこちらに!

…以前からさりげなくこの箇所を歌っていた私の思いが通じた気分だったww

『戦う君よ』

赤く瞬く光に音が、背中を押し、足を、心を浮き上がらせる!
この日は栄純の空指しはナシ。室内だから?


将司が、「またもっといい曲いっぱい作ってくるから、待っててね」と語る。
その「待っててね」の言い方が大層柔らかかったので、その後の、ラスト曲たる、

『世界中に花束を』

も、普段よりも柔らかく聴こえた。
何処か淡い色合いの、しかしこの日も紛れもなく美しい花束だった。



そうして本編が終わりアンコール。
将司がアコギ(だったかな?)を手にし、「もう1つ新曲をやります」と告げて、

『クリオネ』

出た!ちふれ!w
そのCMで聴いた通りの、終始爽やかな、そしてタイトル通り爽やかな曲だった。
…タイトル通りと言うならば、頭開いて餌を捕食するグロテスク要素は入れなかったのだろうかw
フル初聴きの印象としては、眩し過ぎて噛み締め切れなかったw
おいおい染みてくるようにはなるのだろうか。

『ブラックホールバースデイ』

先の透明感とは打って変わって、「暗黒の輝き」が渦巻き、爆発する。
…人詰まり過ぎてイントロで頭振れずに欲求不満になったw

のでその分、ハイパー光舟タイムを存分に拝んだり、

思 い 切 り 突 き 破 る 瞬 間

をしかと見据えたりw等とは楽しんだ。
指が完璧に突き立ってましたよ…ww

アンコール2曲が終わり、いよいよ次は最後だな、と思った瞬間に響いたのは将司の、

「ラスト!ドラムス松田ぁぁぁぁぁぁ!!!」

との叫び声!

この珍しいメンバー紹介、そしてそれに続く曲に、瞬時にテンションが上がった!

『サイレン』

「ドラムス松田」の小気味よいドラム音から唸り出した音には、
もはや衝動をこらえきれず、端から移動してモッシュピットへ飛び込む!
そうしたらばむしろ大層動きやすく、テンションのいきどころも存分にあった。
真実を透かさんとばかりにかざした手の、その指先にまで、テンションが満ち溢れているのを確かに感じながら、アンコール終了。

一抹の寂しさはありつつも、去り際にマツが、栄純のマイクを使い、

「次に会う時まで生きてろよ!」

と言って捌けていったのには、本当に心が湧き踊った。

…このレポを書いている今現在、生き死にに心が揺らいでばかりだけど、
この言葉を思い出して、少なくとも「次に会う時」までは、生き延びようと思えた。


さて、ここで客電も点き、終演の様相を呈する会場だが、
更なるアンコールを求める拍手は止まず、むしろさっきよりも大きいくらい。
ファイナルゆえの期待なのか大阪人根性なのかw、
それこそ、将司銀髪時代の厚生年金会館ライブを思い出した。

そして!再々度登場してくれたよ彼ら!!
しかも、件の厚生年金会館の時は万歳だけだったのに(それはそれでまぁ良かったのだが)、この日は将司が、

「ファイナルだしもう1曲だけやっか!」

と口にし、そして即座に響いたドラムのリズムは、
最後にして最大のテンションが爆発する合図だった!

『無限の荒野』

何度も何度も聴いているはずなのに、
この日、この曲で湧き上がる感動は、もう言葉に出来なかった。

サイレンと同じく、この時もモッシュピットにいたんやが、周りで跳ねる皆の、もうあまりに楽しそうなこと…!
…ちなみに、このダブルアンコが始まる前に、ピースさんとお会いしていたんやが、
イントロが響いた瞬間に、彼が勢いよく中央モッシュピットに消えていったのにはワロタww

2番ではほぼ丸々、栄純と光舟がポジション交替していたので、この時は光舟祭を存分に楽しんだ。
何処か優しげな顔で、しかし楽しそうに身体を揺らしながら弾く彼に、不覚にも惚れたww

「否!まだだここでは死ねない!!」

の声が、あまりに力強く響いた後のことだったか、
将司が栄純のマイクを横から奪うようにして歌っていた姿にも、更なる熱さを感じながら、
この「魂のマーチ」が「fine(終わり)」へと向かっていくのを見届けた。



…可能ならば、「D.C(最初から)」と言いたいような、
しかし言いたくないようなこのツアーファイナル、しかと楽しみました!

ラスト2曲で体力の9割9分を使ったのは想定外やったがw、
でもそれのおかげで、更に楽しかったのは言うまでもないw

音に、姿に、その言葉に、「魂の行進」を促されそうなひとときでした。

次会う予定は、年末の「RADIO CRAZY」。
少なくともその日までは、こけつまろびつも、魂を進めていくと誓います。
マツとの約束!!
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2011年11月17日

(THE BACK HORN、六甲祭レポ)山の恵みに捧げる音は

(前記事からの続き)



カフェを辞した後、さてバスに揺られていくか…と、六甲駅前のバス停に向かったらば、

待ちが長蛇の列

だった上に、来るバス来るバスが尽く、阪神御影とJR六甲道にて乗せた客にてほぼ満員で、この場所では10人程も乗り込めない状態…。

約10分おきにバスは来るので、
少しは待ってみたものの、何だかキリがなさそうでもあるし、徒歩では20分くらいらしいので、歩いていくことを決意。
まぁ20分、と言っても、さすがは六甲、延々と坂道なんですがねw

よし、ライブ前に山登りじゃー!!

それなりに険しい道だったが、季節が秋だったこともあり、割と楽に進んでいけた。
道の途中で、教会や結婚式の二次会真っ最中の会場が目に入ったんやが、
これがのちに意外な「共鳴」をすることにw

そうして見えて来た看板(写真1枚目)、そんな会場は見事な山の上!(写真2枚目)
確かにイノシシも出そうだわw


そうしてしばらく行った先の正門をくぐれば、もうそこは見事なお祭り会場!
その中にデカデカと翻る【THE BACK HORN】の垂れ幕!(写真3枚目)
みwなwぎwっwてwきwたww

ギリギリに到着した為、色々回っている余裕はなかったけれど、
軽音楽部に弦楽隊、西アフリカ研究会の太鼓に、
帰りに見た光景やがチアリーダーのダンス、
そう言った多種多様な音楽模様が、何処かフェスの様相で、
その雰囲気だけでも十分に楽しめた。

さて、そんな「音」の最たる目的であるライブ会場のグラウンドに向かう。
入場列は長かったものの、スムーズに進み、10分くらいで会場(とは言っても低い柵で囲んであるだけなので、その外からでも十分に見える)に入れた。

通常ならば前方の端に行くんやが、この日は早く退場したかった為にかなり後方で待機。
ステージ後ろの背景は一面の山に高い空、うん、いいシチュエーションだ。

PA後ろに建っていた櫓の上に乗りたいなーだとか、
会場に外国人が入ってきたのを見て、彼らの目にはバックホーンはどのように映るのかとか考えている内に、
いつものSEが山を震わせる勢いで流れ出し、いよいよ開演。


私のいる位置からは、歓声を受けて登場するメンバーの、
もちろん表情までは見えないが、姿はしっかり見えるし、何より、

「こんにちは THE BACK HORNです」

と将司が放った声からして、かなり朗々とした響き方をするぐらいに、音の聴こえ具合も良かったので、
むしろ後方ってかなりいいのかもしれない、とこの時点でテンションが上がる。

そんな心に華々しく毒々しく、

『ラフレシア』

のイントロが咲き乱れ笑えば、もう興奮も百花繚乱状態に!
そしてやはり音が良く聴こえる。花が鮮やかに見える。

そこから響いた将司の声が、またいい意味で一際ねちっこく艶やかで、
ある種勝手の違う場だと言うのに、当然と言えば当然だが、全く容赦のないその歌いっぷり。

サビにて「赤々と」染まる照明が花のそれのように見える中、
音の花はそれ以上のどぎつい狂咲模様を見せる。
それにあてられて、いつも以上に力強く「オーオオー」を叫んだら、
私の周りでは誰も歌わない、どころかほぼ誰もいないぐらいだったので、見事に周辺に響き渡ったww
私の顔がラフレシア状態になったwww

『幾千光年の孤独』

しかし、間髪入れずにこのイントロが爆裂すれば、
そんなわずかな恥じらいなぞ、幾千光年の彼方に飛んでいく。

飛び跳ねながらヘドバンする私の姿に、何だか後ろから笑い声がw
まぁ、私自身が狂いつつも楽しくて、向こうも何か面白くあるのなら、それは双方幸せでむしろいいことだ。

曲自体が楽しさとは真逆な孤独感迸るものだから、なおのこと。
将司の歌声や、栄純の狂気的なヘドバンが、一際その孤独をなぞる。

『罠』

山に響き渡るサイレンの如く、イントロが警鐘を鳴らせば、
やはり知名度ゆえなのか、一際観客が盛り上がったように見える。

そんな中、私とは言えば、「毒林檎」をかかげて首を傾げる将司の仕種が、
あまりにあどけなくあまりに罪深いことにゾクゾクしていたと言う、
視点のある意味真っ当なズレっぷりw


ここまでの曲のキレっぷりも相当だったが、マツのMCもこれまた絶好調だった。
のっけからテンションも高く、学祭をまさにフェスだと言い、六甲祭の趣旨を称えたまではよかったが、
「自分達のライブが少しでも心を豊かに〜」と言おうとして、

「浴 衣 に」

と言ってしまったり、
「瞬間」と言う単語を思い切り噛んでいたりと、
もういつも以上のマツクオリティww
この時点でもう、素晴らしいライブになる予感しかしなかったww


『白夜』

冒頭のラフレシアの赤色に対して、白い粘り気が音に溢れ出す…。

その、従来以上にねちっこい歌声で紡がれた「教会の鐘が響いて 幸せな奴らが出てきた」の歌詞が、
先に述べた道中の景色と共鳴したことに、思わずほくそ笑んだりも。

サビではステージ後方の白熱灯が一気に灯り、まさに「白夜」の様相だった。

『ひとり言』

白い余韻の中に、一滴の赤黒さが落ちた瞬間、私にはこの曲だとわかり、思わず小さな悲鳴が口をつく。
そののち飛び散ったイントロはその赤黒いものを空に、空に、塗り広げていった。

将司の声が、更にその赤黒さの中でのたうち回る、跳ね散らかす。
その勢いは、先にも述べた通りある種アウェイな場であると言うのに、
凄まじく、痛々しく、そして何処か神々しかった。

最後の、喉も心臓も潰れよとばかりに吐き出したその叫びの瞬間に、
私の眼前を完璧に潰した赤黒さは、
外側たる曲からのものなのか、内側たる心からのものなのかはわからぬまま、
そんな盲な状態の中、

「僕は 僕は このままじゃいけない」

の声だけが、何度も何度も耳の奥で、心の奥で谺した。

『未来』

先の狂おしさとは一変、しかし何処か一層の空虚さを感じるこの曲が、
こちらは灰色がかった白を醸し出しながら、唐突に流れ出す。
思わずゾクッと来たのは曲の温度差ゆえだけではあるまい。
そして何故だか、この曲の時はマツのドラム捌きに目が吸い寄せられた。

更には、少し夕焼けがかった空に吸い込まれるような、伸びやかな音に声。
自分の心も吸い込まれるが如きだったが、
曲終わりでの将司の「どうもありがとう」の優しい声で、フッと我に帰った。


この辺りからラストスパートに入る訳やが、この時のマツの煽りも、何だか相当にテンション高かった。
「神戸大学の力を見せてくれー!!」だとか「六甲祭イエー!!」だとか、とにかくアツい、いい意味で暑苦しい!


そうしてそこから、ある定番のセッションがうねり出し、更にその最中に「イェイイェイイェイイェー!!!」とか叫び出す将司!
どうしたそのテンション!いいぞもっとやれ!!

『涙がこぼれたら』

そんなゲキアツシチュエーションからこのダンスナンバーに至れば、
その踊れっぷりはもう言うに及ばず!
清らかな山の景色までもが、何処かギラついて見えた。

『コバルトブルー』

この曲のイントロが吹き荒れた瞬間の、後ろから前に走っていく人の数は異常w
そして、その突き抜ける音のあまりの青さも、いつもながらとは言えやはり異常!

『戦う君よ』

ギラつき叩き付けられ、そしてそこから走り出していくようなイントロが空高く響き渡る。

この日の栄純は、例の部分にてそんな空を真っ直ぐに真っ直ぐに指さしていて、
その一本指に、まばゆいまでの光が灯って見えた。

将司のマイクこちら向けももちろんあったので、
意気揚々と歌い上げたらば、も ち ろ ん 周りに単品で響き渡った私のダミ声ww


ラスト曲を前にして、将司が語る。

「皆あっちいな…こっちまで暑くなってきた」の言葉が、この日のテンションの高さを裏付け、
「そのパワーを明日に繋げて、その明日をまた明日に、また明日をまたまた明日に…」
と言った台詞には、そのエンドレスっぽさに少し笑いはこみ上げつつも、
真摯で温かなその言葉や口調が、何とも身に、心に染みた。
そうしてそこからの、

『世界中に花束を』

が描く、その色合いの優しさはひとしおだった。

強く響いた「僕はただ 無力だ」の歌詞には、身を切られる程の痛みをも感じたものの、
その傷を包み込むかのような、更なる優しさが響いては咲いていく。

そうした音が広がる中では、山も空も何処か花模様だった。
何より、人の心も。


こうして本編が終わり、メンバーが捌ける際、
栄純が声高く「ありがとう!!」と叫んでいたことに、
やはりこの日のライブは特にいいものだったのだなと実感した。

となれば、もちろんもっともっと観たい聴きたいと言うもの。
自然とアンコールを打つ手にも一層力が篭る。

そうして再登場してくれたのち、将司が「新曲やります」と告げて、

『シリウス』

やはりあまりに格好いい音に、心を絞られるような声に詞に叫び。
以前の広島で聴いた時のほうが、初聴きな分もあって心に染みはしたんやが、
この日はこの日で、音源が一刻も早く欲しくなった。
3拍子なこともあって、何処か「哀愁に踊らされる」ようなこの音は、ある意味この季節にはピッタリかもしれない。

ドラム音がドンドコと低く響く中、
「今日は本当にどうもありがとう また会いましょう THE BACK HORNでした」
との将司の挨拶が聞こえた、ほぼその瞬間に、

『刃』

の剣戟の響きと輝きが、見事翻り炸裂した。

無限もいいけれど、やはりこちらもアガりっぷりは半端ではない!!
己が刃をひらめかせるが如く、最後に目一杯踊り倒した。

この後の予定的に、退場の混雑に巻き込まれぬよう早めに行動したかった為、
アウトロを背中に聴きながら退場したので、
最後の彼らの姿は見られなかったけれど、
きっと、何処までも熱く真っ直ぐなものであったに違いない。

そんな立派であろう勇姿とは裏腹に、
私と来たら、慌てて退場したらば新たに作成されていた退場口に気付かず、変な場所から外に出てしまったと言う体たらくww

後方で一匹で暴れ狂って笑われていたことは、
周りに迷惑もかけず、自分の感情に素直であったことの結果なので、
間違ったことではないし、何一つ恥ではないが、
そんな、自分勝手な退場をしてしまったことは間違いなく恥だwww



…と、最後の最後に自分で自分にミソをつけてしまった部分はあったがw、
ライブ自体は本当に最高裁だった!!

シチュエーションやセトリも良かったし、何よりメンバーのテンションが本当に飛び抜けていたように思う。

公開リハーサルにて、本編ではやらない曲を1曲まるまる、しかも3曲やったと言う、
マツ曰く「六甲祭プレゼント」を貰い損ねたのだけは残念だが、
本編自体があまりに良過ぎたので悔いはない。

後日のツアーファイナル大阪も何とか行けるようになりそうやし、それが一際楽しみになった。

実は、前日に少し落ち込んで泣いたこともあり(らしくないw)、
正直、この日も少し行くのを躊躇った瞬間もあったけれど、
本当に行ってよかった。
その落ち込みが完全に払拭…と言う訳にはいかないものの、9割5分は元気づけられた。

やはり、私にとって彼らは特別な存在だと、改めて思えた。

ありがとう、【THE BACK HORN】。

そして、彼らをここに呼んでくれてありがとう、神戸大学。
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2011年11月07日

(THE BACK HORN、他広島レポ)海の恵みに捧げる音は

さて、私の広島2days、1日目のライブレポを。



前の記事でも書いた通り、この日の会場は中心街から電車で30分程の場所にあるハコ。
なので電車に揺られながら向かうが、その際の電車の内装がカープ仕様でちょっとテンション上がったw(写真1枚目)

そして最寄り駅に着いたらば、本当に海が目の前!
更にハコ近くまで行ってみれば、入場列を作る真横がもう海!!
いやはや、素晴らしいロケーションですなぁ!(写真2、3枚目)

海沿いの僻地(失礼)と聞いていたので、現Zepp Osakaみたいなものかと思っていたら、それよりも遥かに素敵な場所。
また、ハコ自体も出来たて、かつロックライブメインで作られたものではない為、とても綺麗でお洒落。
入口のアーチや(写真4枚目)、フロアへ降りる階段が何処か水族館のような雰囲気だったことに、気持ちも昂る。
…ただ、キャパ850(この日は1000入っていたよう)に対して、婦人用お手洗いが4室しかないのはキツいw

ともあれ、心配の種たる尿意もその4室に並んで解消し、いざフロアへ!
ここも煉瓦造りとメタリックが混在していていい雰囲気。

そのセッティングから、最初のバンドはわかったけれど、ひとまず前方下手側へ。


【POLYSICS】

3ピース仕様、更にはドラムに「POLY」の文字が踊っていた為一目瞭然w

サウンドチェックを経て、けたたましいSEと共にメンバーが登場。
もちろんその中で、全力で飛び出して来たハヤシw

そんなテンションのまま『Young OH!OH!』が掻き鳴らされれば、
早速フロアもいい意味でグチャグチャに!

更に『シーラカンス イズ アンドロイド』が続けば、個豚的なテンションはMAX!
シーラカンスのような静けさや落ち着きは全く感じさせぬ音に声が、いとも颯爽とフロアを泳ぐ!

…実は、これより後の曲はほとんどわからんかったんやが、
それでも、叫びながら汗を撒き散らしフロアを動き回り、
更には歯ギターをかますハヤシや、
猛烈なヘドバンをしつつバキバキな音を響かせるフミには、
音を感じながらも見とれることしきり…。
ヤノは…見えませんでしたw

MCでは1000本カウントダウンライブの宣伝をしていたんやが、
それゆえ、ここ広島にて聞き慣れた磔磔やファンダンゴの名前を聞くことになるとはw

そんなMCも経て、締めには『Let's ダバダバ』!
やや緩やかな曲ながら、しっかり合唱する箇所があるんやが、その部分で、
スタッフに赤い帽子を被せられ、しゃもじを持たされたハヤシが、徐に、

「カ〜プ〜カ〜プ〜カ〜プ〜広島〜 広島カ〜プ〜♪」

と歌い出したのにはワロタw

しかしもちろん広島っ子達は大興奮で、大音量で響き渡るカープの合唱…うん、何だか素晴らしい光景だ。

関西豚たる私はもちろん蚊帳の外でしたがw、
しかしそんな光景だけでもテンションは上がり、
結果的に満足の内にアクト終了!
嬉しいことに、本命を前にして結構汗をかいてしまったぞ…w


【THE BACK HORN】

そして二番手が本命たる彼ら!
3ヶ月半ぶりと言うなかなかに久々のライブだったので、緊張と期待が募る。

やがて落ちる客電、上がる歓声、流れるSE。
先のポリの登場シーンとは対照的に、何処か厳かに、ゆっくりとメンバーが登場。
光舟の金髪も少し眩しい向こう側に、背を向けて水を口にする将司。
マイクを取り、マイクスタンドを奥に渡すその定番の仕種が、
角度的なものもあったのか、この日は妙に印象的だった。

そうして流れ出したのは、
『雷電』

が、おどろおどろしく立ち込める音で、
メロディで帯電したそれが、サビで乱れ落ちたらば、
それに打たれて逃げまどうかのようにフロアは沸き立つ。
そんな中で将司の声も、何処か稲光を放つようによく響いていた

更に、栄純は猛ヘドバンしつつサビの合いの手を叫んでいたんやが、
そのヘドバンでマイクが倒れ、声が拾えなくなった為、
同じく叫んでいた私の声が、我が周辺に思 い 切 り 響いてしまった。

( ゜д゜ )

そんなハプニング?もありつつ、続けて、

『幾千光年の孤独』

のイントロが、迸りそして爆発すれば、
色んな感情は一瞬にして吹き飛び、先程の栄純に負けじとヘドバンする私。
叩きつけられるような音や声を聴くと、興奮と狂乱がに痣や傷のように浮かび上がっていった。

『墓石フィーバー』

地獄的な、しかし何処か享楽的な音が刻まれれば、誰も彼もが狂おしく踊り出す。

その音だけでも何処か淫猥な心地にもなっていたと言うのに、
「馬鹿な女の乳房に触れて〜」の箇所にて将司が、

乳 を わ し 掴 み に す る 仕 種

をしたらば、もう…もう!!
言葉にならぬ感情が揉みしだかれた胸のように心の中に波打ってしまった。
その後、「亀の頭に〜」の箇所でも、
照明がしっかり「ピンクのネオン」仕様になっていたことには思わずニヤリw


マツMCは、この日は噛みもせず真面目で、震災の話に触れて、
「生き残って‘しまった’自分達が〜」
と言う表現をしていたことに、何処か胸を打たれた。

…しかし、後ろで観てらしたみーちゃんさんによれば、
MCの始まる瞬間は将司にスポットライトが当たっていて、
マツの箇所は真っ暗だったらしいw
「大半はボーカルがMCすると思いますよね〜」との彼女の弁だが、
そうした「オチ」が必ずあるのが、さすがのマツクオリティww

将司が「新曲やります」と告げて、

『シリウス』

私は今回初めて聴いた訳やが、3拍子の、何処か物悲しいメロディーに早速胸を衝かれ、
そして、サビにてその想いを振り絞るように声を張り上げる将司の姿に、
涙すら零れそうになった。

この日のライブは、初聴きにしてこの曲が一番身に、心に染みたように思う。
これが聴けただけでも、この日ここに来てよかったと思えた程だった。

そんな感動も抱えている内に、
イベントゆえか、この時点でもう既にマツの煽りが入り、ラストスパートへと差し掛かる。

『ブラックホールバースデイ』

私にとっては久々にこのイントロの陥穽が穿たれ、
その衝撃で頭も身体も思わず震えると言うもの!
地元と言うことも相俟ってか、もちろん暴れ倒す光舟の姿にも興奮もしつつも、
ラストサビの、星が渦巻きながら流れていくような音には、何処か心癒されるものもあった。

『戦う君よ』

しかしそんな心も、この曲のイントロが燃え盛れば、いい意味で再び荒ぶり、勇ましい心地になる。
この日は珍しく、フロアへのマイク向けも栄純の指差しもなかったような。

『コバルトブルー』

いわずもがなの烈風曲が吹き荒び、色々な意味で舞い上がるフロアの面々。
そこに容赦なく、しかし鼓舞し包み込むように、音と将司の声が響いた。

そしていよいよラスト。マイクスタンドが将司の前に運ばれて来たことで、曲はわかってしまったが、そんな彼が、
「今日は本当にどうもありがとう」
と、いつもの挨拶を述べたのち、

「…以前、震災直後に広島に来た時にはまだ出来ていなかった曲ですが」

と、イベント時においては珍しい語りを挟んだことには、少し驚き、そして少し温かい気持ちになった。
そんな彼の言葉に続いて告げられた曲名は、もちろん、

『世界中に花束を』

柔らかい光射す照明の下、花がそっと開くように、将司の歌声が零れ落ちる。
その優しい声には心安らぐも、

「僕はただ 無力だ」

の部分が、いつも以上に強く響いた気がして、その瞬間には強く心を揺さぶられた。

…実際の彼は決して無力ではないと思うけれども、
それをも、ハッとするぐらいに生々しく「表現」出来てしまうのが、むしろ彼の力なんだろうな。

そんなことを朧げに考えつつ、
メンバー全員が歌う声が花の幻影の中に響くのを、最後の一音、ひとひらまで聴き届けた。


…うむ、久々と言うこともあっただろうけど、満足いく素晴らしいライブだった。
特に前半の4曲にはかなり持っていかれた。

そんなこんなで体力を出し切った分はアルコールを補給!
生ビールを頼んだらば、大きめのプラカップになみなみ注がれていてワロタw


【The HIATUS】

そんなビールを飲みながら、こちらは後方の段上でまったり観る。

私は、彼らのライブどころか音源を聴くのも初めて。
何処か緊張していた心は、しかしメンバーが現れた際の、フロアの凄まじい昂りを見てすぐに氷解していった。

そして、細美さんの歌っている姿を生で見るのも初やったが、
…その紡がれる声を聴いて、この人が人を惹きつける理由が、何となく感じられた気がした。言葉にはしにくいけれど…。

曲もまた、時に激しく時に雄大に広がる風景のようで、美しさに惚れぼれしたりも。

…しかし、そんな歌や音とは裏腹に、MCでは、

「う〇こわず(更に漏らした)」

な話を披露した細美さんww 何と言う40手前だwww だがそれがいい!www

こちらもまた、生は初見となったウエノさんのベース姿にもうっとりしつつ、
そして波打ち、頻発するダイバーの群れにもまた見とれてしまった。
誰も彼もが楽しげで、誰も彼もが何処か美しかったな。


本編が終わった後、何とダブルアンコールにも応えてくれた彼ら、
そこにて一層激しく渦巻く音とダイバーに、最後のひと興奮をもたらされ、
何とも熱い心地のまま、この日のライブは締めくくられた。



多少遠方と言うこともあり、少し行くのを迷っていたライブでしたが、本当に来てよかった!
思えば、以前広島でバックホーンを観た際も、個豚的には随一のアクトやったし、
私にとって、この地での彼らのライブは、特に共鳴するものが多いのかもしれない。


ならばまた是非、広島での彼らのライブには来なければならないね。


そして、最後になりましたがこの日ライブをご一緒してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
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2011年09月04日

憂鬱の青と幸せな青

8月から9月へと移り変わるこの週は、
節目だと言うのに、私にとっては甚だ運の良くない週だった。

その内容は既に某スター上に列挙したし、再記しても情けないだけなのでやめておくが、
それプラス、木曜日にはちょっとしたトラブルがあったり、
(やらかした者が不明で、私の休み明けに結果がわかる辺り、ちょいガクブル。
内容自体は大したことでもないのだが。)
そしてトドメには、

「OTODAMA'11 台風により中止」

と来たもんだ…。

理由が自然災害なので仕方ないことではあるし、
むしろ、その中でも尽力してくれた清水音泉や業者の方々には感謝はするが、
この週の「ケ」を、OTODAMAと言う「ハレ」のイベントで払拭したかったのもあるし、
何より、2007年からは毎年欠かさず参加していたこともあって、
やはり至極残念な気持ちも強かった。

そんな台風と言うことで、当然週末は雨風強いから、あまり出かける気にもならず、
「MORNING RIVER SUMMIT」はありがたいことに開催してくれたみたいやが、
移動中の雨でさえ嫌いな私、ましてや打たれ続けること等、身体と言うより精神的に耐えられないので、こちらも参加を断念。
ファンダンゴでの「SET YOU FREE」(OTODAMAの代替イベント)にも、
OTODAMA自体当日券で行くつもりだったので行けず。

そんなこんなで、自分の性分が原因とは言え、
週末の遊びで鬱憤を晴らすことも出来ず、悶々とした気持ちも募ってしまう。

が、金曜日に【THE BACK HORN】のファンクラブ会報『銀河遊牧史』が届いたことと、
土曜日に、新しい服をおろして(雨なのに!)、ラーメンとカフェに1軒ずつ行ってきたことは、
まあまあな気晴らしにはなったかな。



そんな『銀河遊牧史』の最新号ですが…、
まず表紙写真の、将司のドヤ顔に吹いたww(写真1枚目)
その後ろでしかめっ面で仁王立ちするマツもいい味w
栄純は可愛らしく、光舟は格好いいし体格も素敵。

これは表紙上半分の写真で、下半分は野音ライブの真っ最中写真。こちらも素敵な図。
観客の中に友人らしき姿は見つけられたが、
私の姿は、位置的に闇に塗り込められてしまったwww

…天然モザイク、いい仕事しておりますwww


そして、内容とは言えば、

ラ ッ コ さ ん に 全 て を 持 っ て い か れ た

と言っても過言ではないwww

あの一言の破壊力は素晴らしいと思うのww

そしてそんなラッコさん、「SET YOU FREE」にて、
ついでとは言え、本来はする予定のなかったラコスバーガー販売をしてくれたことに、
優しさと漢気を感じた。
ラッコさん格好いいよラッコさん。
私の友人達も美味しく頂いたようで、ごちそうさまでした。


写真群では、短髪将司のあどけなさに改めて驚く。
そして野音写真の、
「【ジョーカー】にて狂乱している姿」と、
「屈託のない笑顔を見せている姿」が、
ちょうど上下同士にあることもあり、その対比にはグッと来るものがあった。

特に、ステージ上でまったき笑顔をしている彼の写真と言うのは、
今回初めて見たかもしれない。
(これまでもあるのはあったのかもしれないが、少なくとも私の記憶にはない)
それだけに、何処か一層心打たれるものがあった。

そして基本的に皆いい顔。
メガネマツが格好良過ぎて惚れるww


野音レポを読んでいると、ライブ自体よりも、その際乗っていた方には失礼かもしれないが、
救急車の音のほうが鮮明に思い出される始末w
本当に野外ならではだったな〜。

『水芭蕉』は、皆がイチオシしていた通り、本当に胸を衝く程に、涙が滲む程に、素晴らしかった。


そして毎度爆笑な栄純マンガ、今回ももちろん爆笑ww
「マツがつらそうだ!!」には1番ウケたし、こう言うフィクションでもマツの役回りは変わらないことにもワロタww
「マツ、がんばれー」の声援も容易に再生出来てしまったわwww

さりげなく(?)、光舟が常時あの「悪態唇」だったのにもワロタww
「その手があったか!」てねーよwww

そしてトドメの肌色モモヒキは…、

マ ニ 〇 ブ の 衣 装 に し て く れ る ん で す よ ね ? www

…さて、マ〇ヘブ貯金するか…ww


と、いつも以上に盛り沢山な内容で、面白く読ませてもらいました。
今回、マネージャー日記に挙げられているライブの約3分の1には、実際に自分が参加出来ていたので、
その分入り込める部分も多かった。

…余談のようになりますが、
確かに「KBY」な二宮さんのベースを拝むべく、
【eastern youth】の出演する「BOROFESTA」に行きたい気持ちが募ってきた…。



さて話は変わって、雨の中ラーメンとカフェをしてきたお話。

何を血迷ったのか新しい服をおろし(これが着たかったが為に外出を決めたとも言う)、
更に何を血迷ったのか歩いて向かう。

服の着心地は良かったし、濡れてもさほど鬱陶しくない生地だったのはまぁ良かった。

そうして到着した「らあめん 力丸」。
容易に行ける範囲では「小マシな」ラーメン屋なので、これまでもたまに来ている。
ありがたいのは通し営業なこと。

ベーシックな、

「力丸らあめん」(写真2枚目)

をこの日も頂く。

やや粘度はありつつも、そこまでこってりではない白濁豚骨スープ、
そんなスープによく合う細麺、
食感の良いメンマ、きくらげ、そしてキャベツと、
相変わらず、「まあまあな感じ」で頂けるラーメンではありました。

ただ、チャーシューは、旨いけれども何となく薄切りになったような…気のせい?


食べ終えて店を出た辺りで、ちょうど小降りになった雨の中を歩いていると、
国道2号線沿いに、恐らく最近オープンしたと思われる、

「LIEBE」

と言うこぢんまりとしたカフェを見つけて、
「珈琲&カレー」が掲げられているのに惹かれ、入店してみた。

店内もこれまたこぢんまりした空間。
でも席は意外と多く、カウンター5席程に、2人掛けと4人掛けのテーブル2卓ずつ。
内観は木目を活かしつつ、それ一辺倒にはならない家具使い。
そして何より、そこかしこにブタグッズが並べられているのがそそるw
ショップカードからしてブタ仕様で可愛い(写真3枚目)。

2人掛けの内の1卓に着き、メニューを見てみるとケーキ系はないみたいなので、
(アイスクリームとプリン、コーヒーゼリーはある)

「ジャムトーストセット」(写真4枚目)を、
「ホットコーヒー」(写真5枚目)

で頼んだ。

ジャムトーストはえらくガッツリ仕様で出て来たがw、
トーストが薄めなので、きちんと平らげられました。
ジャムの甘味は美味しかったけれど、まぁ至って普通のトースト…後、ところどころ切れてないのはご愛嬌w

コーヒーはトーストが供されてしばらく経ってからの提供。
カップが可愛くて素敵。

苦味のそこそこ効いたタイプなのはいいんやが、
如何せん、私の好みから言うと、後味が少し軽い。
まぁ前週に飲んだのが、「廣屋珈琲店」のコーヒーが絶品だったので、
それと比べてしまうとどうしても、ね。

それでも、このトーストセットで450円なのはお値打ちな気も。
(…まぁ、「私としては」同じような値段なら「豆珈房」のトーストセットのほうが好きだが…)
黒(辛口)と茶色(甘口)があるカレーは美味しそうではあったねー。



…と、私の週末はこう言った小さな幸せで終わりましたが、
OTODAMAの翌日ながら、無事に(?)開催される「RUSH BALL 2011」にご参加される皆様は、
無情な空と大地に負けることなく、目一杯楽しんでくださいね。
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posted by まゆみ at 17:55| Comment(2) | TrackBack(0) | THE BACK HORN | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月16日

(Talking Rock! FES 2011 2日目レポ)ブラックマッシュルームバースデイ

(前記事からの続き)




さて、初対面の相手に尻サイズ暴露と言う訳のわからない、
いや、私の普段の言動からいくと特におかしくはないことをしでかしたのち、
そんな尻を微妙に振りつつなんばHatchへ。

この日は、誕生日と言うこともあって、色々な方のご尽力により、
何と、10番台と言う神番号を手配して頂けて感激。

なので、いざ開場時間になったらば入場も即座…と思ったものの、
何故か、ホールの中までスタッフの誘導で並んで歩かされると言う、これまた初めての体験を味わった。
その数は20人程だったか、誘導を解かれた瞬間、速攻で最前に群がる人の姿にもまた、想像はついたものの実際に見ると何となく物珍しさが。

…え、私ですか?

最 前 頂 き ま し た。

思えば、バックホーンで最前行けたのは滋賀と香川だけで、
大阪、ましてや大バコの最前は本当に初めて。
しかも位置はほぼ栄純前。
ステージの近さに興奮はすれども、圧迫が苦手、かつ、

頻 尿

な私としては、少し不安もw
ただ、この時隣り合わせたアジカンファンの女性や、
友人各位と楽しく話せながら開演待ち出来たこともあり、不安は徐々に薄らいでいった。
しかし、隙あらば膀胱に行ってしまう意識には辟易w


しばらくして、今フェスの主催者で雑誌『Talking Rock』の編集長たる吉川氏の前説が。
この雑誌の生まれは関西ゆえに、大阪にてこのイベントを開いたとのこと。

そんな「ご当地」イベントは、万雷の拍手と共に幕開けとなった。


【The SALOVERS】

4ピースのギターボーカルバンドで、彼らだけ他の出演者と年代が違う(若い)とかw

さて、そんな若者達が奏でる音は、
音源で少し聴いていたのよりも、ずっと力強くて早速惹き込まれた。

ボーカルは独特なしゃがれ声で、それでいて結構響くので、聴いていて気持ち良い。
ベースもかなりのテクと音だし、時折変拍子的なフレーズを奏でていたギターもまた素敵だった。

初めの内こそ、順番や知名度もあってか観客の反応は大人しかったけれど、
激情的な『SAD GIRL』を響かせたのち、MCにて、
「今日の出演者の中で1番若いですが…1番いいライブをして帰りたいと思います」
と言い切った辺りから、空気や歓声の勢いが徐々に強くなっていったのは、本当にいい光景だったな。

最終的にはかなりの歓声と拍手が飛び交っていて、他バンドファンの心をもガッチリ掴んだと思われる。
かく言う私もかなり惹かれてしまったので、
26日にファンダンゴであるライブに行こうかと画策中。
のちに聴いてみたこの日の出演者の音もいい感じだったので、行きたい気持ちは更に募る…。


【killing Boy】

ご存じ、リッキー(きのこ)とひなっちが中心となって結成された4ピースバンド。
もちろん初見、と言うか、実は「生きのこ」自体が初めてww

立ち位置は独特で、ギターボーカルたるきのこが下手側で、ひなっちが真ん中。
ひなっちベースを間近で見たかった私には嬉しい並び。

さてアクトが始まれば、そんなひなっちのベースが唸る、唸る!
アクティブに腰も振りながらw、しかしそれ以上にアクティブな指使いから放たれる低音には、早速痺れた。
対して、淡々と歌うきのことのギャップが、それはそれで良かったり。

曲は、思っていたよりアッパー系で、そしてクセのある音と展開が素敵だった。
このアクトの時から若干の圧迫があったが、
それがあまり気にならないくらい、曲に楽しませてもらった。

…しかしきのこ、歌詞カードが見つからなくて歌えないとはw
ボーカルなら歌詞は覚えてて欲しいぞ!!ww
まぁ、それゆえにやたら格好いいインスト曲が聴けたのは、怪我の功名とでも言うべきか…。

そんな場面を含め、なかなかにグダグダさを見せてくれたきのこでしたがw、
帽子を投げ捨てたり、手を叩いて煽ったりする姿は妙に可愛く、憎めない存在でしたww


【THE BACK HORN】

そしていよいよバックホーン!
しかし、待っている内から既に圧迫がw
もちろん、いつものSEが流れ出せば、一気に腹にバーが食い込むww
…が、意外と耐えられない程ではない。
ので、その場に止まり、開けた視界上のステージをしっかり見つめる。
手を挙げて登場してきた栄純が可愛い。
光舟は聞いていた通りの金髪。…それはそれで可愛いw

対して、SEがまだ続く中、前を向いた将司の瞳がやや暗い照明の中に光っていたのには、思わずゾクッとする。
ああ、この光は確かにこの位置でないと拝めないな。

その口から「こんばんは THE BACK HORNです」との挨拶が紡がれ、そして、

『レクイエム』

の、重厚リフが絡み合いながら立ちのぼった。
同じ曲始まりに野音の記憶が甦り、興奮してヘドバンしたらば、

メ ガ ネ が 吹 っ 飛 ん だ

ピンチwww
拾おうにも圧迫でしゃがめないし、せっかくの前なのにこりゃ終わるまで視界不明瞭か…と思ったが、
隅にいたスタッフさんにお願いして拾って頂き、事なきをえてひと安心。

なのでその後、将司の姿共々、鎮魂の音を堪能した。

『幾千光年の孤独』

導火線に点火して爆発するようなイントロが久々に流れたらば、
同じくフロアも、爆発するような勢いで膨れ上がる。
それらの熱にあてられて、もちろん私自身の感情も爆発!

音の烈しさや、間奏にて激情的に踊る将司を存分に感じながら、頭だけででも目一杯狂い暴れた。

最近はキーを下げることが多かったラストサビやが、この日は下げずに歌っていたような。

『声』

暦の上では立秋、なこの時期に相応しい、熱くも秋めいた曲が、
音高く舞い上がり、そして駆けていく。
色付いた楓色の照明の中、oioiは勇ましく、将司のは力強く「声」が絡み合っていた。


マツMC、この日は、ちょっと怪しい箇所はあったものの、珍しく噛まずww
吉川氏についての賛辞をしっかりと述べていた。


『閉ざされた世界』

これまた久々に聴いた気がするこちら。
「赤く濡れた」照明の中、何処か厳かに将司の声が響く。
その声がサビにて舞い出せば、栄純もお尻を左右に振りつつ踊り弾いていたww
曲自体には重さもあれど、その光景にはいたく和んだ。

『世界中に花束を』

マイクスタンドが用意されたので、静かな曲が来るのはわかったけれど、
この曲は最後だと思っていたので、少し意外だった。

しかし、そんな私にとっては唐突に響いた分、むしろ改めてこの曲にハッとさせられた。
特に「僕はただ 無力だ」のフレーズには、痛い程に胸を貫かれ、思わず呆然となってしまった程。
彼らは決して無力ではないがゆえに、この言葉が一際響くのかもしれない。

光と音と声と心が、色穏やかにして美しい花束を形作る中、
何処か遠くなっていた意識で、ふとそう思った。


将司が「どうもありがとう」と告げてからの、ラストスパートへのマツの煽り。
勢いはいつもながらやったが、「なんばハッチー!!」をやたら連呼していたのには、少しワロタww


『真夜中のライオン』

凄まじくギラついた照明の中に、将司の咆哮も、負けじとばかりに響く。

これも野音再来の曲で、あの時は席が遠くて光舟の指使いが拝めなかったんやが、
今回はそんな心配はご無用、駆ける獣の足音ばりの音に動き、しかと堪能させて頂きました!

サビもまた威風堂々たる疾走で、百獣の王の姿をその音の中に見た気がした。

『戦う君よ』

こちらでは、人たるものの勇ましさを存分に描き、
それに共感したフロアの面々がまた、一斉に沸く。

ラスト、「あの空を目指してゆけ」の栄純の指差しは、今回は見逃すどころか、自分のほぼ真上で見られ、
そのピンと伸びた指からは、強い心を感じられた。

「今日はどうもありがとう また会いましょう THE BACK HORNでした」との挨拶から、

『コバルトブルー』

のイントロが迸れば、最後にして最大に観客が沸き立った。
吹き荒ぶ風の音に、ダイバーも荒ぶり飛ぶ。

この曲の時のみならず、栄純はちょこちょこ前に出て来てくれ、その都度興奮も募っていたが、
近くにいた友人曰く、私とはガチで目が合っていた瞬間があったとのこと…。
気付けなかったのがもったいない!

…等と思ったのは、まぁ後になってから。
この時はただ、ぶつけられる音と心を、目一杯堪能していた。


そうしてアクトが終われば、捌けるメンバーに対して礼の声も自然と上がる。

誕生日繋がりで『ブラックホールバースデイ』やってくれないかな、と言う目論みこそ叶わなかったけれど、
素晴らしい位置で素晴らしいものを見せて頂きました!
この場所で観られる機会を作ってくれた方にも、同時に礼を述べたい気分だった。


さて、バックホーンが終わったらば、さすがに圧迫に疲れたので最前は離脱。
最中こそは耐えられたものの、後日には結構なアザと痛みが…いいプレゼントだww

それから一度ロビーに出てお酒を入れ、
来ていたピースさんとぞいるさんに挨拶をしたのち、
トリのこのバンドは後方で観ることにした。


【ASIAN KUNG-FU GENERATION】

のんびりしていたらSEと歓声が鳴り響いていたので、慌てて中に入る。
既にメンバーは登場していて、曲の始まり待ち。

そして何気に私は彼らのライブが初なので、期待も募る。

そんな1曲目には、【中村佑介】展にて初めて聴いた『フラッシュバック』をやってくれて、
俄然テンションが上がる!
そして、ゴッチってば歌上手い!

セトリ(頂きもの)

フラッシュバック
未来の欠片
ソラニン
迷子犬と雨のビート
ループ&ループ
ブルートレイン
アンダースタンド
リライト
君という花

アンコール
Re:Re:
新世紀のラブソング


結構後方だと言うのにいつの間にやら、アジカンの熱狂的ファンであるぞいるさんが近くにいて、少し驚いた。
でも、やはりノリ方が非常に堂に入っていて、それを見てもまた気持ちがアガるものがあったな。

『ループ〜』の、小刻みに跳ねるような曲からは、本当に盛り上がりもひとしおだった。
後方まで皆手を挙げて跳ね回っているし、
私の近くにいはった女の子2人は、とても楽しそうに踊っていた。
それにつられて、お酒が入っているせいもあり、私も一層楽しい気持ちになる。

これまた最近に聴いて、気に入っていた『アンダースタンド』の、
何処か切ないようなメロディが聴けたのは嬉しかったし、
『リライト』→『君という花』の、私でさえ知っているようなキラーチューンの畳み掛けは、もう言わずもがな!

後者では初、生「らっせーらっせー」も果たせて、本当に満足。

久々のライブと言うせいもあったけれど、1バンド目から感じていた楽しさが、
順々に高まっていき、最後のここに来て頂点を迎えたような気分だった。


アンコール曲までをしっかり味わえば、
もう、この幸せな気持ちが最高の誕生日プレゼント。
本当にどのバンドも楽しかった!!



誕生日にライブ、と言うのはそれだけで嬉しいのに、
それがこうも楽しいと、何だか、新しい年齢への幸先の良さをも感じて、
一層幸せな気分になると言うもの。


この「素敵なプレゼント」を頂けた皆様に、心から感謝します。
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posted by まゆみ at 18:03| Comment(6) | TrackBack(0) | THE BACK HORN | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月28日

(THE BACK HORN 日比谷野音レポ)「野音っ子」と「こつぶっこ」は似ているようなそうでないような

2009年の、まさに同じ7月の第4土曜日だった。
初めて、この日比谷野外大音楽堂に足を踏み入れたのは。

木々の緑と灰色のビル群がコントラストを描く中に佇む、
重厚、かつ何処か洗練された雰囲気が広がる会場に、
すっかり惚れ込んでしまった記憶は、今でも鮮明に思い出せる。

そしてその際、ここで観たライブは、
自主イベント「トキニ雨」を開催していた【凛として時雨】と、
そのゲストとして出演した、

【THE BACK HORN】

…それから2年後、
今回は彼らが主役の、彼らだけのライブを、この場所で観覧することになる。

「爆音夢花火」を観て憧れた会場にて彼らを観る、と言う目的こそは、その2年前に達せられたとは言え、
今回はまさに、その夢花火の再来とも言うべき、同じタイトルを冠したワンマンライブ、
一際感慨深いものもある。


…しかし割り当てられたのはC席と言う切なさw
その時雨との対バン時より(かなり)後方とは!ww
まぁ、席指定の際は光舟側になりがちなのに、今回は珍しく栄純側になったのは良かった。

ともあれ、色々な人と挨拶を交わしたのち入場。
開演30分前だが既に人が沢山。
席にとりあえず着いてみれば、やはりステージまではちょっと遠いw
でも、前方の盛り上がりも含めて眺められるのは、それはそれで壮観かも。

はやる気持ちを抑えつつ、開演を待つ。
ステージ上には、のちに栄純作と知る、巨大な黒いバックドロップ。
空はまだ青く、だがわずかに傾き陰りを見せた色。


と、そんな空の下に、唐突にSEが響く。
しかも最近のイベント時に使われているお馴染みのもので、
オリジナルSEで来るかと思っていた分、むしろ反応が遅れてしまったw

そんなSEに、やはり唐突さに驚いたであろう観客のどよめきと歓声が共鳴したのち、
ステージ後方の照明が白く瞬く中、メンバーが登場する。
…残念ながら、と言うか当然ながら、と言うか、彼らの表情までは伺えない。
更に、照明の瞬き具合と共に、感動なのか畏怖の為なのか、私の意識が何処か浮遊し、あまり焦点が定まらない。
ただ、将司の黒の襟シャツに黒ズボン、と言うタイトな格好は印象に残ったけれど。

SEが最後まで鳴り終わったのち、再び響く歓声。
それから、普段より噛み締めたような声で、将司の、

「こんばんは THE BACK HORNです」

の挨拶(していたよね? 少し記憶が曖昧)。


そして響いた、寄せては返し、徐々に立ち込めていくイントロは、

『レクイエム』

…まさかの第1回と同じ曲始まりとは!
もちろん現地には行けてはいない訳やが、ある種の既視感を感じてしまった。
そしてそれ以上に、感動と興奮も。

音の「鋼鉄の雨」が降り注ぐ中、それに抗うように歌う将司は、
その服の色からか「黒蟻」がもがく姿に、私の中では重なった。

『蛍』

そんな「黒蟻」から一転、光り輝く虫が音となって飛び交い出す。
ライブの起爆剤となる曲としては、如何せん少し弱い気もしたが、
この夏の野外にはあまりに相応しい曲には、
風情と共に、やはり高揚感も感じると言うもの。

『涙がこぼれたら』

お馴染みのセッションが震えたのちに、こちらのダンスビートがこぼれ出す。
この時ぐらいから観客の手も、「蝶のタトゥー」の如く、存分に翻っていた。


何処となく虫的な(?)序盤が、這い、飛び、舞ってからのマツMC。
「(夕焼け目撃者が)開かれまして…」と言いたいのだろうに、

「開か‘られ’まして…」

と期待通り噛むw
3回くらい繰り返して3回共に噛むww
もう、いつにおいても何処においても逆に安心のマツクオリティwww

そこまで名前呼びはしない私やが、
この時ばかりはあまりに愛おしくて思わずマツコールw
それに続いて、少し重なったマツコールに、彼の愛されっぷりがよくわかった。


『アポトーシス』

本当に久々(4年ぶり)に聴いたので、一瞬何の曲だかわからなかったw
「窒息しそうな正しい街」たるこの会場に、この歌が響くのは、何となく感慨深い。
後、最後の呟きをこの日は将司が歌っていたんやが、本来は栄純じゃなかったっけ?

『セレナーデ』

「黒いバイオリン」的な旋律のイントロが掻き鳴らされて、この変態小夜曲が!
音源よりも幼い感じになっている将司の声やが、むしろそれゆえに変態性も増すと言うもの。
「鍵盤」を弾く仕草や「紅」を引く指使いが、もうなまめかしくて堪らなかった。

『羽衣』

今度はそのいとけなさを純粋に体現したようなこの曲が。
私は機を織るような、静かにしっかり紡がれていくマツのドラムが好き。
だから、これを聴けた2回共に、彼の姿が手元がしっかり見られるような状況だったのは嬉しい。

そして、柔らかい曲に導かれるようにふいに吹いた風によって、
バックドロップが、まさに羽衣のように少し波打ち、揺らめいたのには思わず感動してしまった。
これぞ共鳴。

『舞姫』

そんな羽衣を纏ったかのように、軽やかに将司が舞う。
しかし歌には哀切が篭もりに篭っている分、その舞にも凄みが。
夜の帳の背景のもと、季節外れの桜と、時代遅れの舞姫が、狂おしく美しく踊っていた。

『ジョーカー』

狂気のみが凝縮して放出されればこの音になるだろう、と言ったイントロが突如として響く。
その音に思わず立ち竦んだ身に、淡々とした抑鬱の歌が降りかかり、
そしてサビではその爆発に吹き飛ばされる。

歌っている将司自身もまた、吹き飛ばされたかのような勢いで、
地に這い、転がりながら叫び倒す姿に、その烈しさとは裏腹にますます立ち竦んでしまった。
はち切れんばかりの恐怖と哀切に射竦められた気分だった。

直後の「傘で強く〜」の箇所が、ほとんど歌の形を成していなかった程に、
このサビでの爆発は凄まじかった分、
終盤にかけての、多少なりとも心が映った景色の移り変わりには、
やはり切なさは感じるものの、だいぶと救われるものがあったな。

『墓石フィーバー』

篝火が灯っていくようなイントロと赤い照明から、「魑魅魍魎」の饗宴が始まる…。
間奏で髪を振乱していた栄純はさながら幽鬼、
片足で敏捷にクルクル回りながらステージ上を跳ね回っていた光舟はさながら唐笠オバケか。

「絵じゃないか」の部分を、「裁きを下す閻魔」のようにがなり立てた将司の姿に、
「閻魔公認によるキチガイ」達たる観客が、大歓声を上げていた。


この曲が終宴した後は、全員のMC。
マツは、
「夕焼けを目撃…出来ない内に沈んでしまいましたがw」
と言って笑いを誘い、そして、
「絵じゃないか」の部分で背後を指さしていた将司を見て、自分が指さされているのかと思ったそうww
まぁ他メンバー曰く「(マツも)ほとんど絵と一体化してるようなもの」ww 納得www

さてそんな「絵」もとい、龍とギターが描かれたバックドロップは栄純の作。
初めは「ねぶた」をイメージし、その後、須佐之男命の伝説をも取り入れて描いたとのこと。
須佐之男伝説には水害に関する話もあり、それと今回の東日本大震災の件を取り上げた上で、

「日本人、やられてばっかりじゃねーぞ!!」

と、力強く言い放ったのには、本当に感動した。
東北出身の彼がこう断言することで、どれ程の人間が救われることか。
直接の被害を受けていない私でさえ、力をもらえた気分だった。

光舟は、そう言ったことがあった分、ライブが出来ることの有難みを語る。
「…こんな節電のさなかに、アンプ2個も使ってごめんなさい」
と言っていたのにはワロタがww


『何もない世界』

そうして、程良く染まった夜空には、
この夏の記憶を孕んだ音が、次々と浮かび、そして消えていった。
「何もない…何もない…」

『水芭蕉』

将司がエレキギターを手にしたのち、こちらのイントロが花開いたのには、もう本当に感動。
大好きな曲を、しかもこのあまりに相応しいシチュエーションで聴けることに、心から感謝した。

実際に吹いていた風の中に、将司の凛とした声にて咲く水芭蕉が揺れる、
そんな景色が涙の向こうに見えるようだった。

『夢の花』

エレキからアコギに変わり、次に咲くのはこちらの花。
私は気付かなかったが、栄純が盛大にコケたそうw
この日は将司の声は具合良さそうやったが、この曲では少し苦しげやったかな。


ラストスパートを前にして、マツが煽る!
「まだまだ皆さんいけますか!」
観客「イェー!」
「後ろの皆さんもいけますか!」
観客「イェー!」
「丸 の 内 ビ ル の 皆 さ ん もいけますか!」
観客「ちょwwww」


と、さすがのハズしっぷりからのw、

『覚醒』

本当に久々に聴いた!
立ち込めるイントロはやはり格好いいし、Cメロの賛美歌にはやはり何処か厳粛な気持ちになった。

『真夜中のライオン』

下手すれば意識が飛びそうな程にギラつく照明と、
それに負けじとイントロの時点から咆哮する将司に、完全に度肝を抜かれ、
そして初めて生で聴けたこの曲の格好良さにもヤラれた!

例の凄まじい光舟のベース音は、駆けていくライオンの足音のようで、
そして唸り吠える将司の声には、百獣の王の強さが宿っていた。

『コバルトブルー』

転じて、こちらは「人たるもの」の強さの表れ。
当然と言うべきか、ここまででこの日1番盛り上がっていた観客をも眺めながら、強くそう思った。

『戦う君よ』

勇ましいイントロに歓声が上がった状況に違わず、
C席の私の周りでさえ、「さあ走り抜けよう〜」の合唱がしっかり響いたのには、感動。


ここまでを駆け抜けて、締め前の将司のMC。
例の如く、いいことは言うんやがあまり纏まらずにまごまごしているところに、BGMとして、

救 急 車 の サ イ レ ン が 響 く

何たる野外ならではの演出w将司も一旦それをネタにしたものだから、

だ ん だ ん 近 づ い て 来 る サ イ レ ン

に、笑いが堪え切れなかったww

更には、やはり雨の話を持ち出し、
「天気しか共有出来る話題がないので…これからも天気の話をすると思います」
等と、何かと笑う要素もあったけれど、

「今日より明日がもっといい日であるように…皆頑張ろうな」

と言う旨の言葉で、しっかり皆を力付けてからの、

『世界中に花束を』

…この会場の造り自体が、花束のような形だな、とふと気付く。
ならば、私達観客1人1人が花であり、
それぞれ1本では儚くもあるけれど、
集まればさぞ素晴らしい花束、大きな力になるものだろう。

そしてそんな花達を「根元」にて束ねるのは、彼らの音、姿。
【THE BACK HORN】の元に、1人1人が1つになった。
壮大な音の中、そのことが確かに感じられた。



そうして、花が綻ぶかのような拍手が響く。
それがアンコールへと転じれば、5分程ののちメンバーが再登場。


『光の結晶』

周りが暗いゆえにむしろ、「乱反射」する照明と共に、
この曲の「キラメキ」が際立っていたように思う。
ラストに皆が伸ばした手には、音だけではない光が輝いていた気がした。


そして、その余韻覚めぬ内に響くは、もはや説明不要のドラム音。

その中で放たれる「また会いましょう THE BACK HORNでした」
の言葉に、終了の決定打を感じて寂しさは募るも、
いざイントロが踊り出せば、そんな気持ちは一気に吹き飛び、ただただ高揚感に満たされる。

『無限の荒野』

一斉に沸き立った観客、まばゆいくらいに輝く照明、
これまた凄まじい音量で響く合唱部分、
何より、それらを生み出す音に人、
そう言ったもの全てに感動を覚えながら、
この日、この場所にいられたことに感謝を抱きながら、最後に、

「我 生きる故 我あり」

の言葉を、力の限り叫んだ。

その声の向こうに、最後の最後まで走り抜けた曲とメンバーを見送って、
記念すべき「夕焼け目撃者」達の宴は幕を閉じる。



…そうして、実際の夕焼け自体は、マツが言っていた通り、しっかり拝めはしなかったけれど、
そんな夕焼けの美しさ熱さに負けぬ光景は、確かに広がっていた。

なので、

2011年7月23日

私は、晴れて「夕焼け目撃者」となれた。
posted by まゆみ at 17:51| Comment(5) | TrackBack(0) | THE BACK HORN | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月14日

(京都大作戦 前編レポ)太陽のバーガー

毎年1日目だけとは言え、今年で3年連続の参戦となった、京都の夏フェス「京都大作戦」。
楽しみなのは毎度のことやが、
今回は、昨年より何かとフラグが立ちまくっていた【THE BACK HORN】が、
目論み通り出演すると言うことで、その楽しみもひとしおだった。

なので、相変わらず遠い道のりも例年よりも気にならず、会場に到着。
毎年、リストバンド交換にも相当の距離を歩くハメになっていたので、
今回はかなり早めに出発したのが功奏し、シャトルバスを降りてほぼすぐくらいの位置に並べた。

…まぁ、交換開始時間自体は決まっていたので、しばらく待つことにはなるんやけどもw会場OPENも然り。

なので、いざリストバンドをゲットし、開場を待つ間に軽く朝ごはん。

「男前豆腐(京都大作戦限定)」(写真1枚目)

を頂く。
ポン酢がついてくるけれど、かけなくても豆の味がはっきりしていて旨い!
暑くてもスルッと食べられるのもいい。

そうこうしている内に、いよいよ開幕及び開場!
観客によるカウントののち、幕が下ろされ大歓声。
いよいよ始まり!(写真2枚目)


そうして入場した後は、割といい場所に「例のシート」を敷け、準備万端。
のちにきのぴーちゃんとも合流し、ライブ前の栄養補給!

その旨さには定評のある「RACCOS BURGER」に突撃!…するも、
焼き上がるまでに10分くらいかかるとのこと…。

なので、一足先に、

「ジャンボ鶏皮串」(写真3枚目)

を食す。
熱々ではないけれど、クニュクニュと旨く、これで300円はお値打ち。

そうこうしている内にバーガーも出来上がったようなので、いざ!(写真4枚目)

少し濃い目のソースに、ジューシーなハンバーグにベーコン…やはり絶品!!

美味しく頂いている内に、いよいよ大作戦の幕開けとなる最初のアクトの時間が近付いてきた。
この時の例年のオープニングも好きなので、食べ終わえたらばいそいそとステージに移動。

開始1分前から、スクリーンには、この日出演するアーティストの名前が次々と映し出されていき(THE BACK HORNが出てきた辺りでやはり無性に感動)、
いよいよ10秒前からは声高なカウントダウンも響く。

歓声と共に0の瞬間を迎えたらば、今年はマイクを手に熱唱する舞妓さんの映像(これがまたエモいw)の後に、
今年の大作戦の口火を切るアーティストの名前が。


【ROTTENGRAFFTY】(暴)

【TRIBAL CHAIR】と対バンした時の彼らが大層格好良かったので、この日も楽しみにしていた。

予想通り『IMPOSSIBUL IZ NOTHING』からスタート!
皆の合唱と共に響くゴリゴリした音はやはり格好いい。早速テンションが上がる!
続く『This World』では、激烈シャウトと弾む音に背中を押されるように、勢い込んでモッシュピットへ!
朝一だからこそ、まだ体力は有り余っているので、モッシュにも力が入ると言うもの。

私にとっては珍しい『切り札』や『マンダーラ』が聴けたのも良かったな。

最早定番中の定番たる『響く都』やが、まさにこの京都で聴くと、一際感慨深いものがある。
更に、フェスと言う場において、このお祭り節は何ともお誂え向きで、盛り上がりもひとしおだった。


何やかんやで本命バンドを前にして、結構暴れてしまったけれど、
むしろそれで身体に喝が入った気もw
ポカリを一気飲みし、いざ次のバックホーンに備える。
…が、ポカリブースの長蛇の列に並んでいると、ステージが死角になって見えなかった為、
恐らく本人達によるであろうサウンドチェックが見られなかったのには泣けたw


【THE BACK HORN】(踊)

ともあれ、本番には間に合って良かったw
とりあえず光舟側へ。この時点で既に相当暑くて、栄純側に行く体力すらなかった…!w

SEはなしで、まずは楽器隊が登場。
彼らがセッションを奏でる中、いつの間にやらw将司が登場。
髪が更に短くなっていたような気がした。
そんな彼の口から「こんにちは THE BACK HORNです」

お、こんにちはが何か新鮮、と思った瞬間に轟いたイントロは、

『コバルトブルー』

初っ端からこれとは!
この激烈突風な曲に気持ちは一気に舞い上がるも、
初めにいた位置では合唱が酷かったので少し脇に移動。
そこで存分に踊り暴れ…!と思ったが、想像以上に暑くて身体があまり動かず、色々悔しいw

『戦う君よ』

そんな悔しさを悟られたのか(?)、この鼓舞曲が続く。
ラスト2フレーズ目では例の如くマイクをこちらに向ける将司、
が、私の周りではほぼ自分の歌声のみが野太く響いて、色々な意味で涙目w
ただ、「あの空を目指していけ」での、栄純の天の指差しを、この日はしっかり見られたのでそれは良かったな。
また似つかわしい、何とも晴れ渡った空だった。


マツMCでは「こんば…」と言いかけて、「こんにちは」と言い直すw
マツ可愛いよマツ。


『白夜』

そんな、言いかけたこんばんはをフォローするかのような夜の曲がw
久々に聴いた不穏なイントロについつい身体もうねり、
私自身が不穏、と言うか不審な存在になってしまっていたw

先に述べた通り、この日はモニターがあったんやが、
「俺は黒猫になって〜」の箇所で、這いつくばるようにしゃがんでいた将司の姿をナイスアングルでとらえてくれ、
彼が黒い服を着ていたこともあって、まさに黒猫のように見えてしまい、やたら萌えたw
後、「キツくキツく〜」の部分でマイクコードをかなりの勢いで身体に巻き付けていたのにもムッハー!!

『涙がこぼれたら』

お馴染みの、しかし聴くの自体は久々なセッションからのこのダンスチューンに、
先程と同じく、不気味な踊りを披露してしまう私w
いや、暑くさえなければもうちょっと身体も動いて…!…余計に気持ち悪くなるだけかw

『サニー』

なのに、暑さに拍車をかけるかのようなこちらw
ゴリゴリした音に声が、ギラギラした太陽のように照りつける。

…しかし観客の皆様、この曲で手拍子はちょっと…w
まぁこのフェス自体が、良し悪しは別として始終こう言うノリだと言うことは、
過去の参戦にて体感していたので、苦笑程度の気分やったが。

『無限の荒野』

しかし、チャッチャカチャッチャカ…のドラム音が響くやいなや、そんな苦笑も何処吹く風、
光舟がベースを掲げるイントロと共に、目一杯弾け踊る。

…まぁ、例の如く合唱部分では私のだみ声しか響かなかった点では、再び苦笑やがw
それでもやっぱりこの曲でのテンションは最高潮!
この曲で終わりな気もしたが、将司が曲前に締めの挨拶をしなかったので、
まだ何かあるとは思ったが、マイクスタンドが運ばれて来た時点で曲がわかった。

『世界中に花束を』

曲に入る前に将司が「…晴れたね」とボソッとw
やっぱり気にしてるのねww
そして「知っている人は一緒に歌ってくれ」と、この曲が始まる。

野外に広がるこの歌は、一際壮大で、一際優しく、一際染みた。
青い空に色とりどりの花が映えるような、そんな光景が音の中に見えていた。

実際には暑いのに、爽やかで柔らかな風を感じる気分の中、アクト終了。


…この日の感想は、色々あれどトータルすると「暑くさえなければ最高に弾けられた」
…これに尽きるww
まぁ自分の体力の責任ですがww


力尽きたのでしばらくのんびりするつもりやったが、次アクトの、


【フラワーカンパニーズ】(踊)

の『恋をしましょう』の軽快な歌と、ハイテンションな圭介氏の声が聴こえて来たらば、堪らずステージへ舞い戻りw

続く『チェスト』でも、暑さ等ものともせぬ歌いっぷり弾けっぷりを見せてくれ、
楽しい気分になりつつも、40過ぎとは思えぬその動きには感嘆。

しかし、圭介氏曰く、主催者からはホテルはバリアフリー仕様のものをあてがわれたそうw
ならば出演ももう少し涼しい時間帯にしてあげて!ww

セトリ

恋をしましょう
チェスト
元少年の歌
深夜高速
ラララで続け!
真冬の盆踊り

しかしそんな暑い中でも『深夜高速』のイントロが流れれば、何処か涼しく、切なくなる。
太陽は明るいのに深夜の様相をなした空の下、圭介氏の声が激情的に走った。

ラストの『真冬の〜』では、一足先にシートに戻って踊ってたんやが、
そこから見る「ヨサホイ」と翻る手の数は圧巻で、思わず息を飲んだ。

また、TAKUMAがステージに登場して、圭介氏の代わりにヨサホイと歌う場面も!
更にTAKUMAは踊りつつステージを回っていたんやが、その動きがどう見ても、

ど じ ょ う す く い

だったのにはワロタww
更に、その後ろをやはりどじょうすくいを踊りながらついていく圭介氏にもまたワロタwww


そんなヨサホイをある程度楽しんだのち、昼ごはんを買いに行く。

サーロインステーキ丼(写真5枚目)

まぁまぁの味だったが、フライドガーリックがたっぷり入っていて、
ま た ニ ン ニ ク モ ッ シ ュ
するハメになったww


【ACIDMAN】(踊)

やはり暑いので、サトマ側は当然としても、やや後方で待機。

やがて流れ出すSEの『introdaction-最後の国』。
…手拍子が合わないのはワンマンじゃないし仕方ないかw
その曲を受け、メンバーが悠然と登場してくる。

そうして一発目には、『world symphony』のイントロが勢いよく掻き鳴らされ、
何処かゆるりとしていた空気に、一瞬で火が点いた!
サトマの帽子はこの時にブーン。
その前後はしっかり見ていたのに、瞬間に限って見逃すこの悔しさ…!
ただ今11戦11敗中w

続く『ONE DAY』では点火した炎が更に燃え盛るよう。
「ONE DAY!!」の掛け合いでは爆発をも起こす。
暑いさなかにますますアツい!

セトリ

world symphony
ONE DAY
River
赤橙
ALMA
ある証明

雫が落ちるようなイントロから、『River』が緩やかに流れ出せば、
先程までのアツさとは裏腹に、何処となく空気に清涼感が漂う。
この曲はかなり好きなので、涼しい心地になりつつも気持ちはアガった!

…しかし観客の皆様(再)、この曲でoioiコールは…w『River』違いではないでしょうかww

まぁ私は私で、サラサラと流れるような音に、ゆるりと心と身体を委ねておりました。

それに続くのは、再び何処かゆったりとしたセッション。
『FREE STAR』かな?と一瞬思うも、その後何となく曲がわかった。
彼らの音の醸し出す「空気」が、鮮明にわかる時と言うのがたまにある。

その予想は見事に当たり、『赤橙』が弾むように踊るように奏でられる。
こちらもその音に弾みながら、「太陽と空を抱いた」の箇所では、
広がる空に思わず手を伸ばしてしまった。
「赤橙」色の太陽に向かって。

ノブオの、「季節や時間は合わないけれど…星が出ていると思って聴いてください」との語りから、『ALMA』へ。
その静かな音が星の瞬きを思わせ、何処か厳粛な気持ちになる。
炎天下ながら、凍てつくような星空を見上げている心地にもなる。

声の調子があまり良くないゆえ、逆に歌声に激情が篭っていたサビでは、
そんな星々が一斉にきらめき出すようだった。
美しくて、何処か切ない光景。

ラストには、そんな星の輝きを集めて迸らせるかのような勢いで、『ある証明』が放たれる。
バックホーンでの『コバルトブルー』的な位置のこの曲に(この時ご一緒させてもらったPやん曰く、言い得て妙、らしいwありがと!)、
もちろん気持ちも盛大に輝き、そして迸る。

そうして音と共に駆け抜ける心を、胸に抱き最後に目一杯踊り倒した。

…これで、暑くさえなけr(ry、確実にモッシュピットに突入していたんやが…w、
年々暑さに弱くなっていっているところには、
(しかし逆に、クーラーの冷風にも弱くなっている)
やはり年齢を感じますなぁw


アクトは存分に楽しみつつも、そんな年齢には少しヘコんだが、
しかしこの後には、年齢の割には意外とイケるんでは?な出来事も…。

その内容についてはまたレポ後編にて。
110709_0928~01.jpg110709_1012~010001.jpg110709_1051~01.jpg110709_1119~01.jpg110709_1428~01.jpg
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2011年05月25日

(CAPITAL RADIO'11 1日目レポ)世界中にジャンピング乾杯を

ライブ3連日の2日目は、毎年何かと熱いメンツを取り揃える、「CAPITAL RADIO」!!

2DAYSある内の、
【THE BACK HORN】【The Birthday】【フラワーカンパニーズ】
と言う、これまた素敵なラインナップとなった1日目のライブに、
前日の疲れもかくやとばかりに、参加してきましたよ。

2日連続バックホーン、と言うのも、何とも嬉しい。



整理番号は何かと変則的だったようで、意外と早くの入場。
実際まだまだ人はそんなにおらず、
これまたバックホーンが一番手だったので、結構前のほうへ。
栄純側にいったらばもーまくさんがいはったので、お話しながら開演待ち。

そして、前説に「CAPITAL RADIO」のカジさんが登場。
…しかし、白塗りマントのその格好は何なんだろうw

前説が終わり、程なくしてバックホーンのSEが響き渡る。
この日は照明が青ではなかったような…。
そして、端のほうだった割には圧迫が来たので、
ハッチの再来にならぬよう、即座にやや後ろに退去。


【THE BACK HORN】

手を挙げて登場した栄純の笑顔が眩しい。
その向こうに見える将司が、前を向き、「こんばんは THE BACK HORNです」と口を開く。

そして、再び乱れ咲いたのが、

『ラフレシア』

の深紅の花弁。
前日と連続して聴いたとは言え、音響ゆえか違った感じに響いたこともあり、
もちろん、この曲自体の妖しさ猛々しさにはやはりアガるものがあるので、
「オーオオー」の声をこの日も轟かせながら、踊りに踊った。

『罠』

久々に聴いた気が。「毒林檎」色の照明時の騒乱と、
その果実の断面色の照明時-サビラスト-の鎮静の差が、相変わらず心地良い。
前曲からもフロアを見渡し微笑む栄純の顔にも、アガりつつもまた和む。
(1回くらいは目が合った…と、思いたいw)


マツMCでは、初っ端からイベント及び会社名の『CAPITAL RADIO』を、見 事 に 噛 む www
期待通りの展開にフロアが一斉に沸いたwww


『雨』

そんな沸騰を一気に冷却するかのように、2日連続の雨降り。
連続だったゆえか、曲前に栄純がポロンとつまびいた一滴だけで、曲がわかってしまったw

しとしとと、そして重く降り注ぐ声の雨の向こうの将司の表情は、この日は遠くてあまり伺い切れなかったけれど、
間奏時の「ウォーオーオー…」の叫びや、ラストサビの奔流が、
横殴りのように襲い掛かってきて、
そのやはりの激情には、つい立ちすくんでしまう。
雨に打たれ濡れぼそって、呆然とするしかないかのように。

前日にもあった、アレンジしたアウトロの、渦巻くギター音にも、意識を半ば飲み込まれそうになった。

『世界中に花束を』

将司が「一番新しい曲を」と告げ、
1曲目とはあまりに対照的な、優しく温かい花が咲く。

その「花束」は、何故か前日よりも強く心に染みた。
詞の花弁の一つ一つが、穏やかに、しかししっかりとその色を心に染み込んでいくかのようだった。


楽器音が響く中、マツの煽り声も響き、


『戦う君よ』

の音が、闘志も剥き出しに鳴り響いた。
友人各位が絶賛/感動していた、
「あの空を目指してゆけ」部分での、栄純の天の指差しを、
見事に見逃したのが私クオリティww

『コバルトブルー』

での、更なる闘志と覚悟の風に塗れた後、

「どうもありがとう THE BACK HORNでした」との、
将司の声と同時に刻まれていたドラムの、その音だけで、
最後にして最高にテンションがブチ上がる!

『無限の荒野』

『刃』に代えてこの曲を持ってきた辺り、
シメに求められるものをわかっている上、
連日参戦となる人への気遣いまでをも感じられて、ますます気持ちも熱くなる。

もちろん、曲自体にも言わずもがな最高温度にまでアゲられ、やはりのモッシュピットへ!w

踊り、モッシュしながらステージを見やると、栄純と光舟が立ち位置を入れ換えており、目の前にはにこやかな光舟が!
その表情がまた、とても柔らかく温かで、気持ちは沸き立ちつつも、何処か和んだ。

かの大合唱をも声の、力の限り響かせ、最後まで走り抜けた後の爽快感は、やはり素晴らしい!
捌けるメンバーにお礼を告げる声も自然と、その合唱並みの大音声になると言うものです。

単純な満足感で言えば、正直前日のほうが上でしたが、
それでもやはり彼らのライブは楽しいもの。
更に、その後に飲むお酒の味は、至福!の一言。



【The Birthday】

と言う訳で、ZIMA片手にほろ酔いでこのバンドを鑑賞。
相変わらずチバさんは最高に格好良く、
しゃがれ声の一つ一つに痺れる、憧れるゥ!

『カレンダーガール』が聴けたのは嬉しかった!
渋くも何処か優しく切ない歌を、この声で歌われれば、もう陶酔。
滴る汗の雫も、やはりとても色っぽい…。
40代男性の色気とは、かくも素晴らしいものなのか!

名前呼びが飛び交うフロアに向かい、
「…大阪なんだからさ…もうちっと面白いこと言えよ」
と言い放ったのも、また素敵!

ラストに「カモン!」と煽って、観客に歌わせた『涙がこぼれそう』では、
それまで、どちらかと言うとステージに見とれていた私ですが、
その、しゃがれつつも弾む声に誘われるように、
思わずモッシュピットに飛び越んでいってしまった。

近くに行ったらば、このバンドの放つ格好良さが、更にビシビシと伝わってくるし…何より楽しい!
少しばかり硬いイメージもあったバンドやけど、
特にこの時のモッシュピットには、そんな雰囲気は微塵もなく、
ただただ純粋に楽しかった。

この「思わぬ行動」を引き起こす感覚が生じるライブは、
私の中では、本当にいいものだった証。
そう言う時は、感謝と思い出の為に、可能な限りグッズを買うようにしているので、
アクト終了後、捌ける姿まで格好いいメンバーを見送った後、
物販に走り、タオルを購入しました。
…何より安かったのよねw 素材は所謂「銭湯のタオル」やけどww 写真はのちほど纏めて。


【フラワーカンパニーズ】

そのタオルを腰に装備しw、いざトリのこのバンド!

アクト前のモニター映像にて、ドラム、ミスター小西の「ジャンピング乾杯骨折話」が繰り広げられていた為、
一層このバンドへと引き込まれるものがw
(余談ながら、OTODAMAの打ち上げに【The HIATUS】が来ていたのが、異色でワロタw)

颯爽と登場したメンバー、そして圭介氏が「フラワーカンパニーズ始まるよー!」と叫んでいざアクトへ!
楽しげながら、存分に鼓舞を含んだ曲に、柔らかくも、しかし芯は存分に熱い雰囲気がフロアに満ちる。

2曲目の『切符』は初めて聴いたけれど、サビでのノリが本当に楽しい!

セトリ(頂きもの)

ラララで続け!
切符
はぐれ者讃歌
深夜高速
虹の雨あがり
終わらないツアー
チェスト
恋をしましょう

アンコール
真冬の盆踊り

しかし、そんな楽しい面のみならず、
『はぐれ者〜』の歌にはやや身につまされたり、
そして何より、久々に聴いた『深夜高速』には、本当に胸を衝かれた。

飄々と弾んでいた歌声から一転、
絞り出すような、それでいていたく綺麗に伸びて響く声に、切なさも募りに募る。
が、やはり何処か胸には愛おしさも込み上げる。

「生きていて良かった」…そんな夜は…此処だ!

そしてMCでは打って変わって、と言うか地の姿で、
やはり飄然とした軽快な喋りにより、とことん笑いを誘う圭介氏w

この日のステージには、前アクトのバースデイの際に使われた、

絨 毯

がそのまま引いてあった為、何処かよその家にお邪魔している気分だったそうw

ベースのグレートマエカワ氏は、その絨毯に敬意を表し(?)、リハーサルでは靴を脱いでいたとのことw
しかし圭介氏に、

「よその家にお邪魔するなら、まず服着ろよ」

とツッコまれていたのには爆笑したww(マエカワ氏は裸オーバーオールがステージ衣装w)

そしてその絨毯のせいで、足捌きが滑らず、圭介氏は動きのキレがよろしくなかったらしいw
とてもそうは見えなかったけどね。


その後の『チェスト』でも、軽快な曲に合わせて、とても軽やかに跳ね踊っていたし。

そんな姿は、色気と言うよりも、元気で可愛くて微笑ましい。
チバさんとは対照的やが、こんな40代も素敵やし素晴らしい!

本編ラストの『恋をしましょう』でも、マイクスタンドを上げ下げしながら歌う姿に、
まさに恋心にも似た(?)、甘酸っぱさをも感じ、
楽しく踊りながらも、何処か恋わずらいな気分w


そののちのアンコールにて登場した際、
圭介氏は、腰のマッサージと鍼に行った話を披露。
その行った先は、所謂リラクゼーションサロン的なところで、
ベッドが並ぶ間にはカーテンがない、と言う仕様。

それだけならまだしも、その日の先客は、マッサージを受けに来た女子高生3名。
更には圭介氏は一番端のベッドで、体勢の関係上、女子高生全員の顔がそちらへと向けられている。

挙句、彼への施術は、は・り 箇所は こ・し。

当然その部分の衣類は取り払われ…、

半 ケ ツ ど こ ろ か 3/4 ケ ツ 姿

を、女子高生3名の前に晒す、と言う辱めを受けたそうwww

何て気の毒なww

そして、来ていたTシャツの関連で、施術師にバンドやっているんですかと聞かれ、

思 わ ず バ ッ ク ホ ー ン と 言 お う か と 思 っ た

と言われ、もう大爆笑www

もしそう言っていたとしたら、

バ ッ ク ホ ー ン の ボ ー カ ル が 3/4 ケ ツ を 曝 し た 場 所

と言うことで、賑わうに違いないww
と言うか、私も行きたいwww
いや、むしろ純粋に鍼を打ってもらいたいwww私も腰がwww

…と、そんな爆笑小話を経て、アンコール曲はもちろん『真冬の盆踊り』!

「ヨサホイ」のリズムに、一斉に手が翻る光景は、いつ見ても壮観!

私はこの時、フロアの真ん中辺りにいたんやが、
ふと周りを見回すと、かなり後ろのほうまで手が上がっていて、
そんな盛り上がり様にもまた胸が熱くなる。

そう言った光景と弾む盆踊りの音、そして楽しげなメンバーの姿を存分に味わい、ヨサホイ踊り倒しました!



3年ぶりの参戦となりましたが、やっぱりこのイベントの楽しさはお墨付き!
参戦出来なかった年も、メンツを見たらばラインナップが素晴らしいし、
楽しかったであろうことは想像に難くない。

また、実質1000円でイベントオリジナルTシャツが貰えるのもいいところ。
しかも、3年前は2種類だけだったのに、何と今年は6種類(2柄×3色)になっていて驚き。
…まぁ、その分生地が薄くなっていたのはご愛嬌w

厳ついデザインのほうの、好きな色である緑を選びました。
(写真…下は例のバースデイのタオルと、sasaさんに頂いた【rega】のバッジ。ありがとうございました!)

このデザインのシャツは、将司がステージで着ていたらしいので、
どうせならそれを選べば良かったのかもしれないが、
何 を 着 て い た か と か 見 て い な い
残念な私クオリティな為w、こう言った選択になりましたww

いや、見ていたとしてもやっぱり緑にしていた気もするがw
こう言う色のバンT持ってなかったしね。何か嬉しい。




かくして、バックホーン2連戦は、ゲキアツの内に終了!
次は京都大作戦かな。これもゲキアツっぷりが容易に想像出来るので楽しみ!

その前に、【MAOW】の京都公演も行くつもり(もっとも、こちらのお目当ては【jizue】だw)してるし、
夏にかけては、京都がアツい!と言うことですなw


もちろん他のアクトも楽しく、やはりライブとはいいものだ、と言うことを、
今更に今更ながら、実感出来た2日間でもありました。
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posted by まゆみ at 17:54| Comment(0) | TrackBack(0) | THE BACK HORN | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月21日

(THE BACK HORN、KING BROTHERS、神戸レポ)音の旨さと酩酊は、「宮水」ありきの良い酒に似て

大阪、京都、奈良に滋賀、名古屋東京、瀬戸内界隈。
【THE BACK HORN】のライブは、行ける範囲ならば何処でも行くし、そして目一杯楽しむ。

しかしやはり、我らが地元たる、兵庫県においてのライブと言うのは、
一際感じるものがある次第。

5月19日は、そんな兵庫県は神戸、WYNTERLANDにて、

【THE BACK HORN】VS【KING BROTHERS】

と言う、ある意味狂った獣同士の戦いの火蓋が切って落とされ、
郷愁の感慨と共に、狂気の怒涛をも味わって参りました。

では、そんなライブレポを。



神戸の、異人館に至る坂の途中にウィンターランドはあり、
キャパは500くらいか、広さはそこそこあれど、

天井がかなり低い。

私の経験上…と言うか、単に物理的な問題で、こう言った低空のハコは、概して、ライブ中には空気が薄くなるもの。
少し不安になる気持ちと…むしろゲキアツを期待して昂る気持ちが混ざる。

光舟側6列目ぐらいの位置にて、そんな思いを抱えているところに、清水音泉の田口さんの前説が始まる。
ちなみに彼の関西での人気はかなりのものw

「モッシュダイブは空気を読みましょう(要約)」

の言葉には、この人の、イベンターとしての在り方が垣間見えて、
人気の理由も一層納得。

この日は小さな音楽誌『GOOD ROCKS!』のイベントだった為、その編集長も登場して挨拶。
このライブ模様はその誌上17ページに渡って特集されるそう。おお!

そんな話を経て、5分程経った辺りか、
バーカウンター脇のネオンも含め、一斉に照明が落ちる。

そして響き渡るSEと、溢れ返る青い照明。
厳粛と興奮が心に渦巻く。

メンバーが登場。SEが終わった瞬間に歓声。
将司が一言、「こんばんは THE BACK HORNです」更に歓声。

と、そこに、真赤に咲き広がる照明と共に叩き付けられた音は、

『ラフレシア』

の、不穏で美しい花のそれ。
そして一斉に花が咲く姿、は燃え盛る火のようにも見えるようなイントロののち、
響き香った将司の声は、いつもに増して力が篭っていた。

ふとした瞬間の顔に、声に、凄まじい激情が垣間見える。
それを見て、聞いて、この日は特にアツいライブになる!と直感でわかった。

なので、こちらの「オーオオー!」の掛け声にも一際力が入ると言うもの。
そんな「観客からの養分」を貪欲に吸い取って、
音の花は醜いまでに美しく肥大していった。

『フロイデ』

これまた炸裂するイントロの閃光に、一瞬目は眩んだのち、
しかし、負けじとばかりにテンションが爆発する。

前曲からのこの流れは熱い!
そして、これ何て言うオーオー祭?w
引き続き、皆が思いきり叫び倒したことにより、既に空気が薄いww
しかしその分濃密、熱烈!

『声』

ここまでの流れは、冒頭イントロバーストシリーズかw
そののち駆け出した音の中に、季節外れの「楓」の声が翻った。

アウトロラストでは、アンプに飛び乗った光舟が、そのベースをも見事に翻す。
将司も珍しくこの曲で「イェー!!」と叫ぶ。
彼らの、既に高いであろうテンションが伺えるし、
そして、既にフロアの熱も強烈に高いw汗だっくだく!!


そんな熱をある意味冷ま…いや、鎮静化させるwマツMCでは、
神戸や、または長崎のような、坂のある街が好きだと言う話。
そんな街を勝手に「坂街」と名付け、観客失笑w

また、神戸にはバー(発音が訛っていたw)が沢山あるので、
その内の1軒に行ったらば、何と【THE YELLOW MONKEY】ばかりがかかる店だった、と言う、
いとも胸熱なネタ!…と見せかけて、
「…と、また、特にオチはない話なんですがw」
と、グダグダに締めたのは、さすがのマツクオリティと言うべきかww

後、キンブラとは5、6年ぶりに対バンをする旨の喜びを述べていた。


『雨』

スタンドマイクが用意され、さて何の曲が来るのかと思ったところに、
静かに降り注いだのはこの曲。

思わぬ「俄雨」は、初めこそ空は暗くも穏やかに降っていたものの、
サビでは、身を、心をしとどに濡らし、更には穿つ勢いの「雨音」が打ちつけてくる。

そんな雨模様の先に見える将司の、
マイクスタンドを握り締める腕の筋肉に、
その表情の1つ1つに、
再び凄まじい激情が見てとれて、
もちろん、何より声にそれが現れていて、
音の雨に打たれ、朦朧となっていたせいもあるのか、思わず茫然となってしまった程。

しかし、それでいて心の奥底だけは妙に鮮明で、
何年もこのバンド、更には他の色々なバンドを見てきた中の記憶がフラッシュバックする中、
改めてこう思った。

「これ程表情の歪むボーカルを、私は他に知らない」

と。

元来が相当整った顔立ちゆえ、特に歪み顔のインパクトが強いのかもしれないが、
しかしそれでも、こうも感情を「顔でも歌う」ボーカルと言うのは、そうそういないだろう。

その歪曲は、純粋ゆえに。

この矛盾を矛盾たらしめぬ存在、
それがこの【山田将司】、その人だと思った。

『ひとり言』

その矛盾は続くこの曲でも存分に。

「ひとり言」ゆえに爆発する、あまりに純粋な言葉達を、
あまりにいびつな形で叩き付けられ、
こちらの心は酷く、しかし一種の快楽を伴って打ちすえられる。

「頭蓋骨の山」の部分にて、将司が自身の頭を殴打していた仕草にも、
そんな打たれる心が重なった。

ラストサビの奔流もこれまた素晴らしく、それに揉まれ捻られた末に、
最後の「僕は…僕は!!」の絶叫に、見事にとどめを刺された。
心一面に血が広がり、そうしてブラックアウト‐。

真剣に、半ば意識が飛びそうだった。

…まぁそれは、頭の振り過ぎ、かもしれないがw

余談ながら、この曲のイントロで歓声が上がるタイミングが、3段階に別れていてワロタww

将司が、「新曲をやります。…世界中に花束を」と告げて、

『世界中に花束を』

実 は 初 聴 き。
…配信と言うものにどうにも食指が動かなかった為に(好きなバンドだと逆に)、
まずは直に聴いて判断しようと思ったゆえ。

そんなこんなで実際に聴いてみたらば、
(先程までとは別人のような、)優しげな将司の歌声によって花が咲き、
そして、他メンバーのコーラス併さって、花束となる、と言ったイメージ。

曲調自体はそこまで好みではない、歌詞も、私の嗜好とは違う優しい感じ…なのだが、
しかし、詞は結構要所要所が心に響いた。
枯れているような私の心にも、「花束」に出来るような部分があったと言うことなのだろうか。

そんなことを思いつつ、聴き、ステージを見ていたらば、
最後に、将司から落ちた一滴の汗が、
花束の花を育む水のようにふと思えて、それが妙に印象に残った。


そんな穏やかな空気から一転、マツの、「神戸まだまだこんなもんじゃないでしょう!」との煽りから、


『戦う君よ』

がまた激しく瞬き、そして熱もあらわに迸る。
ラストサビ2回目は将司がマイクをこちらに向ける。

『コバルトブルー』

青色の火が燃え盛り、人のうねりが炎のそれのよう。
栄純が猛烈ヘドバンしていたのはこの曲でだったかな。

「どうもありがとう、THE BACK HORNでした」と、ある意味無情な将司な声が響いて、最後は

『刃』

にて、音と拳が一斉に立ち上がる。
それまでやや端で好き勝手に暴れていたけれど、
この曲はやはり我慢が出来ない!とばかりにモッシュピットへ!

モッシュと言うより演舞する気持ちで、しかし熱さはモッシュ以上に猛り狂う私。
とどめに「オーオー」を叫び倒せば、もう本当酸欠、しかしその理由だけではない恍惚感に満たされる。

汗と意識混濁にて霞む視界の先に、
最後の最後まで暴れ倒し、音を迸らせたメンバーの姿を見送って、
ひと息ついたのちには、更に歓喜の思いにも満ち満たされる。


いや〜…この日のライブの凄まじさ素晴らしさはかなりのものでした!
音響の理由もあったのかもしれないけれど、とにかく将司の声が、情が、響いた、届いた。
そして揺さぶられ、満たされた。

地元たる県にて一際素晴らしいライブを観られたことに、
ひとしおの喜びを感じつつ、ビールをグイッ!
相当汗まみれになった身体に、クーッ、染みる〜!!

酔いと興奮で、この日共に来ていたサブちゃんや、
他の友人各位との会話も弾む弾む…。

そして、皆が皆して称賛の嵐! 当然と言えば当然やが。


そんな興奮も醒めやらぬまま、次のアクトへ!



【KING BROTHERS】

こちらこそ、私が在住する「西宮市」のバンドで、
本当に今回のライブには地元感が満載。

曲は知らないんやけど、ライブ自体は何回か観たことがあって、
その時の光景と違わず、この日もギターボーカルのケイゾウさんは、ギターアンプ上で後ろ向きのスタイルで登場w
彼は背が高く、天井は低いのでちょっと大変そうやったww

そして地面(ステージ上)に降り立ったらば、
ギターのマーヤさんと共に、これまた狂気的で激情的な声を響かせる!
その吠えっぷりは、まさに「西宮の狂犬」と言う通り名に相応しい。

終盤には、再びアンプに乗っかるケイゾウさんの分まで、マイクを握って叫ぶマーヤさん。
バックホーンとの久方ぶりの対バンを本当に喜んでくれていて、胸が熱くなる。

そして、彼の煽りで、観客全員による「西宮」コール!
自分の住んでいるところが、こう言う風に話題?に上るだけでも嬉しいのに、
ふと横に目を向けた際に目に入ったのは、
バーカウンター内にてアクトを楽しんでいる、将司と光舟の姿!

自分の好きなアーティストの横で、自分に関わりのあるものを声高らかに叫べる、
こんな幸せなことがあろうか!!

なので、「に!し!の!み!や!」コールにも一層力が篭る。

それを受けて、見事にダイブを決めたマーヤさんの姿に、また昂る熱、熱!!

この熱き共鳴は、これまた素晴らしい!



本編ラストまで、しっかりとその熱さを享受し、
残念ながら、諸事情でアンコールは観ずに出てしまったものの、
身体に、そして心には存分に熱と、そして満足感が刻まれた。

後、無性に地元愛が高まってしまったなw
兵庫万歳!神戸万歳!
に!し!の!み!や!万歳!!




大阪、京都、奈良に滋賀、名古屋東京、瀬戸内界隈。
行けるところなら何処へでも観に行きます。

が、どうか是非また、ここ兵庫県にも来てくださいね。
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posted by まゆみ at 23:13| Comment(5) | TrackBack(0) | THE BACK HORN | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月01日

(THE BACK HORN、10-FEET、大阪レポ)特大ミックス焼き

広島でのバックホーンライブからわずか10日、
今度は大阪にてバックホーンライブが観られるとは!

と言う訳で行って参りましたよ、なんばHatch!

譲って頂いたチケット番号がなかなかのものだったし、
セッティングからもバックホーンが最初だとわかった為、
この日は、上手側のかなりの前方に行ってみました。

しかし今回はフロアに柵生え過ぎ! 狭いしモッシュ危ないぞ…。

と言うことも思いつつ、近くにいた友人と話しつつ開演を待つ。
その間には【大抜卓人】氏によるDJが行われていて、
【ELLEGARDEN】の『Red Hot』なんかかかかった時には結構興奮したんやが、
私の周りは微動だにせず…何ゆえだww

ともあれ、そうして待ったのち、やはり10分の押しを経てwいざ開演!


【THE BACK HORN】

深く青い照明の中、あのSEが揺蕩うように渦巻くように流れ出し、それに乗って登場するメンバー。
この日は将司もほとんど同時に出てくる。

そんな彼がマイクを手に「こんばんは、THE BACK HORNです」と一言。

上がる歓声、そしてそれをある種鎮圧させるような、

『雷電』

のイントロが、荘厳かつおどろおどろしく響く。

重苦しいメロディの中で、将司の流麗な手ぶりだけが、神々しい程に滑らかで、
それに見とれていたらば、サビで雷光炸裂、感情が吹っ飛ばされ、
口からはコーラスとも悲鳴とも咆哮ともつかぬものが自然と漏れ出ていた。

『サニー』

前曲とは対照的な色合いがギラつく。
意外と圧しがキツい、頭振りにくい…。

『涙がこぼれたら』

久々に聴くイントロに、心も身体も跳ね上がる!
青と薄黄色と言う「夜の砂漠」色の照明の中、
退廃的ながら力強い音に、将司がなまめかしく舞っていた。


マツが立ち上がってMC。
「東日本は大変なことになっていますが、音楽の力を信じて…ッ!(噛む)」
観客爆笑wマツ苦笑ww

そして、そんないつもながらの彼の姿に、私は微笑。


『再生』

「リンドウ」色の照明の下、初っ端から早々に、

ハ イ パ ー 光 舟 タ イ ム 炸 裂 !!

イントロで頭を振りまくり、グワングワン身体を回し、
ラストサビ前の激情部分では、膝まづいて弾き倒すその姿に、もう目が釘付け。

そんな彼の背後に、ステージ上に、
激情手前の静謐な転換の際、照明の具合によって、
風になびくリンドウが、見えていた。咲いていた。

『キズナソング』

将司の前にマイクスタンドが運ばれる。
何を歌うのかと、緊張しながら待っていたところに、
ある種の不穏な色をもって流れ出したのがこの曲のイントロ。

その不穏さが温かみに変わった音の辺りで見えた、
将司の、マイクスタンドを握った左腕の筋肉、ややこけた頬、
そして、2階席の辺りを見据えた瞳、
それらが妙に印象的だった。

そんな彼から紡がれる、まさに「絆の歌」は、
こんな時だからこそ一層響く。
優しさを帯びた歌声が空間を包み込み、
黄昏色の穏やかな照明が更に雰囲気を増す。

ラストサビの一筋歌声が響く瞬間には、その照明は背後からのスポットライトになり、
のち、音の広がりと共に、再び柔らかい光が溢れ出す。
絆であり希望であるかのようなその光景は、今でも胸に焼き付いて離れない。

曲を終えて、将司が「ありがとう」と告げた声にも、
言いようのない程の温かさが篭っていたように思う。


再びのマツMC。半ば吠えるように「大阪の力を見せてください!まだまだいきましょう!!」と言った旨の内容。
うむ、テンションが上がってくる!
そこからの、

『戦う君よ』

のイントロの連弾には、本当にアガるものがあった。
栄純もフロアを見渡しながら、力強い音を奏でていた。

「今日は本当にどうもありがとう、また会いましょう、THE BACK HORNでした」
との、お馴染みの将司の一言に、最後の曲だとの寂しさが募るも、

『コバルトブルー』

の、イントロが駆け巡れば、寂漠等は何処吹く風、熱狂だけが上昇する。
ダイバーも結構な数(テンフィ時とは比べるべくもないが)がいて、尚アツい!
コバルトブルーの風はもはや熱風。

ラストサビ前の栄純ジャンプには、むしろ和みはしつつもw、
最後まで目一杯駆け抜けましたともよ!


いやはや、この日のライブもアツかった!楽しかった!!
…ただ、ちょっと自分の立ち位置は選択ミスやったかな…。
自由に動けないのは結構なストレスですな。端っこだったんやがねぇ。
とは言え、この位置やったからこそ、
先に述べた『キズナ〜』前の、将司の姿を仔細に見られたのは、良かったと言えば良かった。

さて、以降のライブはどっちの面を重視するかな…。


【サイプレス上野とロベルト吉野】

HIPHOPなユニット。
バックホーン終わりにお酒を投入して、結構へべれけな状態で観ていたので、あまり記憶が…wすまぬww
結構な盛り上がりと、ゲストに【渡辺俊美】氏が出ていたのは覚えているww


【10-FEET】

そうしていよいよトリのテンフィ!
再び上手側、今度は2柵目付近に陣取る。

照明が消え、アナウンスの後に流れ出す、SEの『そして伝説へ…』。
深い青色の照明と共に広がる、凛とした壮大な音に、既に泣きそうにw

メンバーが登場し『hammer ska』にて幕開け!

冒頭の「今日が昔話になるまで」と言う歌詞が、
この日のライブを、ある意味象徴していたのだとはのちに知ることに。

この時はただただ、その軽快な音に、踊る!暴れる!!

次いで『VIBES BY VIBES』が、激しくも温かく寄り添ってくれ、
モッシュにジャンプ、更には少し感動で泣きかける、と、何とも嬉しい忙しなさw


セトリ

hammer ska
VIBES BY VIBES
STONE COLD BREAK
Freedom
super stomper

1sec.
RIVER

アンコール
under the umber shine
2%


更に『STONE〜』と、畳み掛けるように続いた曲には、
その激烈モッシュによって、もう石をぶつけられたが如く身体がボコボコにw
だがそれがいい!!

ちょうど柵から外れた箇所のモッシュピットは激しさもひとしおで、テンションが上がりに上がりまくる。
…トシゆえか、少しついていききれなかったのは内緒w

『Freedom』では、【大阪籠球会】のパフォーマンスも加えつつ、
そのあまりの軽やかさゆえ、心をも軽くしてくれる音が、皆を跳躍、飛翔させる。
ラストサビでの合唱もまた、力強く羽ばたいていた。

『super〜』の重々しい音には、四股を踏むかの如き勢いで応戦!
もちろんモッシュのぶつかり合いも、相撲のそれのように!!


いざMCでは、TAKUMAがマイクを通さずに地声で語る。
よく響くのに温かい声、胸に染みる。

今回の地震で、被災地では遺体となって泥に埋もれ、口にまで泥が詰まった赤ちゃんがいたこと。
母親は、普段歯磨きでしていたように、口内の泥を指で掻き出したこと。
そのような「事実」を、心の一部には留めておいて、それを思い出し、時には勇気を出すこと。

30回の笑いより、【江頭2:50】氏のような、1回の伝説を作り出せ。

そして…この日のライブを(ある種の)伝説(昔話)にするぞ!!

そう言った内容を熱く、時に静かに語り、
フロアの面々も真摯に、場に応じた最大限の敬意でそれを聞いていた。

…が、色々なバンドメンバーとフットサルしていることを語ったり、
NAOKIのサッカー実演を挟んだりと、ネタ的な面もやはりw


それでもいざ、『風』が柔らかにTAKUMAの口から吹き流れたならば、
再び何処かしっとりとした雰囲気にも。

しかし、目には見えねどその風には、人の温かさ、魂の熱さと言う花が目一杯舞っていた。

それが、どうか届くようにとただただ願う。

そして、本編ラストの『RIVER』では、
大きな大きな流れに、皆がそれぞれの持てる力を乗せる。

そうして増幅した力は、そして伝説へとなるだろう、と、
「流れゆく淀川!」の詞に目一杯反応していた皆を見て、確かにそう思った。


アンコールでは、『under〜』の、温か過ぎる程に温かい光で空間を包み込んだのち、
最後の最後には、私にとってあまりに感動的な曲『2%』が!!

イントロのタメの部分から歌に入る瞬間には、
もう感情も身体も、そして少しの涙も思い切り破裂!そこに、

「苦笑いが時に
「強さ」ったい
辛い時 笑う
「優しさ」ったい
ふとか感情
垣間見るったい
やれるだけは
やったっちゃろう?
ようやった!
お前は強いわい
もう我慢せんでも
許されるわい
笑いながら
泣いたらええわい…」

この歌詞が、本当にひしひしと染み渡る。
そして、

「皆また会おう(遊ぼう)な!」と、歌詞を変えて叫んだTAKUMAの言葉に、更に血潮が沸き立った。

その沸騰を以て、存分に暴れた、はしゃいだ。
「伝説」を作る為に。
その「伝説」を、何かの力にする為に。

そして、廻り巡って、冒頭の『hammer〜』の歌詞が、
私の中では、この瞬間において共鳴していた。

「Be brave Be brave
この一瞬だけ
どうか勇気を
与えておくれ
Be brave Be brave
この一瞬だけ
運命を変える
勇気をくれ
Be brave Be brave
この一瞬だけ
どうか勇気を
与えておくれ
Be brave Be brave
この時の果て
今日が昔話になるまで」


そんな「循環」をひしひしと感じながら、彼らのライブを見届け…そして満足!

身体は痛いけれど、その痛さがむしろ充実感。
…ただ、本当にモッシュする体力が落ちていることには虚無感ww


それでも、やはり楽しいライブでした!!
この楽しみが、一刻も早く全ての場所に、甦ってくれることを、願わずにはいられない。

TAKUMAのMC中に、茨城県から来たと言う人の、ライブは嬉しい、ありがたいと言う声がさし挟まれて、
そう言う地域の人にこそ、むしろライブは必要なんだとも思えたしね。

物理的にも精神的にも、まだまだ難しい面はあるかもしれないけれど、
再び、あらゆる場所で音が、嬉しさが鳴り響く時は、間違いなく還ってくる、
それを少しでも早く実現する為に、私達に出来ることは何だろうか。



…とりあえずは募金しておきましたw

その時の、金の触れ合ったあの音よ、
廻り巡って、どうか心の触れ合う音へと変わりますように。
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posted by まゆみ at 17:50| Comment(2) | TrackBack(0) | THE BACK HORN | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月21日

(THE BACK HORN 広島レポ)砂の旅人

この日の【THE BACK HORN】ライブは、ご存じ、広島でのライブサーキット、「MUSIC CUBE」の一場面。
(※全体のレポは後日書きます)

時間にすればわずか一時間未満。

しかしその中に、どれ程のものが詰まっていたことか。
それを伝え切れるかどうかはわからないけれど、
ここにレポとして記してみます。



前アクトで相当ヒートアップしていた、会場の広島クラブクアトロ。
その熱気の中をくぐるようにして、栄純側4列目ぐらいに。

様々な人が言っていた通り、
この会場は、いい意味で「クラブクアトロ」の名に相応しくない形状。

柱の存在しないフロアは正方形状に広く、ゆとりがあり、
後方には、段差ではなく完全に隔てられた半2階席(神戸VARITのイメージが近いか)。
則ち、大人数でモッシュしてても、カウンターで背中をゴリゴリしない設計w

更に素晴らしいのは、ステージがかなり高くてとても観やすいこと。
そのおかげで、メンバー全員をしっかりと見られ、
特にこの日のライブにおいては、そのことがとても嬉しかった。


今年初、初めての地、4ヶ月ぶり、そしてこう言った状況下での彼らのライブ、
色々な思いがないまぜになって、いつも以上に緊張していた待ち時間。
己が中心にて、早鐘のカウントダウン。


そしてその「0」!を刻んだ瞬間は、私個豚にとっては唐突に訪れる。
あまりにいきなりだった為、むしろフッと気が抜けて少し楽になった程w

暗転し、このイベント独自のアナウンス、

「Believe The Power of Music,MUSIC CUBE,CLUB QUATTRO NEXT STAGE…【THE BACK HORN】!!」

との言葉が、やたらと心に響いたのち、
ステージ上が、深淵たる青色の照明に満たされる。
鳴り響くは、昨年ぐらいから対バンやイベント時にはお馴染みとなった、
何処か荘厳、そして気持ちを沸き立たせるSE。

それらと歓声が混じり、溶け合う中にメンバーの姿が映る。マツ、光舟、栄純。
将司はまだ出て来ず。

先だって、その楽器隊が激しめのセッションを奏でる。
熱気が渦巻いていく。

そうして、いよいよ将司が登場。が、

髪 が 短 く な っ て い る

思わずどよめいてしまったが、それは結構な人がそうだったよう。
短髪と言っても、昔の彼自身のような感じではなく、
言ってみれば【フラワーカンパニーズ】の鈴木圭介氏のような感じ。
可愛らしく、若返ったような感じで似合っていた。

銀髪にした時を知っているので、その際よりは驚きは少なかったものの、
9年ぐらい、同じ髪型を保ってきたことに加えて、
「この瞬間」でのそのイメチェンには、何処となく感慨深いものがあったな。
(以前より切っていて、偶然のタイミングだったのかもしれないが…)

そう言った思いに浸っていたところ、
突如、いい意味でガン!とぶつかり、破裂したのは、

『ブラックホールバースデイ』

の、お馴染みのあのイントロ!
この曲自体久々に聴いたのと、
セッションにて昂っていた熱が、一気にスパークしたような空気に、
我を忘れるぐらいに興奮してしまった。
開演前に感じていた緊張なぞ、軽く振り切る程の心臓の躍動感w

フロアの熱狂をも飲み込み、そして増幅していくその黒き陥穽が、
いつもに増して力強く感じられたのは、きっと気のせいではなかっただろう。

実際、ラストサビでの「笑え」と歌い叫んだ将司の声は、
あまりに切実で、そして強くて、凄まじく胸を打った程だったし。
その瞬間に、思わずビクッとしてしまったのは私だけではあるまい。


『戦う君よ』

前曲に対する歓声や拍手の中、間髪を入れずにイントロの閃光が瞬く。
深紅の照明と共にギラつくそれは、oioiコールをも巻き込んで、一層力強くなる。

この曲の時のみならず、栄純の顔がまた、常時素晴らしい笑顔で、
むしろ自身のほうが、今状況は辛いはずなのに、
ただただこちらを励ましてくれるようなその姿に、
思わず泣きそうになった…けれども、
彼の笑顔を見ていたら、むしろ泣いている場合じゃない、と言う思いに駆られた。
ので、思いきり笑った。笑い返した。
笑顔の共鳴だった。

サビを唸る将司の声も、やはりいつもより力が篭っている。
彼とて同じく、私達よりも辛い状況にあるはず。
しかし、そんなそぶりを微塵も感じさせないその姿。

「さぁ走り抜けよう この歌を胸に抱きしめ 今」

かつてそんなに好きではなかったこの歌詞が、
この日この時、この声においては、ハッとする程に響いた。


『コバルトブルー』

序盤にこの曲を持ってくる珍しさ(最近では)に、少し驚きつつも、
その分、セトリの塾考具合、気合いの入りようが伝わってきて、
ただでさえこの曲では格段に上がるテンションが、ますます増幅する。

テナールズブルーとフォゲットミーノットブルーが入り混じる照明の下、
様々に音が飛翔し、声が翻るが、
この日この曲においての肝は、

「さぁ 笑え 笑え」

この部分に外ならないだろう。

余談ながら、私の近くで大人見をしてはった男性が、
感じるものがあったのか、この曲の時から、
恐る恐るながらも手を挙げて反応し始めたのが、
もの凄く嬉しかったな。


いつもながらの3曲区切りにてマツMC。
立ち上がった彼の…よく話題になる9:1の髪型の…1のほうの部分が、

ピ ョ ン と 跳 ね 上 が っ て い て、

思わず吹き出しそうになったw

MUSIC CUBE盛り上がってますか!と煽ったはいいものの、
トリを「司り」まして…と、何かよくわからない表現をしてくれた彼w
更には、地震のことにも触れ、こんな時だからこそ音楽の力を信じて…!と、
非常にいいことを言っていたのに、

最 後 の 部 分 で 噛 んで、

爆笑を巻き起こしたww
もはや信頼のマツクオリティwww

…と、何かと笑う部分は相変わらずだったものの、
この日、非常に尊敬したのは、

自分達が福島(茨城)出身だと、一言も言わなかったこと。

言ってもおかしくなかったし、
むしろ、幾ら言っても構わなかったのに、
(言うことを批判等は決してしません。そう言った立場から語れることも存分にあります)
そう言った点を圧して、
ただ、皆を元気づけようと、
ただ、己が役割を全うしようとしていた姿に、
彼の、このバンドの素晴らしさをひしひしと感じた。
そして、思慮深いマツを改めて尊敬した。

そんなマツが、「こう言う日にやりたいと思っていた曲を」と告げて、


『砂の旅人』

ゆらりと揺蕩ったイントロにて小さな歓声を上げられた人と、友達になりたいと思ったw

神秘的なターコイズグリーンの照明が、情緒を醸し出す中、
将司の、あまりに美しい声がゆらゆらと、そして凛と響く。
…正直、これ程までに美しい彼の声を聴いたのは、初めてかもしれない。
響き様の問題かもしれないが…。

そんな声にて紡がれる歌詞は、確かに、尽く現状に沿っていた。

「途方もなくガレキに座ったまま 熱に浮かされ思いを馳せていた」
「物理学者が神の存在に気付く」
「昨日まで名もない花が咲き誇った」
「この夜を嘘のように星が照らしてる
国境線を渡る風 俺に何が出来る」

…ので、より一層心に染みるものがあった。
まるで、砂に涙が染み渡るように。

「垂乳根の海か 輪廻の墓場か」

の部分では、穏やかだった照明も一気に真赤に染まり、
同時に、将司の声も激情的に迸る。

突如吹き荒れた砂嵐、そしてそののちに(ラストサビにて)煌めいた星、
そんな光景が描かれていた。


『ひとり言』

刻まれる鼓動と、暴発する感情が混じったイントロののち、
曲もまた、その繰り返しで紡がれていく。
狂気的でありながら、必死にもがく心を歌い上げる将司の気迫は、本当に凄まじかった。

声、身体、心、全てを暴れ狂わせながら、
それでも、這いずってでも前に進もうとする歌い様に、
決して諦めぬ命の灯火を見た。

そして、ラストサビ2回目の、

「僕のそばにいて」

の部分は、あまりに胸を衝く激情が迸っていて、
耐え切れず、私には似合わぬ仕種とはわかっていながら、
思わず手で顔を覆ってしまった程。

そこに響く「僕は一人じゃない」の、これまた凄まじい連呼。
もう、言葉では表せぬ程のこの瞬間。

狂乱にして鼓舞、その素晴らしき矛盾を、ただただ感じていた。


『声』

叩き付けるように弾むイントロは、力強い助走のよう。
そうして走り出した曲は、
「いつか晴れ渡るように」
とばかりに、嵐や感傷を吹き飛ばす勢いで、空間を廻り巡っていた。

響け 本当の声よ
届け 彼らの声よ。


そんな「声」にて、ラスト曲前に、将司が、

「明日からまた皆頑張ろうな」

と、一言。


どうして、かくも力強くあれるんだろう。
…短いその言葉に、どれ程のものが詰まっていたことか。
私の、いや、皆の胸を溢れさせて余りある程の一言だった。


『光の結晶』

そうして最後に爛々と輝き出したのは、イントロか、それとも私の涙か、
はたまた希望のその色か。

あまりに眩しく、あまりに勢いのある曲が、私達を包み、そして背中を押してくれる。
光舟の、その動きと共に輝きうねるベースソロや、
栄純の、その笑顔と共に乱反射するギター音を経て、放たれた、

「そしてここから始まってゆけ」

相応し過ぎる程に相応しいこの言葉が、
光と共に駆け抜けた後に残ったのは、
紛れもない希望の道。

彼らが音にて拓いたこの道は、きっと明るい未来へと繋がっている。

そう信じてやまない程の力が、空気が、この時のこの空間には満ち満ちていた。



満場の拍手と歓声が、更に結晶のごとくきらめいたのち、アンコールの手拍子が響く。

再び登場し、「アンコールありがとう」と将司。

そして定番の、「今日は本当にどうもありがとう
また会いましょう THE BACK HORNでした」の穏やかな声。

そして、一転、

『刃』

の、烈しい歌声が、空間を貫くように響いた。

最強の鼓舞曲が、最強の勢いで放たれる。
力と熱の篭った音と声が乱舞し、皆を奮い立たせる。

「いざ征こう この命在る限り」

最後のこの一言、そして凄まじき魂の大合唱に、
私達の、そしてもちろんこのバンドの「力」が、ありありと現れていたように思う。

傷付き、倒れた人を、どんな形であれ助けていけるようなその力を、
ある意味、傷付いた側でありながら、
そんなことを微塵も感じさせぬ気概を以て示してくれた彼ら。

感動、尊敬、そんな言葉ではとても足りない。

それでも、こうは告げさせてもらおう、

「ありがとう」

と。




能天気には見えつつも、それなりに色々な思いを抱いて参戦したこの日のライブ、
本当に、行って良かったです。

見事に、沈澱していた不安を取っ払い、更にはそこに力を満たしてくれた彼ら。


そうして得た力にて、私が果たすべき役割の一つは、
ここにこうして彼らの姿を綴ること。

今はライブを観られるような環境にない人達に、
こんな素晴らしい人達のファンであると言うことを、
もしくは、自らも傷付きながら、かくも他者を励ませる力を持った人達がいると言うことを、
それぞれの生きる力に還元する、その手助けをすること。


何処まで果たせているかはわからない。
役者不足も甚だしく、単なる自己満足に過ぎないかもしれない。


それでも、どうか書かせて頂きたい。


少しでも、彼らの音が届くように。

少しでも、彼らの心が伝わるように。






(ライブレポのタイトルには食べ物飲み物の名を冠するのが私の常ですが、
タイトルをこれにした理由は、わかる方にはわかるでしょうw)
posted by まゆみ at 17:56| Comment(5) | TrackBack(0) | THE BACK HORN | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月27日

(THE BACK HORN 京都レポ)ショウガとヨガ

さて、いざ磔磔へと馳せ参じたらば、とみに期待と緊張が高まる。
私にとっては、この日が今ツアー最終日、何かと思うところもあるのです。

会場の磔磔は小バコな為もあり、開場待ちの間の身内遭遇率が半端ではないw

sasaさん、necoeyesさん、みーちゃんさん、lisaさん、もーまくさん、わらさん、Special Weekさん、レイさん、
まいどー!!

Special Weekさんのお連れ様には、拙ブログを誉められて超赤面w
しかしもちろん、それ以上に嬉しさが込み上げる。
いつもありがとうございます! 拙い文章ではありますが、今後ともよろしくお願い致します。

sasaさん、素敵なものをお譲り頂きありがとうございました。
また、開場待ちの際にはお会い出来ませんでしたが、
某所でお会い出来た際に、沢山の贈り物をくださったまりせんさん、ありがとうございました。


…と、ライブ前から何かと感謝で満たされた幸せな気分になる。
もうここで帰っても…良くないww

ともあれ、そうこうしている内に外での前説と言うか注意喚起があり、
そしていよいよ番号が呼ばれたので入場。

既に前方は全体的に埋まっており、色々とウロウロはしてみましたが…結局は同時に入場したサブちゃんの近くにw

何やかんやと喋りつつ開演を待つ。
それでも1時間は長いなぁ…。



やがて、19時を5分程過ぎた辺りで客電が落ち、歓声が沸く。
そして、このハコは楽屋が客席の後ろにあり、メンバーはそこから降りて下手端を通り、ステージに上がる形。
なので、SEのさざめく中、観客は私含め、ほぼ左後方を向いている状態で、
その光景には、何となくシュールさを感じたw(けなしている訳ではない)

階上に影が蠢き、メンバーが姿を見せる。響く拍手。
それと歓声とSEの混じった音を入場曲に、彼らがステージへと上がる。
そして一転、静寂。空気が張り詰める。


そこから、儀式の鐘のような、煙のような、段を昇るようなイントロが漂って、

『雷電』

キャパの割に音響が良く(反響が良いのか)、
かなりダイレクトに音、そして将司の帯電呪詛が降りかかってくる。
彼の姿はあまり見えねど、その声が姿を成していたように思えるくらい、
この日の声の響きようは半端ではなかった。

また、栄純の顔は時折見えていたんやが、
やや薄暗い照明の中に、彼の目がギョロリと光っていたのには、
曲調と相俟って、いい意味で「鬼」のようだと思った。

もっとも、いざサビにて、音、光、人の姿、全てが放電し雷霆となれば、
栄純の表情も俄然勢いづき…、しかし、それはそれでやはり鬼気迫るものがあったね。

この日は彼のコーラス部分たる「雷鳴」を、共に歌える観客が私の周りには多くて、
そんな「充電」によって少しテンションも上がったw

『ラフレシア』

このハコのステージには、奥の壁に蔦が張り巡らされていて、
そこに赤々とした照明が当たっていたことで、
一層「花」の感じが出ていた。

毒々しく艶やかに咲き誇り笑う花に音、
それらは観客の手に姿を変えて、実際に乱咲狂咲の様相を見せていた。

『サニー』

褐色と赤色と僅かな光が混じった音が響き、そして熱も放たれる。
攻めるように苛むように向かってくる音ながら、
破壊によって突き進む強さをも、また教えてくれる曲だと、改めて実感。


…この曲が終わった辺りで、私は結構前のほうにいてしもてたんやが、
身動きが取れずにやきもきしたので、やや後方に移動。
結局その後も、何やかんやで前に行ったり横に行ったりはしたけどw
(人を押し退けてはいないぞw)

それから聞いたマツMC…ついに、

「アサイ‘ロ’ム」

と噛んでしまいましたwww
そこは噛んだらダメwwでも大歓声wwww


『再生』

この曲の音圧、流れの壮大さも、この日は特に強く感じられた。
それに合わせて、光舟のヘドバンも、舞う!踊る!暴れる!!
その姿は、鮮烈にして流麗だった。

『罠』

イントロの警鐘と赤い照明の警告に、むしろいきり立ったかのように観客が沸き立つ。
いつ聴いてもこの曲の際は凄まじい盛り上がりを見せるが、
この日は特に、暴れ様にもメリハリがついていて、
ワビサビをわきまえているように思えたのは、さすがこの地ゆえ、と言うべきか。

『カラビンカ』

これまた立地的にまた相応しい、神秘的な、そして怪異な曲。
踊り狂う人々の姿が「極彩色の曼陀羅」を描き、
ステージ上に、音と姿にて描かれた「カラビンカ」との「共鳴」を成していた。

『怪しき雲ゆき』

曲前のおどろおどろしいセッションに聴き覚えがあったので、
その時点で感情は昂るも、この時の、押し込めたような観客の静寂が心地良かった為、
自らもそれに倣い、じっと黙って力を溜める。

…そして、一斉に暗雲が立ち込めるようなイントロが響けば、
もう私は狂った虫の如くその力を発散し大暴れ。もちろん周りも然り。

曲の「雲ゆき」は、時に優しく光を降らせ、時に無情に押し寄せて雨を落とす。
そんな緩急に翻弄される、矮小な虫の気分だったが、それがまた気持ち良かった。

また、ご存じの通りこの曲には「フェイント」があるんやが、
それに引っ掛かる人が皆無だったことには感動。
わかってらっしゃる!

『ヘッドフォンチルドレン』

虚ろなセッション音が流れ出した時点で、ちらほらと上がる小さな歓声。
その後、イントロに入るまでの間にも歓声が挟まれたのは、
恐らく、将司の手に鍵盤ハーモニカが見えたからやろう。
…私は見えなかったけどねw

曲は相変わらず淡々としていながら、この日は例の合唱がとにかく力強くて、そのギャップにも心地良い驚きを感じた。

そして、曲の空虚さに対して、栄純が物凄く優しい目をしているのが見えて…、
しかも、私と明らかに目が合ったのでw、何とも嬉しかった。
無情な世界の一粒の温かさだった。

光舟の口笛…何か心許なかったぞw


さてここで、最早恒例になってきた栄純と光舟の掛合いMC。

この日は2人別行動だった為、残念ながらごはんレポはなく、
その別行動だった理由は、光舟が福山に帰っていたから。
そして、前日の【BRAHMAN】ライブに参戦していたとのこと。おお!

彼曰く、福山は何もない所だが、ライブに集まる観客のパワーは凄まじい。
地元に、そう言った力が収束するライブハウスがあるのはいいことだ。
ここ磔磔も「地元」のライブハウスとして、大切にして欲しい、とのこと。

いいこと言うね、と思っていたらば彼は、京都の話題に続けて、

「何?京都って盛り上がりもはんなりしてるの?」

と…。

光舟が…あの光舟が…煽ったー!!

広島以外では、MCで滅多に喋ることのなかった彼が、ついに煽るまでに…!
その煽りに目一杯反応はしつつ、感動に打ち震えていたらば、しかし栄純が、

「…でも次は静かな曲なんだけどなw」

とボソッとツッコミwwちょwww

そんな栄純、最近は手足が火照って寝付きにくい、とのこと。
逆に光舟は手足が冷えてしまうらしい。足して2で割れw

そんな光舟に観客が「ショウガ」や「ヨガ」を薦めてみるも、彼曰く、

「それは両方とも既に山田がやってる」

んですとwww将司wwやっぱり彼はスイーツ(笑)w(誉めてますよ)


『海岸線』

さてそんな「静かな」曲w
とは言え、吹き抜ける風の曲と、柔らかくも切ない歌い声によって、
感情がさざめくその度合いは、決して静かではなかった。

『冬のミルク』

情念を増したさざめきが、嵐となって吹き荒れるが如く、歌と空間に激情が満ちる。

私の隣にいたお兄さんが、口パクしながら結構入り込んではったのが、何か嬉しかった。

『閉ざされた世界』

イントロの暗さ重さ、メロは雪が降り積もるかのようなはらはらとした歌、
前曲からしっかり「冬」を引き継いでいるとわかる。

メロ初めの「赤く〜」の部分で、通常は照明も赤くなるのに、
この日は青色だった分、特にそう思った。

『太陽の仕業』

一昔前の刑事ドラマBGMに似たセッションを挟み、
こちらは一転夏模様。
ギラギラと照り付ける太陽のような音の中、将司の獣的な歌が、一層の熱を醸し出す。

『コバルトブルー』

これもまた、夏。
前曲のそれより時代は昔、そしてそれより「アツイ」夏。
蒼穹蒼浪と人の心が溶けた風が、熱を孕んで吹き荒ぶ。

この日は将司の地名煽りはなかったような。

『戦う君よ』

こちらでは、しっかりラストサビ2フレーズ目に、観客にマイクを向けていましたがw


この曲が終わった後に、将司がゆっくりと、しかし力強く語り出す。

「お前らがどんな気持ちでここに来ているかは知らねえ
でも、お前らが頑張ってることは知ってる
頑張ってる人はもっと自由にやっていいと思う」

この辺りで拍手が挟まれるが、「そんなんいいから」と遮る。そして、

「俺は自分に正直にこれからも歌っていく」

と…。

私の記憶違いもあるやろうから、話に脈絡がないように見えるけれど、
この時の将司の語りにはとにかく真っ直ぐで歯切れ良くて、
本当に胸を衝かれたね。

ここまで前向きにハッキリと、力を籠めて話すのを聞いたのは、
少なくとも私は今回が初めてで、
上から目線で申し訳ないけれど、数年前と比べて成長したなぁと、本当に感慨深かった。


『パレード』

そこからのこの曲の流れには…ちょっと泣いた。

口調や雰囲気こそは違えど、
見据えている方向や力強さは、先の語りと全く同じで、一層胸を打たれたがゆえに。

そうして瞳を濡らしはしつつも、
鼓舞し、包み込み、そして背中を押してくれる曲に向かって手を伸ばせば、
その先のステージには、きっと照明のせいだけではないまばゆさが満ち満ちていて、
それを掴めるような、握り潰せるような、そんな気がして堪らなかった。



そんな光が、激しく瞬くかのような拍手が起こる中、メンバーは一度階上に捌ける。
観客は再び左後方を見つめながら光をさざめかせ続ける。


そうして、再びメンバーが登場し、カッと照明が灯れば、
再度、光が輝き出す空間となる。


マツの「1曲だけやって帰ります!」の声には、やはりこの曲を思い浮かべた。

『無限の荒野』

ので、チャッチャカチャッチャカ…のドラム音が鳴り響いた段階で、すぐさま興奮を露にする私。
しかし、周りの爆発速度も、自分とそんなに差はなかった程、
皆が皆、この曲に沸き立っていた。

この時私は、磔磔の真ん中の柱近く、やや光舟寄りにいて、
楽しげに口を動かす光舟はもちろん存分に見れたんやけど、
加えて、将司が結構そっちに寄ってきてくれたので、
その力の篭った形相をしっかりと拝めて、
歌に、言葉に、何一つ違わぬその姿が、本当に輝かしく思えた。

そんな彼に、決して至れぬとはわかりながらも、
その「輝き」に少しでも交わりたいと思うがゆえに、
「否 まだだ ここでは死ねない!」
「我 生きる故 我在り」
と、
喉も嗄れよとばかりに叫び倒し、そして跳ね回る。

そうして滴った汗の一雫くらいは、彼に似た「輝き」の、宿ったものであっただろうか。



通常よりやや短め、しかり勢いよくアウトロを響かせて、今度こそメンバーは退場。
フロアには拍手や歓声に加えて、彼らへの礼の言葉も次々に迸っていた。

それこそが、また何とも輝かしい光景だったな。



そうしてこちらもまたハコから退場。
やや冷たい外気がむしろ心地良く感じる程に、身体が火照っている。
そして、それ以上に心の充足感で、身体が温かかった。



姿はあまり見えず、自由自在に暴れられた訳でもないのに、
この日のライブが満足いくものだったのは、
音の良さももちろんあるけれど、
何よりメンバーの成長を
感じられたからだと思う。

私にとって今ツアー最後の日に、それを見届けられたのは、本当に幸せだったね。



もっとも、それぞれの会場、それぞれの「アサイラム」、
いずこにおいても得るものの多かった今回のツアーでした。



残り数本も、どうか素晴らしき「アサイラム」となりますように。
posted by まゆみ at 23:53| Comment(5) | TrackBack(0) | THE BACK HORN | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月13日

(THE BACK HORN 大阪レポ)上ランチはわんぱく盛り

中崎町から地下鉄に乗ると、乗換えが谷町四丁目になるので、
そこではライブスタイルの人をほとんど見かけないが為に、
ちょっと違和感を覚えてしまう私ですw
本町での乗換え時にはいっぱいいるんやけどねー。

…と、そんなローカルネタはさておき、行ってきましたよ、

【THE BACK HORN】@Zepp Osaka

へ!

バンドにとっては中盤戦の最終日、私にとっても今ツアーの参戦区切りになるこの日のライブ、
何とソールドしたと言うことで、ゲキアツっぷりも期待出来そうでした。
売切れたことに関しては、嬉しさよりも驚きのほうが大きかったけどねw


ともあれ、入場列に一端整列していざ入場。
番号は100番台後半だったので、フロアに入った時には最前以外は何処でも余裕な状態。

この日は前日の分も栄純成分を補うべくw最前ブロック上手側に行き、
ステージ全体が見渡せそうな位置に陣取る。

近くにはSpecial Weekさんがいはったのでお話させて頂き、
開演間際には、久々にピースさんにもお会いしたので、そちらともお話。
「かのバンド」の情報ありがとうございました!


そうして、開演前には清水音泉田口氏による前説&諸注意が。
箇条書きにすると、

・(しんどいのを)我慢しない
・(痴漢行為を)我慢する
・撮影禁止
・モッシュダイブはそれを第一の目的としない
・THE BACK HORNが大好きです

…なるほどww


それから10分程経った頃に暗転。
一気に人が押し寄せる、も、この日は最前ブロックと2列目以降を完全に柵で区切っていた為、
そんなに酷い圧縮にはならずにひと安心。

それでも、私の周りはスコーン!と空間が開けてかなり広くなったので、まぁ何とも快適な予感!


SEが揺蕩い、そして激流となって溢れ出す中、メンバーが登場。
歓声がそこに更に波を立てる。

そして一転、凪となった静寂状態に、
厳かにしておどろおどろしいイントロが暗雲の如く立ち込めて、

『雷電』

メロ部分の将司の声には恐らくエフェクトがかかっており、
淡々としつつも重みが増していたように思う。
黒き雲の中で、電光が渦巻いていくさまが、はっきりと見てとれるよう。

そしてサビでは、白熱する照明の稲光と共に、音が勢いよく迸り、空間を貫く。
それに打たれて沸くフロア、黒々と焦げて美しい。

『ラフレシア』

前曲の、ある意味様々な色合いが深紅の照明に集束し、そして咲き乱れる。

そうした花と共に笑い、踊るのが、特にこの日は一層楽しかった。
前日まで感じていた少々のモタリが、この日はあまり感じられなかった分、更に楽しく踊れた。

『サニー』

ギラついた雰囲気が更に強くなりつつも、鈍色もまた広がってゆく。
そのコントラストが、将司の声の爆発にも表れる。

この曲の時だったか、栄純がかなりステージの端、私のいる辺りまで来てくれて、更にテンションに火がついた!


マツのMCは忘れたので置いておくとしてw(酷いw)、
改めて思ったのは、やはり地元の馴れ親しんだノリが、最も自分の肌に合うと言うこと。

余所が悪い、と言うことでは決してなくて、単なる相性の問題やねんけども、
やはりそれが合った時の、テンションの上がりぷりはもうゲキアツ!


『再生』

闇と花、星に風、そして昇りゆく太陽と、様々に色を変えていく曲が、
これまた将司の様々な歌い方で紡がれる。
その移り変わりが、まるで歴史を描いた一大絵巻のようだと思えたのは、その作詞者(曲も)ゆえかw

そんな光舟、この日もバッチリ暴れ倒していましたが…、
当然、この日は彼の姿が遠かったので、あまり見届けられなかったのは少し寂しい。

『罠』

避けられぬは戦いの歴史、と言うべきなのか、この曲へ。
林檎の色は戦いの色でもあるがゆえに、一層に罪深かったのか、と思えるような照明に曲でした。

『カラビンカ』

かの鳥が飛び立つその羽音のようなイントロにて、
舞う羽根の如きモッシュが起こったのには少し驚いた、が、
こう言ったマイナー曲にてそう言う反応があったのは嬉しかったな。

ラストは音源よりもやや長めに、そしてより混沌調に楽器音が渦巻いていた。


さてさてお楽しみの光舟栄純ランチMC!

…が、マツが、「松田ばかり喋っていても何なので…ここは完璧な喋りの菅波さんに」
と無茶ぶりをしたせいで、逆に栄純が上手く話し出せず、
光舟と栄純にチクチクと責められていたw
全くいらんことしぃなマツww でもそんなマツが可愛いww

そんな困難?を乗り越えて、2人が話すには、
来阪時にはかなりの頻度で行っている「ニューライト」が、この日は休み(実際は開いていたかもしれないが)だった為、
栄純が「もうマックでいいや」と、上ちゃんみたいなことを言い出したのが初めのオチww

しかしそれはないだろう、と言うことで、「南風」と言う名の洋食屋へ。
そこで栄純は「上ランチ」を頼んだのだが、
「上」なのはそのボリュームだったようで、

「エビフライ、トンカツ、オムライス、唐揚げ、焼肉、焼そば…」

…と、まぁわんぱくなラインナップだったそうw
更にご飯は大盛りにしたときたww
(栄純は「オムライス」と言っていたが、実際のメニューでは「オムレツ」)

余談ながら、2人は「南風」の異名を「こち」と呼んでいたが、
残念、「こち」は「東風」で、「南風」は「はえ」なのですよーww


と、そんな満たされたMCの後には、一転、何処か虚ろな曲が続いてゆく。

『晩秋』

黄金の色と朽ち色を同時に持つがゆえに、
虚しさと温かさが同居するこの曲が、
この日の私には無性に染みて染みて堪らなかった。

将司のサビでの歌声に、その言葉に、何故か涙が滲んでしまった程に。

枯れ葉が優しく降り積もるように、私の心にはこの歌が降り積もり…、
そして包み込んで、温もりを与えてくれたようだった。

『ヘッドフォンチルドレン』

様々な色合いの落ち葉達は消失し、この曲にて空気は真っ白に塗りたくたられる。
そんな無機質さの中、将司の声だけが命あるもののよう。
光舟の口笛だけが、光あるもののよう。

…とは言え、皆の合唱とマツの「大阪!」の煽りでは、しっかりと曲に温もりが宿っていたけれども。
ちなみにこの時のマツ…「フー!」とは感嘆しなかったけれども、
口がしっかりその形になっているのを、見 て し ま っ た ぞ www

『汚れなき涙』

私は今ツアー初聴きとなる曲…生で聴いた印象は「重く、美しい」。

囁くように、そして響かせるように歌い上げる将司の声に、
降り積もる雪のようなイメージを抱き、
そしてそれこそが「汚れなき涙」なのかな、と、ふと思った。

『冬のミルク』

そして季節を同じくしてこの曲へ。
こちらは「美しい」と言うよりも、「切なく烈しい」イメージが存分にあり、
将司の激情溢れる声もまた、時に粉雪、時に吹雪だった。

前日よりは結構調子の良かった彼の声やが、時折は掠れ気味な時はあって…、
しかし特にこの曲では、むしろいい雰囲気を醸し出していたように思う。

『閉ざされた世界』

曲の暗褐色に閉ざされた中で、目一杯舞うかのように、観客は意外な程の盛り上がりを見せていた。
結構激しい具合になっていたのにはビックリ。

『ペルソナ』

セッションから入ったこの曲が、凄まじいギラつきを放つと、
前曲の比ではないくらいフロアは爆発!

この硬質で金気臭い曲は、大きな会場にて皆が暴れ倒している光景がよく似合うように思う。


マツMC…はやはり覚えてないんやけどもw、
『アサイラム』をとにかく大切に、そして【THE BACK HORN】をとても大切に思っていることは、
いつ何時においてもひしひしと伝わってくる。

それが、彼がこのバンドのリーダーたる所以やし、
そして、私が、もとい皆が彼を愛する理由やろう。


『コバルトブルー』

セッションの時点から既に火がつき始めていたフロアは、
イントロと共にもちろん大爆発!
青い炎が燃え盛り、熱風狂飆吹き荒れる。

この日もあった将司の「大阪ー!!」煽りや、
この時に起こったモッシュの勢いで、かなり栄純の近くまで行けたおかげで、
己がテンションも更に燃焼!

『戦う君よ』

照明にて赤い炎が噴出し、イントロにて燃え盛る。
やはり林檎の色、戦いの色だと、
勇ましい曲に呼応して弾けながらも、ここでもそう思った。

ラストサビの一部でマイクを向けるのはもはや定番なのかな、
もちろんしっかりと応えておきました!


この日は、ラスト曲前に特筆すべき将司のMCはなかったけれども、
むしろ、何気ない「今日は本当どうもありがとう」の言葉に、
目一杯の想いが含まれているように感じられた。
そして、彼のその「ありがとう」が、いつ聞いても私は好きです。


『パレード』

そうしてラストに広がるこの曲。
大きな空間にも、私の胸の内においても、本当に「広がる」と言う表現が相応しかった。

どれだけ握り潰しても、漏れ出し、溢れていく光が空間を埋め尽くし、そして人の笑顔を照らし出す。

眩しい程の照明と、眩し過ぎるこの曲は、
しかし途方もなく優しく観客を包み込みながら、終息に向かっていった。



その余韻に歓声と拍手が混ざり合い、そしてアンコールの手拍子となる。
そしてしばらくしたのち、メンバーが再登場。

マツが、「もうひと盛り上がりしていきましょう!」と煽り…、
テンションが上がったのが再び「フー!!」と言っていたはいいけれど、
やたらと長く抑揚がついていて「フゥー↓ゥー↑ゥー!!」みたいになっていたのには吹いたww
マツ可愛いよマツ。

そんな彼が刻んだドラム音から、

『刃』

が翻り輝いて、そしてフロアには一斉に拳が上がる。
直後、剣戟の如く激しくなる空間の、その瞬間は、
やはり何度体感してもテンションが上がりに上がる!
「火花が散るほどに 心をぶつけ合う」ようなモッシュも、この曲においては大層楽しい。

ラストにはもちろん目一杯叫び、結構息は絶え絶えになってはいても、

『無限の荒野』

のドラム音が鼓膜と鼓動に重なれば、まさに、

「否! まだだ ここでは死ねない!」

とばかりに、身体も心も終盤にして存分に弾み出す。

大きいステージでは定番の、光舟のモニター乗り煽りにも更にテンションを上げられつつ、最後の一音に対してまで、

「我 生きる故 我在り」

な姿を発揮できて、もう大満足。
曲に照らされていた、栄純のニコニコ顔にも、本当に大感動。

彼らが捌ける際には、「ありがとう!」と本当に何度も叫んでしまったくらい、
何とも素晴らしいライブでした!



終演後気がつけば、例のグレーTシャツがしっかりドブネズミ色にw
それだけはっちゃけたと言うことですな〜。

馴染みのある空気に勢いのある盛り上がり、
それでいて、少なくとも私の周りはマナーの悪さもなく、
(私の背後で小さなサークルらしきものは出来ていたけれど、
規模も小さく、始終グルグルしていた訳ではないし、
中心で猛烈ヘドバンをするような、味な者もいたのでw、それ程は気にならなかった)
心から楽しいと思えるライブやった。

近くでメンバーの姿を凝視するのもいいけれど、ある程度のスペースを保って自在に暴れるのも、やっぱりいい、と改めて思えた次第。達成感が半端ではない。
それに、ある程度メンバーが見えていれば結構満足やしね。



かつては客層のアレさに辟易、絶望したこともある地元でのライブ、
しかし、その汚名返上には十分過ぎるくらい十分なこの日の公演でした。



さて、私にとって、次回にして、今ツアー最後の公演となるのは、24日の京都磔磔。
恐らく今年のバックホーン納めにもなるであろうこのライブ、
近付くにつれて、楽しみと共に一抹の寂しさがよぎります。

…が、やはり楽しみな気持ちのほうが大きい。
大阪とは打って変わって小さいハコでの凝縮したライブ、
この日とはまた違った形で、しかし存分に楽しめそうです。

は〜や〜く〜来〜い来〜い磔た〜く〜日〜♪
posted by まゆみ at 12:27| Comment(2) | TrackBack(0) | THE BACK HORN | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月09日

(THE BACK HORN 高松レポ)今年は3回もうどんが食べれました

と言う訳で、麺と甘いものをたっぷり詰め込んだ腹を揺すり、向かいましたは会場のオリーブホール(写真1枚目 さりげなく右下にはw)。

開場まではまだ時間があった為か、人はまばらながら、
…また和尚に出会ったww
メンバーと外で遭遇することはないのに、彼とはほぼ百発百中ww
まぁ外に出る頻度も違うし、「見つけやすい」こともあるから余計に、か…ww


そんな和尚を見届けたのち、友人一同とも合流し、やがて開場時刻が来たので入場。
そう言えば、何気に初オリーブホール。
人からBIG CATぽい、と聞いていたけれども、確かにそれっぽい。…フロアのつるっぺた感がww


栄純側がやたら混んでいたこともあり、この日は光舟側へ。
lisaさんを見つけたのでその辺りにお邪魔する。
そうしている内にじゅんぢさんとも再会し(見つけて頂き感謝)、
2人と1匹色々と盛り上がる。ライブ前にして結構テンションがw


この日は開場開演の差が30分なので、程なくして客電が落ちる。
その際の歓声は大きけれど、地域性ゆえか圧迫は緩め。

…と思っていたら、メンバー登場と共に更なる押しがあったw
しかしその時の波で、身体(半身でやや横向き状態)が最前に滑り込めたと言う怪我の功名!

うぉ!初最前!とテンション上がったけれど、
のちに、3年前にも最端ながらも最前にいたことを思い出したw
…まぁ、久々と言うことでw


青いアビス的な照明が、深くステージを穿つ中、影になったメンバーが各々の位置に立つ。
SEが鳴り止み、数拍の間、やや下方を見つめる将司の姿から立ち上るものが、ステージ上の密度を高める。

やがて、重々しい金属的な音が響き、その濃密さがフロアに溢れ出して、

『雷電』

将司の呟きのような歌声で始まり、激しくなる箇所で照明の雷光が翻る。
そこから声も音もビリビリと弾け出し…、そして何より弾けていたのは光舟の身体!

突如激しく暴れ出したその姿を、更に目の前で見られたことによって、
あまりの凄まじさに、心に稲妻が落とされたような感覚に。

柔らかくしなり、軽やかに舞う長身には本当に見とれてしまう。
そして、どこまで開くんだ!と思う開脚ぷりもまた素敵。

『ラフレシア』

花開くイントロとその色の照明が迸り、この曲へ。
名古屋の時にも感じたけれども、ライブだと音源よりも少しモッタリとした感じかも。
粘っこさを増す、と言う意味ではいいのかもしれない。

この曲では、2番Aメロ直後の光舟の指使いをもちろん凝視。
その動きにはもたりや粘り気等皆無でした。

『サニー』

コーヒー色した音が空間に押し寄せ、そしてその場を飲み込んでいった。
色のみならずその熱もまた、広がる。


マツMC…「MONSTER baSH」を「モンスターバッス」と噛み、大・歓・声!!ww
ある種、期待されておりますなw


『再生』

儚くも激しい音の瞬きと共に…ハ イ パ ー 光 舟 タ イ ム!
髪を振り乱し、感情も振り乱して暴れる彼の姿が、波打ち、渦巻く音に何とも映える。
と言うより、もはや音そのもののようやった。

中盤の速く激情的になる箇所にて、マイクを両手で握り締めて叫び上げた将司の姿も印象的。

『罠』

盛り上がりは言うに及ばずw
「手に入れた ものは何?」の部分で、将司が手を掲げる仕草をしてたんやが、
緋色の照明と相俟って、その掌に、「毒林檎」が乗っているようにも見えた。

『カラビンカ』

靄の中から現れた聖鳥の奏でる音が、曼陀羅を描きながら広がる。
空間がやや小さめな分、より重々しく、濃密に響いていたように思う。


栄純と光舟のごはん話は、以前高松に来た際にも行ったと言うカレー屋のお話。
それまで少し落ち込んでいたと言う光舟に、栄純がカレーを奢って元気づけてくれた、と言うのが優しい。

それゆえ少し元気になったのか、
「何か俺のいる位置にすごく埃が落ちてくるんだけどw」
と笑いをとっていたw
それがかのブログにも載っていた埃(主役)ですわよww

そして栄純が「それ見て光舟な〜に散らかしてんだと思った」と突っ込めば、更なる観客の爆笑がww

対して、マツが、
「今年は3回高松に来れまして…3回うどんが食べられました!」
と語ったらば観客…、超・失・笑!!www
さすがマツwww


『晩秋』

MCでは和やかだった空気も、
この季節にピッタリな、愁いを含んだこの曲が、
将司の声によって紡ぎ出されれば、
冷たい風の流れる情景へと移り変わる。

とは言え、朽葉色の照明や、不器用ながらも鼓舞する詞とその歌声には、
十分な温かさも宿っていた。


『ヘッドフォンチルドレン』

静かなベース音が響くセッションの中、振り向いた将司の手には鍵盤ハーモニカ。
マツの「1,2,3!」の掛け声ののちに叩き付けられたこの曲のイントロ。

そして、鍵盤ハーモニカがいとけなくも切ない音を歌い出す。
余談ながら、鍵盤には運指用のシールが貼ってあるとは聞いていたんやが、
この日初めて自分の目で確認できましたw
確かに貼ってありましたww

初め、中央、すなわち将司とマツが照らし出されるような照明になっていて、
何となく、その2人の姿が「部屋の隅っこも宇宙の端っこも」の対比に重なって見えた。

淡々として空虚な雰囲気が空間に満ちるも、
例の掛け合い部分で、マツが「高松!」と煽り、そして皆が応えたらば、
「フゥッ!!」
みたいな感嘆の言葉を漏らしていて、それには少し笑ってしまったw
マツ可愛いよマツ。

『海岸線』

海を渡って来た日(大仰なw)のライブにてこの曲が聴けたことには、共鳴めいたものを感じてしまった。
将司の優しげな、しかし物哀しげな声に、冷たい海風を感じました。

『冬のミルク』

前曲からのこの曲の繋ぎ、秋から冬へ季節の巡るそれは本当に素晴らしかった。

切なさは存分に残しつつも、激情を滲ませた歌が、
冷たさを超えた痛さを胸に投げ付けてきて、思わず悶えてしまったな。

『閉ざされた世界』

「赤く濡れた」照明の中で、音が舞い、そして人が舞う。
曲調の割には観客の流れがやや激しくて、
結局、再び片手意外は最前から押し出されてしまったw


マツMCにて、
「あわよくば、来年のMONSTER baSHでまたお会いしたいと思います!」
と決めたのには、もう凄まじい歓声が。
この日の彼のMCはそう言った「緩急」が効いていて、いい感じでした。


そして、その歓声の熱を保ったままラストスパートへ!


『太陽の仕業』

硬質なセッションを経てこの曲が勢いよくギラつき、唸り出す。
将司の噛み付くような歌声がその熱を更に増していった。

『コバルトブルー』

言わずもがなの大爆発で、非常に高温な炎の青色が空間を染め上げる。
将司もいつも以上にテンションが高かったのか、
「イェー!!」を連呼したり、珍しく「高松ー!!」と地名で煽ったりしていて、
こちらとしてもテンション激増!

しかし、この日の観客は結構大人しめやったんやが、この曲だけはしかとわかるぐらいの大合唱…うーむ。

とは言え、私がこの曲で大興奮しないことはないので、
己が炎をも燃やしながら、目一杯楽しむ。

『戦う君よ』

前曲とは対照的に、烈しく瞬く赤い照明から、この曲が疾り出していく。
勢いよく駆けてはいたものの、終盤はベースのシールドが抜けてしまい、一時音が出なくなっていたことも。

とは言え、落ち着いたそぶりで光舟がそれを再度差し込み、きちんと音が復活したので、
無事に「走り抜け」ることが出来ました。


そしてラスト曲、しかしその前に将司のMCが。

言葉を選び、そして迷い、悩み、「何言おうとしてたか忘れちった」とも呟きながら、それでも、

「ぜってーに負けねぇから」

と力強く断言したのには、本当に、本当に心打たれた。
この一言だけで、この日この場所に来れて本当に良かったと思えるくらいに感動した。

そこからのラスト曲の、

『パレード』

にはグッと来たね。

前に行った名古屋公演では、正直そこまでピンとは来なかった曲やねんけど、
この日は本当にビシビシ来た。

明るく、前向きに、世界を握り潰せそうな、そんな力が湧いてくるように思えた。



そうして歓声の中、一度メンバーは捌けて、5分後くらいにアンコール。
余談ながら、最近は9:1くらいの横分けが主流だったマツの前髪が…、

この日はスダレのように全部前に下りていて、

何処となく少年っぽさを感じてしまったw
マツ可愛いよマ(ry

そんな彼が「もう一暴れして帰りましょう!」と叫び、
「あの魅惑のドラム音」を刻み出す。
もちろんその時点で上がる歓声をも起爆剤にして、

『無限の荒野』

が、大・爆・発!!

迸る音と熱気に身を任せつつも、もちろんしっかりと、

「否 まだだ ここでは死ねない!!」
「我 生きる故 我あり」

と叫び倒す。
最後にしてテンションは絶「高」調!

そしてマツもそうだったのか、またやたらと「フゥーッ!」を連呼していて、
その姿は笑えつつも、とても微笑ましいものでした。



そんな部分も含めて、この日は、もちろんはっちゃけた箇所はたっぷりありつつも、
やや大人しめな空気ゆえもあって、
何かと和む場面も多かったライブでした。

後、前記事に挙げた件と、先述のMCによって、
将司に対して抱いた感動がいつも以上だったことも、良かったと思える公演でしたね。

まぁ、立ち位置的にもちろん仕方ないことではあるんやが、
栄純の姿があまり拝めなかったのだけは少し残念やったけどね。
そしてそのことに対しては、結構物足りなさは感じてしまうもんやな、と。

…うん、つまりは皆大好きなんだろうな、私w



そう言ったことを再確認出来たのも、この日のライブの良かった点かな。
そして何にせよ、楽しかったことには変わりない!




17時半始まりだったので、終わったのは何と19時15分と言う早い時間w
平日ならば、今から始まるくらいの時間よねw
…何ならそこから2回戦に入ってくれても良かったんやがww


まぁそれに突入することもなかったのでw、前記事の色々を経ていざ帰兵!

5月と同じく、みーちゃんさんのお車に便乗させて頂いた。
お疲れのところ、長時間の運転、本当にありがとうございました。

途中、淡路島で明石海峡大橋を望んだりしながら(写真2枚目)、
まったりとした帰路を楽しませて頂いたことにもお礼を。




そうして翌日はZepp Osakaでのライブ!

若干の疲労は抱えていたであろうメンバーと、
もちろんそれを抱えていた私は、さてどうなったのか…、
それは後日の大阪レポでお送り致します。


ひとまず高松お疲れ様でした!




(写真3枚目…高松に向かう船上より 早朝の海の上、えも言われぬ空の色。
写真4枚目…上陸したのち、必然的に通ったJR高松駅。
大きい駅やなと思ったら、入ったところがすぐ改札口でちょっと驚いたw)
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posted by まゆみ at 21:30| Comment(5) | TrackBack(0) | THE BACK HORN | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月26日

(THE BACK HORN 名古屋レポ)なぎう、再来

(前記事からの続き)
※盛大にネタバレしています。ご注意を。




さていよいよ入場し、大阪とは対照的な横長のロビーを通り抜けて、いざフロアへ。
100番台後半だったので、最前以外なら何処へでも行ける状況やったけど、
視界と圧迫を考慮して、とりあえず栄純側のある場所へ。
ステージ上にはTシャツのデザインにもあるイラストの「ASYLUM」フラッグが。


そうして、18時を5分くらい過ぎた辺りで暗転、歓声と共に前に客が押し寄せるが、
その勢いがあまり強くないことに少し安堵。

青く深い照明の中、何処か神聖さを感じるようなSEが流れ、
光と音が空間に重く立ち込める中、メンバーが登場。

将司の挨拶はなく、やや重々しい空気のまま、そこに響いたのは、

『雷電』

のおどろおどろしいイントロ。
一層空気が張り詰める中に、将司の声が淡々と響く。

転じて、凶々しい赤い照明に合わせて楽器の音が激しく響けば、
徐々に空間も色づいていき、そこに栄純の咆哮も加わって、
その光景音景は、まさに花鳥風月地獄絵図な美しさ鮮烈さ。
雷電奔り、空気が燃え上がるよう。

『ラフレシア』

そんな烈しい色合いを花に映してこの曲へ。
粘り気のある将司の歌が、この花の毒々しさと、それゆえの美しさをよく表していた。

サビにて、音も空間も赤々と乱咲すれば、それはエデンの園かはたまた地獄の底か。

『サニー』

ライブが進むにつれて、曲の持つ「色彩」が、徐々に暗くなってくるようでもあり、ギラついてくるようでもあり。

この曲もまた、どす暗い音の中に、将司の破裂する声が鮮やかな炎を上げていて、
そのコントラストにもテンションが上がる。


マツMC、「名古屋熱いですねー」みたいな何とか。


『再生』

前3曲とは転じて、何処か夜空と星を想像させるような音。
将司の声の移り変わりに、星の瞬きの強弱を見た。
そうしてラストサビでは夜明けが広がる。音源通り展開が壮大。

光舟、自分の曲で気合いが入るのか、暴れる暴れる頭振る…!格好いい!

『罠』

夜明けが赤い閃光に塗り潰され、黒い音が闊歩する。
やはりこの曲でのフロア盛り上がりは凄かったけど、
サビ後の静かな部分を合唱するような不粋な輩はいなくてひと安心。

『カラビンカ』

レア曲ながら、ある意味『ラフレシア』と対を成すような(語感や雰囲気)この曲がセトリ入りしたのは、当然っちゃ当然かもしれない。

咲く「極彩色」に対して舞う「極彩色」が、音を妖しく降り注がせていく。

マニヘブではないので、アウトロでのズンビンカ(栄純がカラビン化して踊る)や、
それに伴う将司のギターはなかったけれど、
その分、将司が結構舞っていたような。
…ヤマビンカ、と言っていいんやろうかww

『羽衣』

これまでの鮮やか過ぎる色合いの音とは打って変わって、
柔らかく、透明感のある音が紡がれる。

将司の声が、まさに羽衣のようにゆったりとはためくのはもちろんやけれども、
この曲においては、そんな羽衣を織る機の音のように刻まれる、
マツのドラム音、そしてその姿にやたらと惹かれてしまった。
今ツアー、可能ならば全てマツの見える位置で観たいと思うくらいに。
喋ればああやがw、彼のドラム姿は本当に格好いい。

『ワタボウシ』

ふわり、ゆらりと白い音が徐々に灯っていき、そして静かに深々と降り注ぐ。
ロマンチックで、それでいて厳粛な気持ちにもなる、美し過ぎる音。

将司、やはりラストサビの高音は相当キツいらしく、一部音を下げていた。
ツアー後半ではもしかしたらこの曲なくなるかも…。
それならばそれで、間奏の光舟のベースソロも見届けておきたかった…!
その瞬間、光舟と私の間に人様の頭が…ああああ。

『海岸線』

切なく、もの哀しく爪弾かれる音の風が、青色と愁い色の景色を描いていき、
そしてその中で、将司の声が思い出の頁をめくっていく。
そんな曲に、しみじみと浸る。


この曲の後で皆のMC。珍しく栄純が言い出しっぺやったかな?
彼がしみじみと言った「ありがとうな」の一言に妙に感動。

そんな栄純、前日に光舟とブルースのライブを観にいったらしく、
その、歌詞と音とのギャップ、及びその良さを熱く語る。
自分達の曲もそうでありたいとのこと。
その話の最中に、「な、山ちゃん」と振ったのがやたらと可愛かったw
と言うか「山ちゃん」呼びなんやw…名古屋ならでは、か?w

ここでご飯の話題はいいのか、とマツが促す。
その際にこの話題を「飯シリーズ」と呼んだまでは良かった、
そこに間髪入れず、


メ ス シ リ ン ダ ー


とか続けちゃって、フロアは失笑とポカーンwww

…何かもう、「蛇足」と言う言葉の典型例を見た気分www

まぁとりあえずはマツの言葉を受けて、光舟がご飯について語る。
この日はなーぎーうー、もとい、うなぎ。

…何か光舟、名古屋来るたびにうなぎしか食べてなくない?w
少なくとも、私の記憶にはうなぎしかないぞww


栄純は二日酔いで一緒に行けなかったらしく、その話を聞いて、
「今(ライブ中)うなぎ食べたい」発言w
それを受けて光舟も「うなぎ休憩すっかw」とww
うなぎ休憩って何だww

しかし光舟、MCで結構喋れるようになったな、とひそかに感動。
人前で喋るの苦手、て言うてたのにね。


『冬のミルク』

突如鳴り響いた、胸を衝くイントロに思わず立ち尽くしてしまった私。
この曲の元来の求心力もさることながら…、
私にとっては、「新幹線乗車時のテーマ」であるこの曲を(その理由はわかる人にはわかる)、
まさに新幹線で移動するこの日に聴けたことに、
運命めいたものを感じてしまった。

そんな心を引き裂くように包み込むように、
将司の激情的な声と、切なくも優しい曲が響いた。

【閉ざされた世界】

雪のように、羽根のように、花弁のように、音がはらはらと落ち、
そしてサビで乱舞する。客もまた共に。

その緩急と、やはり曲調と共に移り変わる色合いに惹かれて堪らない。


マツがここで、名古屋での対バン相手が、
尽くバックホーンファンを誉めていたとのことで、ファンに対してお礼を。
そうして、ラストスパートに向けて煽る、煽る!


『ペルソナ』

不穏なセッションから、硬質で激烈なイントロが弾け飛び、
同時にフロアのテンションも弾け飛ぶ。
もちろん私も然り。盛り上がる曲とは思っていたけれど、ライブ映えが想像以上!

疾駆爆発するサビでは、思わずモッシュに飛び込んでしまった程。
またこのサビの曲調が良い!

『コバルトブルー』

前曲で噴火した勢いを、更に青き炎で煽る!煽る!!

爆発が至るところで起きるかのような盛り上がり。

ラストサビの、「俺達はー!!」の箇所で、栄純と光舟が向き合って飛び上がっていた姿に、また何とも気分がアガる。
私自身も以前より、この箇所では飛び上がるクセがあったので、そのKYO-MEIぷりゆえ、更に。
この部分に注目すべし、と前もって伝えてくれていた友人に感謝。ええもん見れましたw

マツが更に、「名古屋ー!!」とか「ヒュー!!」とかwwと煽り、

『戦う君よ』

のイントロが炸裂!
空間を貫く勢いで突き進む曲に、追随すべく観客も疾る!走る!

ラスト部分では、「そう言う曲」以外では珍しく将司がフロアにマイクを向け、合唱状態に。
…曲、覚えていて良かったw(ほんの少しだけ危うかったがww) 朗々と応えさせて頂きました!


そしてラストは、将司が「どうもありがとう」と告げて、

『パレード』

の音が行進を始めた。

こちらもまた朗々と、力強く歌われる。
…が、個豚的には「まだ」そこまでこの曲にグッとは来ず。
ツアーには後3公演行くので、その間に何かしらが開花すればええんやが。


また、そう感じたのは、ラストスパートの所謂「盛り上がり曲」の一連が、
自分にとっては少し物足りなかったから、と言う理由からかもしれない。

別に暴れにだけ来ている訳ではないけれども、
やはり一定の期待はした上で来ている訳なので。
せめてあの中に後1曲、出来れば『ブラックホールバースデイ』辺りが欲しかったかな。
(セトリ落ちしたことで、この曲の偉大さを改めて知った)


そうした、ちょっとした不足感があった為、アンコールにこの曲達が来たのは嬉しかった!

『刃』

「立ち上がれ」のひと声と共に、沸き立つフロアに沸き立つテンション!!
もちろん私も拳と声とモッシュで応酬!

何度聴こうとも、私にとってこの曲は「錆びる」ことがない。
その曇らぬ音の輝きは、あまりに眩しくて、そして勇ましかった。

そして、あまりに馴染み過ぎたドラムの「チャッチャカチャッチャカ…」が響き、その時点で大歓声が。
私は気付かなかったけれど、そうして湧く観客を見て、マツが満面の笑みだったそうw(ニヤーッと言う感じだったらしいがww)

そんなドラム音をバックに、将司が礼を述べ、イントロが響き出して、

『無限の荒野』

こちらも定番になってきた、光舟がベースを持ち上げて煽る姿を経て、曲が爆発する。

この瞬間の高揚っぷりは、こちらもまた決して「乾く」ことがない。
何十回聴こうとも、「アンコール」と言えば私にとってはこれっきゃない。

我を忘れる程に踊りながらサビの合唱では叫び倒し、

「否 まだだ ここでは死ねない!!」

と決まるその瞬間は、もうたとえようもなく幸せ。この時も、そしてこれからもずっと。



そうして最後の最後は大満足!
メンバーへと礼の言葉も自然と出ると言うもの。

さすがに高松みたいに全員がこちらを見てくれる、なんてことはなかったけれども…w、
あ、でもライブ中には、栄純が結構こっちを見てくれていた気がしないでもないw
そしてその時の笑顔がまた素晴らしくて、
たとえそうではなかったとしても、十分幸せではあるのです。


後、私にとってはこれが今ツアー初めでしたが、
今回は、各曲の「色」がしっかりと見え、感じられるようなセトリの組み方だと思いました。

そして、彼らの曲がかくも色彩豊かだと言うことを改めて知れたライブでもありました。
今後の公演も楽しみです。



そうして終演した後は、
意外と汗をかかなかった身体を、
やたらと人が詰まったロビーにて、楽しくないモッシュの中に投じつつ、
何とか退場し、ホッとひと息。

のちに、ライブ中はバラバラだった皆さんと合流し、談笑。

この日初めてお会いしたけろさくさんに、
初対面だと言うのに、お土産のすだちジュースと和三盆干菓子(写真1枚目)を頂いてしまい、恐縮の至り。

…でも美味しく頂きましたw ありがとうございました!


その後、皆さんは飲みにいくとのことでしたが、
私は給料日前の極貧状態だった為、泣く泣くそちらは辞退して帰途へ。
(本当は安いものを食べて帰るつもりやったが、目当てが尽く店じまいしていた…)

せめて名物のナナちゃん(写真2枚目)を拝んできましたw

…ところで、写真ではドラゴンズのユニフォーム姿ですが、
ライブ前の夕方に見た段階では、ピンクのドレス姿でして…早着替えにも程があるwww



…さて、1ヶ月で2回名古屋に来てみた訳ですが、
結構心地良い空気で(場合によってはむしろ関西よりも)、
客層も、少なくとも私の周りには「…」な輩もいなかった為、
居心地はいいことが判明しました。 美味しいものは美味しいしw

もしかしたら、これからは頻繁に来ることになるかもしれませぬ。
とりあえずは11月19日…今は、行く方向で考えています。
…その際は、またシロノワール食べようかなww
(一応、大阪の本町にもコメダはあるんやけどねw)
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posted by まゆみ at 17:58| Comment(3) | TrackBack(0) | THE BACK HORN | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月15日

from ASYLUM to ...

フラゲしました【THE BACK HORN】のニューアルバム『アサイラム』。


とりあえず、ジャケットがカオスですねw(写真1枚目)。
ジッと見ていると、いい意味で気持ち悪くなってきますな。


さて、そんな中身のほうを軽くレポ。
もちろん大いにネタバレですし、
そして、あまりいいことばかり書いている訳ではありません。

そう言った点に思うところがある方の閲覧はご注意くださいね。



『雷電』

お久しぶりですw
約9ヶ月ぶりの再会ですな〜。
あの時はゆっくりと味わえず、「お経」と言うイメージが強く残ったんやけど…、
改めて聴くと、想像に増してお経でしたw

怪し過ぎる音が煙となって立ち上り、難解な単語の歌詞が一つ一つ灯っていくイメージ。
そしてサビで爛々と燃え盛るそれら…イイ!
「花よ鳥よ風よ月よ〜」の部分がかなり好きやな。
後、「(仮)」の読み方が「カッコカリカッコトジ」なのが、何か少し面白かったw

音の重厚感に加えて、ギターソロ格好良かった。


『ラフレシア』

これは…イントロからビビッと来ましたよ。
この、格好良くてどこか懐かしいメロディーはヤバいね!

淫らさと神秘性を同居させ、更に力強く押し出す曲調…一発でハマってしまった。
ライブで「オーオー」言いたい!

そして「体温はあきらめない」と言うフレーズ懐かしいな。


『再生』

曲調の変化が最も目まぐるしいですな〜。
しかし、「光舟節」がありありと出ているのは、感覚でピンと来た。
硬質でやや疾走、そして少し退廃感がある感じね。

そして今回は、彼の好きな【envy】要素も少し入っていると思った。

…しかし、ラストサビの音は、一瞬【HAWAIIAN6】の『An Apple Of Discord』(もしくは『CROSS OF SADNESS』)かと思たぞw


『羽衣』

イントロのベースのうねりから、美しいギターと歌に移り変わる部分がいいね。

やや明るくした『さざめくハイウェイ』と言った感じで(それゆえ、ドラム音もいい感じ)、
バックホーンには結構珍しい曲調かもしれない。

浮遊感のある曲の中に、空想的な光景がパッと思い描ける辺り、
ちょっと【ACIDMAN】ぽいとも思ったな。
もちろんバックホーンのこの曲のほうが、「素朴な」美しさがあるように思う(良くも悪くも)。


『海岸線』

前曲が素朴なのに比べて、こちらはやや洗練されたイメージ。
特にイントロが良くも悪くも美しくて驚いた。
(【THE JETZEJOHNSON】の『Opus And Mayverse』のイントロかと思たぞw)

曲のイメージとしては、速さを増した『水芭蕉』。
それと同じく、季節の風景を感じられる曲だとも。
そして、夏の切なさをも同様に感じられる曲だとも。


『ペルソナ』

荒々しいねゴリゴリですね〜。
将司曲でこう言うテイストは珍しいのでは。
サビでバリバリにモッシュ出来そうですね。
赤黒い『フロイデ』の色を、青黒くしたような感触を受けたな。
楽器音の唸りは素晴らしい。


『太陽の仕業』

最近、将司は早口歌詞にハマってるんでしょうかw
『警鐘』のそれは結構好みやねんけど…、何かこちらは今はあまりハマらんなぁ。
サビまでを早口仕様にしているから落ち着かんのかしら?

結構咆哮要素が入っているのはええんやけど、
この歌詞、この曲調ならば、『楽園』テイストで聴きたいと思ったのが本音。


『汚れなき涙』

これはバラード枠になるんやろうか。
何気に、このアルバムの中で最もエモーショナルな感じがする。

曲全体には冷たい空気が漂いつつも、その芯は熱く熱く燃え盛っているような雰囲気。
ライブでその感覚を直に味わってみたい。

聴いた時、曲調に懐かしさを感じたのは、
一部の【浜崎あゆみ】曲要素を感じたからかもしれない。
楽器音もまたそれに近い気がする。


『パレード』

率直に申し上げますと…ええ、【GLAY】かと思いましたw
全体的な感じもそうやけど、
特に「ここは〜」の歌い出しや、
「長いトンネルを抜けて〜」の部分には、ますますその要素を感じてしまったw

そして曲自体は『理想』ポジションかしらね。
…なので、ライブでの化け待ち。




総評…個々の曲は、それぞれに趣向が凝らされていていいと思います。

ただ、アルバムとした単位で見た場合に、

・音はやや重めの、勢いがある系に偏りがち

・対して、歌詞は語彙は良けれども、最終的には前向き方向に偏りがち
(前向きがダメなのではなくて、最近の曲で言うならば、『白夜』や『人間』『パラノイア』のようなカオティック要素の歌詞も欲しいと言うこと。
あまりに「突き進め」的な要素が多い)

と言う辺りが、バランスとしてはどうかな、と思ったのが正直なところ。

後、先の個々曲の感想でも、「〜ぽい」と言う意見をやたらと出したけれども、
それはそれだけ他から受けた影響を活かしていると言う証で、むしろ素晴らしいこと。
実際、これまでなかったようなフレーズもあったりするしね。

ただ、それらを消化吸収する際に、あまりに色々なものを吸収しようとし過ぎて、
ほんの少しだけ消化不良を起こした感も否めない。

そしてその消化不良による不調が、自分達の持ち味を、少しばかり減少させる要因になったように思えてしまう。

それが、先に述べた「偏り」(従来のバックホーンのアルバムに比べれば顕著かと)と言う形になってしまったのではないだろうか。

要は、新しく手にしたものを使うことを第一にしたが為に、
自分達の元から持っていた持ち味を工夫することが少しだけ疎かになったのかもしれない。
(していないとは決して言いません)

結果、真っ先に出てくる「得意分野」が大々的に前面に出てしまい、
それゆえ、少しばかり偏ったイメージになってしまったのかもしれないね。


しかし、消化吸収力なんてどんどんこれから高められるもの。
今はまだ全部は消化しきれていないかもしれないけれど、
いずれ、完全に吸収できるようになった際には、
それもまた自分達の「得意分野」となり、更なる曲作りのバリエーションが増えることやろう。

そしてその際には「〜ぽい」ではなく、
「THE BACK HORNらしい」と言う表現がなされることやろう。


そう言った、更なる飛躍の可能性を感じさせると言う点では、
これはまたとないアルバムだと思います。
『アサイラム』に乾杯。


そして、あれこれ言いつつ、結局ライブは楽しみな私でありましたw
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posted by まゆみ at 08:03| Comment(0) | TrackBack(0) | THE BACK HORN | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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